2023年7月2日(日)付

地域の魅力森林資源知る 大町市 芸術祭向け「まほろば塾」

 大町市で来年秋に開催される「北アルプス国際芸術祭2024」を前に、市を主体とする実行委員会(実行委員長・牛越徹市長)は1日、地域の魅力を学ぶ初めての「北アルプスまほろば塾」を平公民館で開いた。市民ら約80人が来場し、東京おもちゃ美術館長で木育に取り組む多田千尋さんを講師に、地域の森林資源への理解を深めた。
 多田さんは「赤ちゃんが最初に触れる芸術はおもちゃ」と訴え、国内の職人が国産材で制作した木育おもちゃを紹介。「国産の木製おもちゃはわずか1?2%。長野は面積の7割を森林が占める。木育のフロントランナーになってほしい」と、森林資源のさらなる活用を呼び掛けた。
木崎湖畔で大町の魅力満喫 2日まで 初の大型イベント

 大町市の仁科三湖周辺でリゾートエリアづくりに取り組む、木崎湖地域創生協議会は1日と2日、初の大型イベント「LAKESIDER(レイク・サイダー)」を木崎湖北岸の特設会場で開いている。来場者が湖畔に整備された白い砂浜から湖の景観を眺めながら、地元グルメやアウトドアサウナを楽しむなど、大町の魅力を満喫している。
 会場には市内のクラフトビールや大町産リンゴを醸造したお酒、地元食材を使った料理などのブースが並んだ。来場者は料理に舌鼓を打ちながら、リゾート気分を味わっていた。
日暮れ 水路に光の群舞 大町常盤 「高瀬川ホタルの里」観賞会

 梅雨晴れの蒸し暑い日暮れ後、水路の周りの草むらにホタルの小さな光が一つ、二つ、見え始め、やがて、ゆらゆら揺れる光の群舞が現れる。
 写真は大町市の最高気温が29・8度となった6月29日、市内常盤上一の「高瀬川ホタルの里」で撮影。
 一帯は高瀬川ホタルの里保存会(北沢学会長)が、高瀬川河川敷の手掘りの水路と周辺を整備する。見頃は例年7月中旬頃まで。
農業情勢や課題 意見交換 県内19市の農業委 大町で総会

 長野県19市農業委員会協議会は6月22日と23日、大町市内で通常総会を開いた。年2回各地で開催し、同市での開催は平成25年以来10年ぶり。各市の農業委員会会長など55人が参加し、本年度事業計画や予算の審議とともに、講演会や視察も行い、県内の農業情勢や課題などを確認した。
 委員は、農地法の解釈や課題について話し合ったり、最低耕作面積の下限面積撤廃への対応や、委員が現地確認する農地パトロールについて県農政部などのアドバイザーを交えた意見交換も行った。
建設職人住民と触れ合う 管内各地でボランティア 大北建設労働組合住宅デー

 大北地域の建設職人でつくる大北建設労働組合は6月25日、令和5年度の「住宅デー」を管内各地で開催した。大北各地の職人たちが包丁研ぎなどのボランティアで身近な地域の住民と触れ合った。
 大町市内(大町・常盤・平・美麻)や池田町・松川村では、大型店舗や公共施設を会場にブースを設置。包丁や鎌の研磨サービスを行い、職人の技術で奉仕した。白馬村の小中学校や大町市内の独居老人宅の補修ボラも行った。
25年の節目祝うウイング21 白馬 ゆかりの奏者 記念コンサート

 白馬村北城のウイング21で1日、開館25周年を記念したコンサート(白馬ウイング21芸術文化シリーズ実行委員会主催)が開かれた。来場者約160人が村ゆかりのバイオリニスト・澤和樹さんらの演奏を楽しみながら、地域の文化振興を担う施設の節目を祝った。
 澤さんは東京芸術大学の学長などを歴任し、過去には「NAGANO国際音楽祭in白馬」に出演。コンサートでは妻のピアニスト・蓼沼恵美子さんと娘のバイオリニスト・澤亜樹さんと家族で共演。クラシックの名曲や日本の童謡などを演奏した。
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