2023年5月20日(土)付

競おう運動参加率 31日「チャレンジデー」大町市VS 愛知県扶桑町 本番に向けエール交換

 全国の自治体が住民のスポーツへの参加率を競い合う「チャレンジデー」で、大町市と対戦相手の愛知県扶桑町が19日、互いの健闘を願いエール交換した。地域の誇りを賭けた熱戦の火ぶたが切って落とされ、31日のイベント当日に向けて、住民への周知活動が本格化している。敗者は勝者の市町村旗を庁舎に掲げるルールだ。
 イベントは国民の健康増進を目指し、運動を習慣化させるきっかけづくりとして笹川スポーツ財団が主催。31回の今年は最後の開催となり、全国から67市町村が参加する。
 初参加の大町市は体育協会やシニアクラブ連合会などと実行委員会を組織。大町中学校での「ラジオ体操」や「そば切り音頭」を皮切りに、運動教室やトレーニング、交流会などさまざまな企画を用意する。参加者には市のマスコット「おおまぴょん」のクリアファイルをプレゼントする。
交通安全願い反射グッズ 大町の田中屋 おおまぴょんホルダー園児に

 大町銘菓「雷鳥の里」や大町市キャラクター「おおまぴょん」のグッズ製造や販売・卸売を手がける、有限会社・田中屋(曽根原光重代表取締役)が5月から、新商品「おおまぴょん反射キーホルダー」の販売を始めた。地元園児の交通安全に役立ててもらおうと、市内の保育園と認定こども園全員分520個を無料配布した。
 17日は開発を担当した同社の高野広司常務取締役と、牛越徹市長、おおまぴょんが大町のはなのき保育園を訪れ、年長児26人が出席して寄贈式が行われた。
小谷村小中給食費無償化へ 国に先行 7月から 議員からは賛否の声

 小谷村の中村義明村長が公約で掲げた小中学生の給食費無償化について、村は19日、本年度一般会計補正予算案に一般財源から770万円を計上し、7月から実施すると村議会全員協議会で説明した。政府の少子化対策のたたき台に給食費無償化が盛り込まれることなどを背景に、国に先行して行うと報告。6月定例会で議案を提出する。議員の意見は賛否で分かれ、可決されるかは不透明だ。
 中村村長は再選した4月の村長選で給食費無償化を公約に掲げていた。国が無償化の方針を示しているとして「公約で訴えかけてきた。実現に向け先行してやりたい」と強調。議員からは、保護者からの要望も多いと賛同する声があった一方、公約だからやるという前提を疑問視する意見や、村の子育て支援は充実しており、実施は国の決定を待つべきとする指摘もあった。
事業承継セミナー6月から 白馬商工会 総代会で事業計画

 白馬村の白馬商工会は19日、本年度の通常総代会を村多目的研修会施設で開いた。委任状出席を含め会員71人が出席し、本年度の事業計画や予算を決めた。後継者に事業を引き継ぐ「事業承継」セミナーと個別相談会を6月から開催。秋には同商工会法制化60周年を記念した式典と講演会を計画する。
 本年度は、事業承継に悩む経営者に向けた事業を実施。起業を考えている人を対象とした「白馬創業塾」も引き続き開催する。
北安18校でプロが演奏披露 初回は池田小 4年ぶり音楽鑑賞会

 令和5年度北安曇郡小・中・養護学校音楽鑑賞会(北安曇音楽鑑賞委員会主催)が、郡内18の学校で開かれている。初回となった15日、吹奏楽団「日本ウインドアンサンブル〈桃太郎バンド〉」が、池田町の池田小学校(工藤美恵校長、児童185人)を訪れ、音楽の魅力や楽しさを伝えた。
 弦楽器と打楽器の紹介を行い、クラシックや組曲、ディズニー、ラテンなど、バラエティーに富んだ親しみやすい曲を演奏した。競技用BGMとしておなじみの曲「天国と地獄」の演奏とともに、指揮者体験が行われた。児童2人と教員が挑戦し、果敢にタクトを振るった。
台湾で誘客 北アPRへ 山麓育ち実行委 6月向け訪問団結成

 県や大北地域の市町村などでつくる「北アルプス山麓育ちin首都圏実行委員会」は17日、大町市の県大町合同庁舎で会合を開き、管内ホテルや観光事業者らで「長野県北アルプス山麓台湾国訪問団」を結成した。来月に計画している台湾での観光や学習旅行のプロモーション活動に向けた組織結成で、コロナ禍明けの観光産業活性化に向けて、北アルプス地域のPRなどに決意を新たにした。
 プロモーションは6月8日から15日にかけて実施。大北地域のホテルや観光施設などの関係者約20人が、台湾を代表する旅行エージェントや学校旅行担当教員を対象に現地で誘客プロモーションを行う。
トップページ 5月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2023 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.