2023年8月20日(日)付

「おはるか」再会に笑顔 大町市平地区社協 新しい形で「長寿祝う会」

 大町市の平地区社会福祉協議会(海川明文会長)は19日、「長寿を祝う会」を平公民館で開いた。コロナ禍で中止が続いていた敬老会を新たな形で再開。75歳以上のお年寄り約80人が、マジックや落語で笑顔のひと時を過ごした。
 以前の敬老会は折詰やお酒を前に、カラオケなども楽しむ形で行われていたが、コロナ禍で3年間の休止を挟み、社会情勢の変化を受けてあり方を模索。自治会を通さず個人参加の形式をとり、アトラクションや抽選会を楽しむ形に再構成した。
 海川会長は「地域をつくり上げた皆さんが方言で『おはるか』と声をかけながら集ってくれている。皆さん最後まで楽しんでいただけてよかったのでは」と話していた。
国際色豊か 市内にアート 原始感覚美術祭 大町で展示開始

 木崎湖畔など大町市内各地で19日から、アートイベント「原始感覚美術祭2023」(NPO法人原始感覚舎主催)が開幕した。コロナによる入国制限が解除され、4年ぶりに海外からの滞在制作アーティストが来訪し、国際色豊かな催しに。25〜27日は千年の森自然学校や信濃公堂で「祭り」が行われる。
 14年目を迎える今年は「山のしづく、ささなみの水」をテーマに、国内外から約50人の作家が出展。木崎湖畔の西丸震哉記念館や北ヤマト園、市街地のDonburako Studioなどでは作品の展示や公開制作などが始まった。
地元米「おむすび」で消費拡大 北アルプス山麓ブランド運営委 3年計画で全国発信も

 地域特産のコメの消費拡大に向け、北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会(委員長=宮澤敏文県議)は新たに「北アルプス山麓おむすびプロジェクト」を開始する。コメを使った食品として身近で親しみやすい「おむすび」に着目し、令和7年度までの3年計画で将来にわたり地域内でコメを消費する仕組みをつくる。
 19日に小谷村で開いた「北アルプス山麓ブランドの日」でキックオフセレモニーを行った。プロジェクトは、同委員会が3年度から取り組む「食の王国北アルプス山麓物語づくり」の一環。
高山植物園 見上げる星空 白馬五竜 ナイトゴンドラにぎわう

 白馬村の白馬五竜高山植物園で11日から13日まで、「白馬五竜ナイトゴンドラ」が開催された。同植物園で星空観望と夜の散策を楽しむイベント。夏休みの家族連れや白馬に宿泊している観光客ら多くの人が訪れた。
 写真は12日に撮影。午後8時過ぎ、雲が動いて満天の星空が広がると、肉眼で天の川がザラザラに輝いて見える。ペルセウス座流星群のピークの時季で、一つ星が流れると、見た人たちから「わっ」と声があがった。
正調安曇節踊り8人合格 松川 保存会が免状交付式

 松川村正調安曇節保存会(会長=須沢和彦副村長)は15日、本年度の正調安曇節踊り免状取得交付式をセピア安曇野で開いた。村内外から審査に臨んだ8人全員が合格し、伝統文化の新たな担い手として晴れて免状を手にした。
 須沢会長から合格者一人一人に免状が手渡された。合格者を代表し、藤澤賢一さんは「保存会の皆さんに親切丁寧に手ほどきいただき感謝。歴史ある踊りを普及できるよう協力したい」と感謝を述べた。
大糸線ファン集い未来考える 小谷で活性協がミーティング 交流会や見学ツアー

 JR大糸線を応援する人たちが全国から小谷村に集う「大糸線ファンミーティングinおたり」(大糸線活性化協議会主催)が19日、開幕した。21日までの3日間で交流会や列車の見学ツアーなどを実施。初日はえちごトキめき鉄道(新潟県)社長の鳥塚亮さんによる講演会「大糸線を上手に使って地域活性化」が村役場であった。約100人が講演を聞き、路線と地域の未来を考えた。
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