2023年5月3日(水)付

サントリー 水づくり発信1年 10日から記念ツアー 大町の体験施設1万3000人

 「サントリー天然水北アルプス」を製造する大町市常盤西山の「北アルプス信濃の森工場」(サントリープロダクツ運営)のブランド体験型施設は14日、開業から1周年を迎える。コロナ禍の船出だったが、昨年度(5〜11月)は延べ1万3000人が来場。水づくりを通し北アの魅力を発信してきた。節目を記念し今月10〜21日は、工場のスタッフが直接来場者を案内する1周年記念特別ツアーを実施する。
 記念ツアーは通常のツアーに加え、技師長などのスタッフが解説。汲み上げた水をいかに自然のまま安心安全に消費者に届けるか、現場の工夫と思いを生の声で伝える。
こいのぼり 山からの風に泳ぐ 白馬・小谷 若者有志ら飾る

 5月5日の「端午の節句」を前に、白馬村と小谷村では住民有志により「こいのぼり」が飾られ、山からの風を受けて元気よく泳いでいる。大型連休中ということもあり、大勢の観光客や地域住民が気持ち良さそうに泳ぐ姿を眺め、季節の風物詩を楽しんでいる。
 白馬村の平川では4年ぶりにこいのぼりの川渡しが登場。小谷村中土では、若者有志で構成する「中谷ピチピチ団」が中土交流センターやまつばきに飾り付けた。(写真は白馬村の平川に架かるこいのぼり)
クラフトビール拡大へ新工場 白馬のreth 安定供給 CF支援募る

 小谷村栂池高原でクラフトビール醸造所を運営する「reth」(白馬村)は、生産規模の拡大と缶のクラフトビール製造に向け、新工場を建設する。昨年の開業以降、ビールが品薄状態になる時期があったため、今後を見越した安定供給を図る。新設に向けクラウドファンディング(CF)を実施しており、支援を募っている。
 同社は昨年9月、栂池高原スキー場鐘の鳴る丘ゲレンデ前にパブ併設の醸造所を開業し「HAKUBACRAFT」の名称でクラフトビール販売を始めた。飲食店や小売店と瓶ビールの取り引きも開始したが、需要拡大により冬季に品薄状態が続いていた。
 現在の生産量は月に約2400gで、新工場では10倍の規模にする計画。工場見学や試飲ができるスペースも検討する。今年の冬の稼働を目指す。
歩行や自転車 交通指導 大町西小 全校児童に安全教室

 大町市の大町西小学校(井口博司校長、児童数258人)で4月25日、全校児童を対象とした交通安全教室が開かれた。大町署員や市の交通安全指導員が来校。校庭の模擬道路や実際の公道で、歩行や自転車の乗り方の実践的な指導を実施し、児童の交通安全意識を高めた。
 1、2年生は異学年でペアを組み、学校周辺の通学路を歩いた。交通量の多い信号のある交差点では、一時停止や左右確認の手の上げ方などをしっかりと教わった。
 3年生以上は自宅から自転車を持ち寄り、3年生が校庭の模擬道路、4年生以上は学校周辺の公道にも出て、自転車乗りの実地練習を行った。
慎太郎祭 4年ぶりに祭典 6月4日針ノ木雪渓で 記念登山3コースも

 夏山の北アルプスの安全祈願を兼ねたイベント「第66回針ノ木岳慎太郎祭」が6月4日、日本三大雪渓のひとつ針ノ木雪渓(大町市)で開かれる。コロナ禍の影響で、記念登山や雪渓での祭典実施は4年ぶりとなる。小雨決行(順延なし)。申し込み期限は5月31日。
 同祭は、大町市内で旅館對山舘を営みながら登山ルートの整備などに尽力した百瀬慎郎(1892〜1949)の功績をたたえ、大正6年に結成された大町登山案内人組合が中心となって始まった。夏山の開山と合わせて毎年6月の第1日曜日に行われている。(写真は2017年に行われた慎太郎祭の神事)
GWは山博≠ナ楽しもう 大町 「付属園まつり」6日まで

 大町市の大町山岳博物館で2日、恒例の付属園まつりが始まった。6日までの期間中、クイズラリーや動物観察ツアー、ライチョウガイドなどを実施。3日と5日には市キャラクター「おおまぴょん」が付属園に登場し、来場者と触れ合う。
 初日は北アルプスが良く見える晴れた日となり、博物館や付属園には大勢の観光客らが来場。カモシカやニホンライチョウなどを観察していた。
 付属園では今年からカモシカの「ナグリ」が仲間入り。鈴木啓助館長は「コロナも落ち着いたので多くの人に来場してほしい。新しい子も見てもらえれば」と話していた。
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