2023年8月18日(金)付

地区運動会あり方*ヘ索 参加者減、役員負担、コロナで中断... 大町市常盤 今年取りやめ検討委設置

 少子高齢化などに伴う参加者の減少や、運営する役員の負担などを背景に、大町市内で開かれる運動会のあり方が課題となっている。コロナ禍で3年間運動会を実施していない常盤地区では、今年の開催を取りやめた上で、来年以降の実施方法を考える「運動会あり方検討委員会」を設置した。従来の分館対抗での開催が難しくなる中、新たな形を模索している。
 検討委は各分館の体育部長や同地区の市スポーツ推進委員、各分館の推薦など25人で構成。今月10日に初回の会合があり、分館対抗ではない代替イベントを検討することなどを決めた。今後は地区住民の意見を取り入れ検討を進める。年内に方針をまとめる。
鉄道っ子憧れ「車掌さん」に 大糸線で夏休み体験イベント

 JR大糸線の沿線自治体やJR西日本などでつくる大糸線活性化協議会(事務局=新潟県糸魚川市)は17日、夏休み中の子どもたちが車掌の仕事を体験するイベントを開催した。糸魚川駅発と小谷村の南小谷駅発の2便で行い、計7人が参加。制服と制帽を着用し、車内アナウンスや切符の確認などを体験した。あこがれの「車掌さん」の仕事に触れ、子どもたちは大喜びだった。
 南小谷駅発の便では4人が参加し、JR西日本の職員から「車掌の心構え」を学んだ。子どもサイズの制服を着用し、うれしさに落ちつかない様子の子どもたち。「この列車は糸魚川行きです。発車までお待ちください」とアナウンスし「すっごい緊張した」と笑みを浮かべた。
絵本の世界♂キかさ伝える ちひろ美術館 松川中生が読み聞かせ

 松川村の安曇野ちひろ美術館で6日から8日まで、松川中学校の生徒有志による絵本の読み聞かせが行われた。恒例の夏休みボランティア活動の一環で、23人の生徒が、来館者の前で練習の成果を発揮した。
 画家・いわさきちひろの作品や開催中の展覧会にちなんだ作品、戦争や平和をテーマにした作品などを選んだ。
 大きな声で落ち着いて読み聞かせを行い、「緊張したけどうまくできた」「感情を込めて読めた」「いい経験になった」とそれぞれ達成感を見せていた。
「大駱駝艦」熱い舞踏披露 白馬で3年ぶり野外公演

 白馬村ジャンプ場前駐車場で5日、舞踏・演出家で俳優の麿赤兒さん率いる舞踏集団「大駱駝艦」の野外公演「ラララ サピエンス」が開かれた。コロナ禍で3年ぶり。国内外から白馬の舞踏合宿に集った合宿生とメンバー約50人が、白馬の大自然の中で一夜限りの熱い舞踏を披露し、多数の観衆を魅了した。
 大駱駝艦はこの世に生まれいったことこそ、おおいなる才能とする≠ニいう、意味がある「天賦典式」と名付けられた、全身を使って表現する舞踏様式が特徴。公演では麿さん演出のダイナミックな群舞を繰り広げた。
木舟城迷わず散策$ョ備 大町 研究会が道標設置

 大町市の「木舟城研究会」(高橋博久会長)は5日、県内最大級の山城と言われる「北城・南城(通称・木舟城)」の、道標設置作業を実施した。山下地区の登城口や八坂相川地区から始まるモデルコースの経路を示し、訪れる人が迷うことなく散策を楽しめるよう、準備を整えた。
 木舟城の南城側にあたる相川地区の青木城との分岐点、主郭、城の平、南城・北城の境など9カ所に、目的地と進行方向を示す道標と、矢印のみの道標30 枚を取り付けた。高橋会長は「より分かりやすくなったので、迷うことはまずないと思う。グループでも家族でも安全に登っていただき、より多くの人に山城の魅力にふれてもらいたい」と話していた。
車椅子体験で大変さ実感 大町市社協 子どもサマーチャレンジ

 大町市社会福祉協議会が夏休み中の子どもたちを対象に開いている「サマーチャレンジボランティア」の一環で10日、車椅子体験が行われた。子どもたちはスタッフの指導を受けながら、車椅子の操作を体験。障害を持つ人を思いやる大切さを学んだ。
 最初に車椅子の畳み方やブレーキの操作など基本操作と、車椅子利用者を介助する時の注意点について講義が行われた。
 その後、2人1組で車椅子に乗る人と介助者を交代しながら、総合福祉センター内を移動したり、エレベーターを乗り降りしたりした。
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