2023年8月19日(土)付

絶滅危惧種カタマメマイマイ 松川村で発見 繁殖か 高瀬川を愛する会 専門家「日本最大の産地」

 県のレッドリストで絶滅危惧T類、環境省のレッドデータで絶滅危惧U類に分類される希少な陸生巻貝「カタマメマイマイ」がこのほど、新たに松川村内で見つかった。住民有志らでつくる「高瀬川を愛する会(吉富政宣代表)」のメンバーが、外来種の駆除作業中に発見。事例が少なく詳しい生態が分かっていない生物だが、今回の発見地ではまとまった数が見つかり、さらなる生態の解明にもつながる可能性もある。
 カタマメマイマイは殻長5?6_、殻径6〜7_程度の小さなカタツムリの仲間とされ、殻は丸みを帯びて端が薄く、殻の表面には小さな鱗片が並んでいるのが特徴だ。
 乱獲防止のため詳細な場所は公表していないが、7月5日、会で外来種のオオキンケイギクの駆除作業中に、メンバーの吉富千代美さん(50)がコマツナギの葉の上に見慣れないカタツムリがいるのを発見。7月26日にはメンバーや専門家、県環境保全研究所、県現地機関などが訪れ、現地を視察した。
立川の子 大町で植樹 姉妹都市交流の「森林保全隊」

 大町市と姉妹都市を結ぶ東京都立川市の交流事業「森林保全隊」で、小学生の親子連れなど立川市民約30人が18日、大町市を訪れた。鷹狩山山頂付近の市有林の一角にある「立川市民の森」で森林整備を行い、大町の豊かな自然環境に親しんだ。
 参加者がグループに分かれシラカバの木5本を植樹。斜面に穴を掘り、苗木を埋めて土をかけた。ヒノキの箸を作る木工体験や自然散策を楽しんだ。19日は黒部ダムなどを訪問する。
「雪月花」で夏の新潟満喫 リゾート列車ツアー 小谷・白馬の親子参加

 新潟県のえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインを走るリゾート列車「雪月花」に乗車する「夏休み満喫!親子ツアー 雪月花と直江津D51レールパークの旅」(日本海ひすいライン等利用促進協議会主催)が8日に開かれた。小谷村と白馬村、新潟県糸魚川市の親子が参加し、リゾート列車を満喫。楽しい夏の思い出にした。
 午前と午後各1便運行し、合わせて67人が参加。うち小谷・白馬からは14人が参加した。午前の回は糸魚川駅から直江津駅まで普通列車に乗車。直江津では鉄道のテーマパークのD51レールパークを見学し、希少な車両や体験を楽しんだ。
育てた綿の花 楽しみ交流 大町 小地域福祉ネットたかね会

 大町市大町高根町の「小地域福祉ネットワークたかね会」(倉科綾子会長)は10日、高根町公民館で自分たちが育てた綿の花の花見会を開いた。初めて取り組んだ綿の花の美しさに感動しながら栽培を振り返り、交流を深めた。
 もともと花畑に向く土質でなかったため、成長が悪かったりアブラムシが発生したりとアクシデントが続出。それでも会員以外の住民が取り組みを知り、肥料や消毒を手伝ってくれたこともあり、公民館では立派な綿がすくすくと育っている。会員らは「きれいに咲いてくれてうれしい。コットンボールができるのが楽しみ」と話した。
リサイクルプラザ年度内発注 広域連合白馬で建設 計画見直し議会に説明

 大北5市町村でつくる北アルプス広域連合は18日、白馬村の旧白馬山麓清掃センター跡地に建設を予定する白馬リサイクルプラザについて、経過や今後のスケジュールを連合議会全員協議会で説明した。現在見直し業務を行っており、本年度中に実施設計業務、発注を行う。
 同施設を巡っては、令和4年度に建設を予定していたが、昨年8月までに2度にわたり入札が不落となっていた。これを受け、本年度に建設工事を着実に行うため、工事費の縮減や木材を使用するなど基本設計まで立ち戻って見直すとしていた。全協では2案の図面を提示し、議員の意見を聞いた。
安全願い「ゆっくり亀さん」 大町 安協女性部が作り方講習

 大町地区交通安全協会女性部(長島比呂美女性部長)は18日、令和5年度の研修会を大町市のフレンド・プラザ大町で開いた。市内6支部と白馬村、小谷村の各支部から約40人の女性部員が参加。交通安全啓発用のマスコットとして用いる「ゆっくり亀さん」の作り方を学んだ。
 作り方の講習は5年ぶりといい、近年女性部に加わった若い世代に作り方を伝えた。今後各支部で作り、さまざまな場で配布する。
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