2023年7月16日(日)付

立川と大町 中学生が交流 姉妹都市サミット 大町でSDGs学ぶ

 姉妹都市を結ぶ大町市と東京都立川市の中学生が交流する「立川市・大町市姉妹都市中学生サミット」が15日と16日、大町市内で行われている。立川市の第一〜第九中学校から2・3年生18人が来訪し、大町中学校2・3年生と美麻小中学校・八坂小中学校の8・9年生18人と対面。大町での1泊2日のリアル≠ネ体験を通し、SDGsへの理解と相互交流を深めている。
 両校生徒は、大町市のSDGs探求学習旅行プログラム「水の学校」に沿って、サントリー天然水北アルプス信濃の森工場と大町山岳博物館を見学。清冽な水を生み出す大町の環境や、山岳と自然とともに過ごした動物や人の暮らしについて考えた。
幼児 ボール触れ体動かす 池田 総体で「バルシューレ」教室

 池田町総合体育館は15日、幼児対象のボールを用いた運動プログラム「バルシューレ」の教室を同体育館で開いた。町内を中心に未就学児から小学校低学年までの35人が参加し、ボールと触れ合い楽しく体を動かした。
 池田町とホームタウンを結ぶ松本山雅FCのスクールコーチ山ア永和さんを講師に、ボールをバトン代わりに走るリレーや、投げたりして三角コーンにボールを当てて前に進むゲーム、相手陣地にボールを投げ入れるゲームなど、多彩なルールでプレー。「投げる」「蹴る」「転がす」などさまざまなボールの扱い方を体験しながら、体を動かす楽しさに触れた。
災害時の炊き出し 訓練で確認 大町 赤十字奉仕団が防災研修会

 大町市赤十字奉仕団大町分団(宮尾昭好分団長)は13日、炊き出し訓練や防災研修会を市役所で実施した。コロナ禍の影響で4年ぶりの開催。大町地区の団員約30人が参加。地震や大雨などの災害発生時に避難した住民に、日赤奉仕団として迅速に食事の提供ができるよう、ハイゼックス袋(耐熱袋)などを使用した調理法を体験した。
 地区委員の班長をリーダーに、炊き込みご飯とポテトサラダ、豚汁を協力して作った。ポテトサラダはジャガイモなどの具材とマヨネーズを耐熱袋に詰め、沸騰した湯に入れ、ゆでて作った。
 訓練では他に、市消防団主任の西山直幸さんを講師に、心肺蘇生法とAEDの使い方など応急手当についても学んだ。
時代を表す「日本の絵本」 松川 ちひろ美術館で作品展

 松川村の安曇野ちひろ美術館は、ちひろ美術館コレクション「2010→2021 日本の絵本展」を開いている。2010年以降を象徴する29組の日本の作家らによる作品約120点を一堂に展示する見応えのある作品展。9月3日まで。
 東日本大震災をテーマに命の尊さを問う絵本、過去の戦争に焦点を当て、平和の在り方を問う絵本、新しい世代の作り手による新しい表現方法の絵本など、テーマごとに紹介する。作家から寄せられたメッセージをキャプションや動画で紹介する。
 10年ごとに時代を代表する絵本を紹介する恒例の展覧会だが、コロナ禍で3年延期した。
被災地見て活動考える 白馬 神城断層地震・防災士が学習

 日本防災士会長野県支部中信ブロックは8日、白馬村で神城断層地震について学習会を開いた。県内の防災士らが参加し、特に被害の大きかった村内の被災地などを視察して、身の回りの防災と今後の活動について考えを深めた。
 震災アーカイブサポーターの冨山正明さんは、震災遺構として傾いたまま修復された三日市場地震伝承館を案内。そこから望む堀之内地区や移設された城嶺神社など、被害の惨状を説明した。
 講演で招かれた震災当時の堀之内区長・鎌倉宏さんは「近隣住民同士の助け合いが犠牲者を1人も出さなかったことにつながった、日頃からの近所付き合いや見守りが大事」と語った。
大町有線#シ世紀振り返る 26日から50周年展 大町図書館で催し多彩に

 大町市有線放送電話農業協同組合は7月26日から、設立50周年記念展「〜ノスタルジー情報通信を支えた50年間の軌跡〜」(大糸タイムス社など後援)を市立大町図書館1階ギャラリーで開く。8月20日までの会期中、「図書館スタジオから生放送」や「音あそびの工作」など、幅広い世代が楽しめる催しも企画した。
 展示では、電話とスピーカーが一体となった有線放送電話機など当時の機材や資料、写真約30点を展示する。図書館スタジオから生放送(8月1日午後0時20分〜)は、館内が特設の「スタジオ」に変身し、昼のお知らせを生放送する。見学自由。
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