2023年8月24日(木)付

西澤さん けん玉世界4位に 岳陽高1年 W杯入賞「やりたい技できた」

 大町市の大町岳陽高校1年生・西澤怜也さん(15)=大町神栄町=が、けん玉発祥の地・広島県廿日市市で開かれた世界大会「ウッドワンけん玉ワールドカップ廿日市市2023」(7月29、30日)で、4位入賞を果たした。オンライン参加を含めて国内外から876人が参加した大会。「緊張に打ち勝ち、やりたい技が全てできた」と大舞台での活躍を振り返っている。
 西澤さんは大町東小学校5年生の時、担任の勧めでけん玉を始め、めきめきと実力をつけた。現在は広島県が拠点のプロのけん玉チーム「DreamKendama」に所属し、プロプレーヤーとして活動している。
 今回は、予選を勝ち抜いた36人のファイナリストとして決勝に進出。難易度の高い「ふりけん〜クラウドバウンスけん」などの大技を成功させ、1259点の得点で4位入賞を果たした。
77歳 最年長で国体へ パワーリフティング競技 白馬の沖浦克治さん

 白馬村神城五竜でトレーニングジム「チームレスキュー」を営む沖浦克治さん(77)が、9月に鹿児島県知名町で開かれる国体パワーリフティング競技に出場する。これまでマスターズ世界大会で活躍し、国体は喜寿を迎え初めての挑戦。同町教育委員会によると、同競技の出場者のうち最年長。「こんなに良い競技はない。みんなにもやってほしい」と、年齢に関係なく挑み続ける姿を見せる。
 沖浦さんは6月に金沢市であった北信越大会59`級で総重量370`を記録し、3位で国体出場を決めた。国体は成年男子(18歳以上)で出場し「孫みたいな年齢の選手たちとやる」と笑った。
第4弾応援券 1万5000円に 松川村9月配布 財調上乗せ従来規模に

 松川村は物価高騰対策として、10月から使える第4弾「心は1つ!がんばる松川村応援券」を発行する。村民1人当たり1万5000円分の村内事業所で使える商品券を配布。国のコロナ対応地方創生臨時交付金約4650万円に加え、財政調整基金から1億550万円を上乗せし、従来規模の金額とする。23日の村議会臨時会で関連予算案が可決された。
小学生 山のでき方学ぶ 池田 ガイドマスターお話し会

 池田町の会染児童センターで17日、町ガイドマスター会のメンバーによるお話し会が行われた。小学1年生から5年生までセンターを利用する児童約40人が、町から望む山々のできる過程についてやさしく学んだ。
 ガイドマスター会役員で地質に詳しい宮澤洋介さん(72)=池田三丁目=が講師を務めた。山のでき方について、@マグマが飛び出した「火山」、Aプレートが横からの圧力で盛り上がる「しわしわ」―に加え、B大地が上昇しながら削られて地形ができる「隆起と浸食」を挙げた。
 まだまだ研究中で分からない分野とし「大学の地球物理で調べる。大きくなったら研究してください」と子どもたちに呼び掛けた。
大町の水@史学ぶ 文化財センター みずのわプロジェクト 荒井さん解説 古絵図公開も

 大町市文化財センターは19日、市企画財政課・みずのわプロジェクトとの共催で大町の水について考える「おおまち水の歴史」と題した文化財講座を、同センター学習室で開いた。郷土史研究家の荒井今朝一さんが、市内を流れる堰など農業と生活に利用されてきた水や水道水源について解説。地形や取水のため開発を進めた先人たちの歴史に思いをはせた。
 講座では、江戸時代の享保7年に幕府評定所において判決が出された「大沢寺山水論江戸幕府評定所裁許絵図」も公開された。幕府の評定所検使が実地検分に訪れ、裁定を下す証拠として作られた絵図には境界線が引かれていた。
夜の美術館 ゆったりと 松川ちひろ 開館延長 読み聞かせも

 松川村の安曇野ちひろ美術館は19日、開館時間を延長し、恒例の「夜のミュージアム」を開いた。訪れた人たちは、ライトアップされた夜の美術館で、ゆったりとした時間を思い思いに過ごした。
 「ちょっとこわいおはなしの会」では、村図書館の棟田聖子館長や美術館職員による、お化けにちなんだ絵本の読み聞かせや素話が行われた。くすっと笑える話や背筋が寒くなる話に、子どもも大人も引き込まれていた。
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