2023年５月12日付

2023年５月12日(金)付

街歩き交流大町移住促進　北アルプスユーアイ会有志が「きっかけツアー」

　大町市や近隣地域の有志でつくる「北アルプスユーアイ会」（前川浩一会長）は7日、「信濃大町移住きっかけツアー」をＪＲ信濃大町駅周辺で初開催した。移住を検討する観光客など6組9人が参加。大型連休最終日に合わせて実施した。半日間の街歩きと先輩移住者らとの交流で大町を満喫した。
　ツアーは、市主催の移住体験ツアーが唯一ない春に合わせて初めて企画された。

水道料金引き上げ検討　白馬村施設老朽化･人口減少で

　人口減小や施設の老朽化などを背景に、白馬村が上下水道料金の引き上げを検討している。将来を見据えた健全経営基盤の構築を図るとし、料金改定に向け、丸山俊郎村長は4月、村上下水道事業経営審議会（会長＝杉山茂美・白馬商工会長）に諮問。審議会では料金水準や体系などを協議し、本年度中に答申をまとめる。
　村の1カ月の水道料金は、一般住宅で使用水量10立方㍍2200円（税込み、口径13㍉）、下水道使用料は同1870円。水道料金は昭和59年の改定以降、下水道使用料は平成5年の供用開始以降据え置かれている（消費増税を除く）。

残雪の北ア「水鏡」に映え　大北北部間もなく田植え

　大北地域北部で田植えの季節を迎えつつある。水が張られた田んぼに残雪の北アルプスが映り込む「水鏡」が見られ、白馬村では11日朝、白馬三山や唐松岳などがくっきりと水鏡に映り、雲一つない青空と織りなす美しい景色を見せていた。
　地域では田起こしや代かきが始まっている。

横澤はま氏初の女性議長　池田町議会副議長は和澤忠志氏

　池田町議会は11日、改選後初となる臨時会を開いた。正副議長選挙を行い、議長に横澤はま氏（76）＝無所属・3期・池田吾妻町＝、副議長に和澤忠志氏（74）＝無所属・4期・会染花見＝を選出した。町では初の女性議長となる。任期は申し合わせで2年間。
　横澤氏は就任にあたり「町民の期待と責任は重い。〝和〟することを大切に団結し、町民の声をくみ取って行政とともに町の発展と町民福祉の向上に努めたい」と抱負を述べた。

昔の着物老夫婦人形に　大町八坂公民館で講習会

　大町市八坂公民館の令和5年度地域文化伝承事業「八坂塾」の一環として、公民館で「創作人形作り」が開かれている。小谷村在住の近江さつ子さんを講師に、家庭に眠る昔の着物生地をリメイクし、老夫婦の人形を制作。ものづくりの楽しみと、癒やしの時間を過ごしている。
　参加者は「眠ったままとなっている形見の着物が、こういう形でよみがえってくれてうれしい」と話し、針を動かしながら思い出話に花を咲かせていた。

事故防止パトロールや啓発　春の交通安全運動関係団体大町で合同出発式

　「春の全国交通安全運動」初日の11日、県交通安全運動推進北アルプス地方部は、関係団体による合同出発式を大町市文化会館駐車場で開いた。管内大北地域の警察署や市町村、交通安全協会などから約60人が出席し、交通事故の防止に向けて決意を新たにした。
　出発式では大町署交通課の市川透課長が、本年度から努力義務化された自転車乗車時のヘルメット着用など運動の重要項目を説明。警察車両や広報車がパトロールや啓発活動に向け出発していった。

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