2023年9月17日(日)付

運動会 車いすリレー熱戦 大町南小 パラスポーツ理解へ導入

 大町市の大町南小学校(篠ア元嗣校長、児童242人)で16日、運動会が開かれた。県と日本財団パラスポーツサポートセンターの共生社会創造プロジェクト「パラウェーブNAGANO」の一環で、パラスポーツを授業で学んだ3・4年生が競技用車いすを使いリレー種目を実施。県内小学校では春に2校が運動会で車いすを使ったが、障害を持つ当事者がいない学校での導入は初めてという。
 パラリンピック銀メダリストの加藤正さんも駆けつけ、児童の頑張りをたたえた。障害の有無にかかわらず、全員参加で楽しめる競技を間近に見た保護者や地域住民も大きな声援を送り、共生社会の大切さに理解を深めていた。
クラフトビール8社集合 白馬 オクトーバーフェスト盛況

 白馬村のスノーピークランドステーション白馬で16日と17日、県内外のクラフトビールが集まる「白馬オクトーバーフェスト」が開かれている。国内で質の高いクラフトビールをつくる7社と、村内の醸造所「ハクバブルーイングカンパニー」が出店。会場では来場者が白馬の景色や料理を楽しみつつ、おいしいビールを存分に味わっている。
 同社では新商品のお披露目もあり、小谷村産のラズベリーを使用した「ラズベリーセゾン」を提供している。
 催しは3年目。東京都や大阪府、山梨県などの醸造所が出店し、来場者は味わいの違いを楽しんでいた。
統合園舎に安心と戸惑い 池田町保育園 「会染」保護者が「池田」見学

 老朽化に伴う統合問題が立ち上がっている池田町の会染保育園について、町教育委員会は15日夜と16日、同園入園予定園児の保護者を対象に統合園舎となる予定の池田保育園の見学会を開いた。保護者は築10年と新しい建物と保育環境を確認しながらも、急に浮上してきた「早ければ来年度から」という方針には戸惑う声が多く聞かれた。
 10月には保護者説明会を予定している。町教委の担当者は「現場を見てもらわないと話が進まない。見学会を参考にしてもらえれば」と話していた。
男性課長を懲戒免職処分 大町市 奨学会から857万円私的流用

 大町市は15日、市内学校支援を目的とする鳥羽奨学会の預金などから857万円余を私的に流用した男性課長を懲戒免職処分とした。最も重い処分で、退職金は支払われない。同市における懲戒免職処分は平成・令和で初めて。昭和時代は記録が残っているだけで2件あった。
 男性課長は問題発覚後から現在まで仕事を休んでいる。私的流用の857万円余は、8月28日にほぼ全額弁済されているが、鳥羽奨学金理事会(理事長=牛越徹市長)で今後、法的措置について検討するとしている。
 関係職員の処分については懲戒委で継続審議中。
ディーゼル車で糸魚川へ! 市民タイムス 大糸線ツアーが好評

 利用客が減少しているJR大糸線を応援しようと、大糸タイムスのグループ企業・市民タイムス(本社・松本市)が主催している旅行ツアー「のんびり鉄道日帰り旅」。これまでの企画が好評だったことを受け、16日に3度目のツアーを実施した。先週に続き定員いっぱいで、沿線地域の住民ら41人が参加し、日本海まで行く鉄道旅を楽しんだ。
大町と米国 アーティスト交流 6年ぶりメンドシーノから訪問団

 大町市と姉妹都市提携を結ぶ米国カリフォルニア州メンドシーノとの芸術交流事業で、アーティストら訪問団が6年ぶりに市内を訪れている。16日に大町上仲町の庵寓舎(あんぐうしゃ)でレセプションパーティーがあり、訪問団と大町周辺の作家、市関係者ら約50人が参加。久しぶりの来訪を喜ぶとともに、アーティスト同士の交流を深めた。
 事業は、メンドシーノと大町周辺の作家による相互訪問の交流で、16年目を迎えた。コロナ禍の中断を経て再開し、アーティストら7人が14日から19日まで滞在している。
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