2023年9月20日(水)付

ゴスフェス&怺へ練習 大町で10月14日 VOJAと共演「クワイア」

 大町市文化会館で10月14日に開かれる音楽グループVOJAのコンサート「ゴスフェスおおまち2023大復活祭」に向けて、市民らがVOJAと共演する「おおまちシティクワイア」の練習が始まっている。10年ぶりの復活に、市内外から参加経験のある人や、初めて参加する人が加わり、新生「おおまちシティクワイア」を構成。VOJAのリーダー・倉地恵子さんの指導を受けながら、本番に向けて熱心に練習に励んでいる。
 倉地さんは「こうしてまた歌えることができて本当にうれしい。集まることは力。一人一人の力を結集してパワーの高い歌を歌いましょう」と呼び掛けた。参加者は声出しのこつを聞き、何度も繰り返しながら声を合わせていった。
松川・平林村長が勇退表明 来年3月任期満了で 村政最長5期「バトンタッチ」

 松川村の平林明人村長(80)=無所属・5期・緑町=は19日、任期満了(令和6年3月6日)に伴い来年に予定される村長選挙に出馬せず、任期満了をもって勇退することを表明した。村議会9月定例会の閉会あいさつで述べた。
 平林村長は「特に『村民誰もが住んでよかった村』『子どもは村の宝』を信念にやってきた。あと10日ほどで81歳。この辺で誰かにバトンタッチしたい。来年3月6日で村長としての役目を終えたい」と述べた。
 閉会後の取材に、後継は指名しないと答えた。
棚田再生 稲刈りに汗 小谷中2年生 農業の面白さ体感

 小谷村の小谷中学校2年生が行っている棚田再生の取り組みで、19日に田んぼの稲刈りを実施した。秋空に赤トンボが舞う中、たわわに実った稲を農機で刈り取り、両手で抱え運んだ。食べるのを楽しみにしながら汗を流し、農業の面白さやコメ作りの大変さを体感している。
 コメはもち米の「オラガモチ」という品種で、7e植えた。村内の農業団体「小谷村百姓七人衆」に教えてもらいながら小型の稲刈り機「バインダー」の操作も体験。刈った稲は学校の敷地内ではぜ掛けをした。コメは脱穀や精米を経て、12月に餅にして食べる。
掛け声元気 子どもみこし 白馬 切久保諏訪神社で例大祭

 白馬村岩岳の霧降宮切久保諏訪神社で18日、例大祭が開かれた。コロナ禍の中断を経て4年ぶりの開催となり、神事の「七道面行列」や奉納行事が行われた。山車や子どもみこしの行列には地域住民ら200人以上が参加し、久しぶりのにぎわいを見せていた。
 神社は川北(松川より北の地区)の産土神。山車の行列は午前10時に塩島基幹センターを出発し、大のぼり旗を先頭に山車や子どもみこしが続いた。
 「七道面行列」は露払いや悪魔払いの意味合いがある神事で、社宝の7つ面を氏子が被り歩いた。五穀豊穣を願う伝統芸能の尾花踊り、中学生による浦安の舞も行った。
池工生と小学生木工作業 池田 チャレンジ塾でコラボ

 池田町の小学4年生以上を対象にした「ふるさとチャレンジ塾」(町公民館・町社会福祉協議会主催)は、地元の池田工業高校建築科とのコラボ企画を16日、同校で開いた。小学生7人が建築工学部の生徒ら5人と交流しながら、木工作業に挑戦した。
 パイン材を使い、切断から組み立て、やすりがけまで行い、踏み台を作った。のこぎりや金づち、インパクトドライバーや電動やすりなど、さまざまな道具の使い方を教わった。
 児童らは「楽しかった。家で使いたい」「思ったより難しくて、できた時はうれしかった」などと感想を話した。
白馬の商業地 上昇率県内最高 地価公示 エコーランド27・3% 全国7位

 県は19日、今年7月1日時点の地価調査の結果を公表した。白馬村内では、全5カ所の調査地点でいずれも昨年より上昇した。北城エコーランドの商業地では、インバウンドの回復などでホテル建設需要が高まったことなどの影響で、上昇率は27・3%と県内で最も高く、全国でも7番目となった。
 白馬村は、インバウンド需要が回復傾向になったことから外国人向けのホテル建設や高級貸別荘などの需要が高まり、上昇が続いている。村内平均変動率は15・0%で、4年連続の上昇となった。全国7番目の上昇率となった商業地のエコーランド(北城新田3020番837外)は昨年(13・3%)に比べて倍以上の上昇率で、基準地価格は1平方b当たり4万100円となった。村内住宅地でも3地点全てで上昇し、平均変動率2・0%で5年連続上昇した。
 大北各市町村の住宅地は、松川村で2・3%上昇し、昨年の0・8%に続き、2年連続の上昇。大町市はマイナス1・2%、池田町はマイナス1・5%、小谷村はマイナス0・9%となった。商業地では、大町市はマイナス2・4%、松川村でマイナス0・5%だった。
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