2023年6月8日(木)付

高校生商店≠ナ販売体験 大町 中高生起業体験プログラム 「未来をつくるアントレ部」発足

 大町市で中高生向きの起業体験プログラムの開発・運営に取り組む「北アルプスYouthEntre実行委員会」(下條春菜実行委員長)が本年度、「未来をつくるアントレ部」を発足させた。8月11日に国営アルプスあづみの公園大町・松川地区を会場に、全国で話題の販売体験プログラム「マエカブ高校生商店」を開催する。
 マエカブ高校生商店は、校外の場所を借りて、株式発行、商品選定・仕入れ・販売、利益計算までを行うプログラム。実体験でビジネスのプロセスを理解することを目的としている。
 大町公民館分室で3日、初の企画会議が行われ、「お客さまも自分たちも楽しみつつ、外からの観光客を増やして大町の魅力を知ってもらいたい!」というチーム目的を決めた。
八坂の棚田でお田植え=@大町 世代超え「田んぼにまな部」

 大町市八坂梨平下の棚田「菖蒲平」で6日、「お田植えまつり」が開かれた。みそづくりや餅つき、野沢菜漬けなどの農産物加工を楽しく伝承しようと世代を超えて集う「やさか里べり学校」の部活動として発足した「田んぼにまな部」(ジェニー・三根代表)が主催し、初めての田植えに取り組んだ。
 部員は現在10人ほどで、この日は市社会福祉協議会で農福連携に取り組む利用者など3人も手伝いに駆けつけた。経験のある人らが糸の印を用意し、糸に沿って皆で丁寧に手作業で稚苗を植え付けた。子どもたちも素足で田に入り泥まみれで手伝いを楽しんだ。
登山遠足がんばって歩いたよ 信学会白馬幼稚園 どんぐり展望台でお弁当

 白馬村の信学会白馬幼稚園は7日、登山遠足を行った。村内を見渡せるどんぐり区の「どんぐりパノラマ展望台」を目的地に、園児たちはリュックサックを背負って山道や道路を歩いた。青空が広がる遠足日和となり、気持ちの良い汗を流しながら一生懸命足を動かし、展望台に到着。お弁当を広げ「とってもおいしい」と頬張っていた。
 年長組はどんぐり区の入口近くから、年中・年少組は途中からスタートし、初夏の自然を感じながら歩いた。
3年ぶり本格開催 水ばしょう祭り 栂池で10・11日

 小谷村観光連盟は10日と11日、栂池自然園で「水ばしょう祭り」を開く。本格的な開催は3年ぶりで、振る舞いやアルプホルンの演奏、記念品のプレゼントなど、多彩な催しで来場者をもてなす。
 今年は例年より早くミズバショウが見頃を迎えた。自然園まで行くゴンドラリフトとロープウエーは3日と4日に早期運行しており、10日から本格的に営業を開始する。
軍医の残した戦争の実態 池田の東山包美術館30日まで・上原良司生誕100年記念特別展 大町出身 故・小野彰氏の作品展

 太平洋戦争中に軍医として戦地に赴き、戦争の実態を絵と短歌で残した大町市出身の故・小野彰氏の作品展「淡煙〜異彩の軍医小野彰展」が30日まで、池田町の安曇野東山包美術館で開かれている。同戦争で「所感」を残し、特攻隊員として戦死した池田町出身の上原良司(1922〜45年)の生誕100年を記念した特別展。自由と平和な世界を願う思いを、良司ゆかりの地から発信する。
 小野氏は1910年に同市に生まれ、東京帝国大学医学部を卒業。42年に第55師団第1野戦病院院長として、ビルマやニューギニアなどで勤務。終戦でイギリス軍の捕虜となった後、帰国。46年に同市で内科医院を開業した。
 作品は、復員するまでの間、独学の短歌や絵を、軍から支給されたはがきに木炭や赤チンなどを使ってしたためたもの。58年に自費出版した『淡煙』に掲載された。
子どもも楽しいピザ作り 大町 北アブルワリー イベント盛況

 大町市大町上仲町でクラフトビールを製造・販売する「北アルプスブルワリー」は3日、イベント「CRAFT SPECIAL DAY」を開いた。子どもたちが楽しめる初企画のピザ作り体験会などが行われ、ビール愛好家から家族連れまで多数が来場し、イベントを楽しんだ。
 東京のクラフトホットソース専門店「HotSauce Bar」がポップアップショップを出展。厳選した無添加クラフトホットソース20種以上を紹介した。
 初企画の子ども向けピザ作り体験会では、子どもたちがたっぷりのコーンとベーコン、チーズを乗せたピザ生地に、マイルドな種類のホットソースをかけ、ポータブルガスオーブンでピザを香ばしく焼き上げた。
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