2023年5月24日(水)付

ランテラスに芝生広場を 大町 作業に汗 市民憩いの場に

 大町市平二ツ屋のトレイルランニング等の拠点施設・ランテラス信濃大町(上田智夫代表)で21日、芝生張りの作業が行われた。グラウンドに芝生の広場を作り、市民が憩う公園として多面的に活用するための取り組みがスタートした。
 作業には市内外から約20人が参加。グラウンド内の約1000平方bに、1万枚の芝を力を合わせて並べ、目地砂をかけた。作業はスムーズに進み、一面に緑地が広がった。
 上田代表は「市内には伸び伸び遊べる場所が少ない。イベントで多目的に使うほか、市民の方の憩いの場所として活用していけたら」と話していた。
白馬の未来を考え交流 まちづくり団体「百馬力」 集会に村内外から120人

 白馬村のまちづくり団体「百馬力」は22日夜、白馬の未来を考える「第10回百馬力集会」をJR白馬駅前の藤屋食堂で開いた。約1年半ぶりの開催で、地域で活動している住民やまちづくりに関心のある人など村内外から約120人が参加。地域を盛り上げるさまざまな取り組みにアイデアを出し合い、楽しく住みやすい地域づくりを考えるとともに、参加者同士の交流の輪を広げた。
 今年で設立8年目で、これまで集会やシンポジウムを開いてきた。集会は、プレゼンターが紹介する取り組みや企画、課題に対し参加者がアイデアを出し合う形式で開催。今回は4団体が登壇した。
ドローン資格取得を 小谷 「協会」が始動 操縦法学ぶ

 山に囲まれた小谷村でドローン(無人航空機)の基礎知識や操縦方法を学ぶ一般社団法人「北アルプスドローン協会」が5月から始動した。昨年12月に始まったドローン操縦の国家資格取得に対応したスクール運営などを実施する予定。代表の相澤恭介さん(34)=南雨中=は「しっかりとした知識と資格を得た上でドローンを楽しんでほしい」と話している。
 地域の自然を生かしたコンテンツのひとつとしてドローン事業に着目し、準備を進めてきた。中土観光交流センターを主会場に活動。村内の提携したスポットでドローンを持ち込んで撮影飛行ができる事業も展開する。
親子 泥にまみれ田植え ちひろ公園 作業の合間に「おこひる」も

 松川村の安曇野ちひろ公園の田んぼで20日、恒例の田植えが行われた。村内外から子ども連れなど33人が参加し、泥の感触を味わいながら、コシヒカリの苗を手植えした。無農薬有機栽培の米農家・高橋克弥さん(29)=同村緑町=が「田んぼの先生」となり、手ほどきした。
 裸足になった参加者らは田んぼに入り、目印に合わせて次々と苗を植えていった。カエルやアメンボと触れ合い、ミズカマキリも発見した。
 園の運営をサポートする榛葉良子さん(74)が、集落全員で参加していたという一昔前の農作業について話し、作業の合間に食べていた「おこひる」について紹介した。
「人権の花」育て思いやり 啓発活動ネット 大町西・北小で贈呈式

 松本・木曽・大町地域人権啓発活動ネットワーク協議会は今年、大町市の大町西・大町北の2つの小学校で「人権の花」贈呈式を行った。大町西小学校では19日に、全校258人が集う体育館で開かれ、花苗やプランターなどが代表児童に手渡された。
 人権の花運動は、協力して植物を育てることによって生命の尊さを実感し、優しさと思いやりの心を体得してほしいと昭和57年度から続く法務省による地方委託の啓発運動で、大町市では市人権擁護委員(中村祐子会長)が届ける。
段ボールベッドで仮眠確保 大阪のメーカー 北ア消防に20台寄贈

 大阪府八尾市の段ボールメーカー「Jパックス」(水谷嘉浩代表取締役)が22日、大町市の北アルプス広域消防本部に自社製品の段ボールベッド20台を寄贈した。今夏から始まる庁舎改築に伴う職員の仮眠確保のために苦慮していたところ、職員が研修でしっかりと体を休めることのできる段ボールベッドの存在を知り、長野県災害時支援ネットワークの古越武彦さんを通じて同社から寄贈が決まった。
 ベッドは24個のパーツで小箱を組み立て、その小箱が4つ入る大箱を6セット作り、並べて付属のマットレスを敷くつくり。完成すると幅90a、長さ190a、高さ35aの大きさとなり、車いすの人でも楽に横移動できる。
 職員が実際に使用することで、段ボールベッドの利点を住民や市町村の防災担当者に伝える。地域の防災意識向上にも役立てる。
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