2023年7月15日(土)付

児童が考え避難所設計=@大町南小5年 1泊2日の防災キャンプ

 大町市の大町南小学校5年生39人は12日と13日、同校体育館で1泊2日の宿泊学習「防災キャンプ」を実施した。段ボールを使って自作の避難所開設体験や防災食の夕飯作りなどを通じ、学校が避難所になった場合の行動や暮らしについて理解を深め、防災意識を高めた。
 12日午前中は、日本赤十字社長野県支部の原秀正推進委員の講義を受け、グループに分かれ相談しながら「自分たちの避難所設計図」を作成。災害時における避難所で、快適な個の空間を確保する「パーテーション」「ベッド」「トイレ」を段ボールで自作した。
 2日目は北陽建設の社員が来校し、防災学習を実施。土砂災害から安心安全の暮らしを守る事業について学んだ。
分身ロボットで遠隔交流 白馬南小6年生 未来の可能性考える

 白馬村の白馬南小学校で14日、遠隔からコミュニケーションできる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」について学ぶ授業が行われた。6年生15人が、オリヒメを通じて県外にいる人と交流したり、開発の経緯や活用事例などを聞き、さまざまな理由や問題を抱えている人でも活躍できる技術や未来の可能性に考えを深めた。
 オリヒメはカメラとマイクを搭載し、難病や障がいなど身体的な理由や単身赴任などで距離が離れた場所にいる人の分身として遠隔操作で会話できるロボット。
 授業では、オリヒメを通じて埼玉県在住の坂田愛さんと交流。小学3年生でリウマチを発症し、現在も闘病しているが「一人でいるけどみんなの顔が見れる。オリヒメでいろいろなチャンスが生まれる」と可能性を話した。
移住目線 地域の魅力発信 池田・松川の地域おこし協力隊 あづみ野FMに番組

 池田町・松川村など安曇平で視聴できるコミュニティーFM・あづみ野エフエム放送(76・1MHz、安曇野市)で7月から始まった新番組「安曇平夕風(あずみだいらゆうかぜ)」(毎週月曜日午後4時放送)内に、池田町と松川村それぞれの地域おこし協力隊がコーナーを持った。移住者目線から、地域の魅力を紹介している。
 番組では4時25分から松川村の提供による「まつかわむLIFE」、41分から池田町の提供による「ゆるっと池田暮らし」というコーナーを各15分間で放送している。
 まつかわむLIFEは、地域おこし協力隊の隈本杜雪さんが他の協力隊を順に紹介していくスタイル。ゆるっと池田暮らしでは、地域おこし協力隊の西山友樹さんが町の魅力を紹介している。
池工志願者増へ具体案 検討委 工業科離れの課題議論

 池田町の池田工業高校のあり方を地域ぐるみで話し合う「魅力ある池田工業高校をつくる検討委員会」(会長=宮澤敏文同窓会長・県議)は13日夜、第46回会合を同校で開いた。志願者数減少に対応するために、組織する各団体がすぐにでも取り組める具体案を提案し合った。
 前回集めたアンケートを下敷きに、深刻な工業科離れという課題を議論。委員となっている各団体や事業所が、魅力向上に自ら取り組める事例を提案・議論した。
けん玉でお手軽フレイル予防 大町の神栄町公民館 住民対象に講座

 大町市大町の神栄町公民館で9日、地域住民を対象とした「フレイル予防けん玉講座」が開かれた。幅広い世代から大勢が参加して、けん玉の魅力にふれながら、健常者が要介護者になる前の心身の状態「フレイル」の予防対策について学んだ。
 同地区の健康づくり推進委員で、一般社団法人グローバルけん玉ネットワークに所属しけん玉先生≠フ指導員資格を持つ西澤伸雄さん(54)が講師を務めた。西澤さんは「けん玉は手軽にできる適度な運動量で脳を活性化させ、フレイル予防に大きな効果がある」と健康増進に高いメリットがあることを説明。けん玉を使ったエクササイズを紹介した。
高齢者の詐欺被害 未然に防ぐ 大町署 市内のコンビニに感謝状

 大町署は14日、高齢者の架空請求詐欺被害を未然に防いだとして、大町市のセブンイレブン大町九日町店(中村伸也店長)と従業員に署長感謝状を贈った。
 同署によると、店舗で6月28日、市内の80代男性が電子マネー4万円分を購入しようとし、従業員が詐欺を疑い男性を説得、警察に通報した。
 対応した従業員の内山美幸さん(52)は丸山政文署長から賞状を受け取り、「金額も大きく不審に思った。お客さんが被害に遭わなくてよかった。これからもできるだけ声掛けしていきたい」と話した。
トップページ 7月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2023 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.