2023年10月3日(火)付

大町の水源地巡り歴史体感 市水道事業100年プレイベント 見学とスイーツツアー

 大町市は9月30日と10月1日、「100年の歴史を刻む水源地見学withスイーツツアー」を市内で開いた。大町が誇る「水」にまつわる場所をめぐるイベントで、市内外から約60人が参加。来年100周年を迎える市の水道事業の歴史や良質な水を提供するための取り組みを学びながら、おいしさ≠熨フ感した。
 ツアーは、水道事業が始まった100年前のように大正時代の服装をした市上下水道課職員がガイドを務め、普段は立ち入ることのできない市水道水源の居谷里水源や三日町配水池を見学した。市街地を散策して、それぞれ湧水地が異なる「男清水」「女清水」や、大町のおいしい水でつくられたコーヒー、スイーツを味わった。
外国人客 コロナ前と同等 ハクババレー 今冬の予測を上方修正

 白馬村と小谷村、大町市にある10スキー場のインバウンド(訪日外国人旅行者)誘客などを推進する一般社団法人ハクババレーツーリズム(HVT)は、今冬の外国人観光客の回復予測を上方修正し、コロナ禍前の2019―20シーズンと同じ37万5000人と予測した。当初の予測から約2万人増加。日本人客を含む総来場者数は150万人ほどになると見込んでいる。
 外国人客の増加が見込まれることから、ハクババレー事務局では冬季に運行しているスキー場シャトルバスを当初計画していた7台から今冬は8台に増便。運行ルートも見直し、これまでは1時間に1本程度だった運行が最短で15分に1本ほどになるとした。
標高1400b天空の花火で魅了 白馬八方 うさぎ平ナイトフェスタ

 標高1400b、白馬の夜景を見渡す八方尾根の夜空に、華麗な花火が豪快に打ち上げられ、観客から「うわっ」と歓声があがる。
 白馬村の白馬八方尾根で9月30日、「うさぎ平ナイトフェスタ」が開かれた。夏の終わりを彩り、秋の紅葉シーズンの始まりを告げる花火の打ち上げは、昨年に続き2回目。
 日没後、午後6時半から「火付盗賊/FIREBANDIT」のファイヤーショーで盛り上がり、クライマックスの花火打ち上げは7時10分から行われた。
松川にクラフトビール集う 8日フェス 多彩 県内外から7社

 松川村に県内外のクラフトビールの醸造元が集うイベント「Matsukawa Craft Beer Festival(MCBF、実行委員会主催)」が8日、松川中央公園リンリンパークで開かれる。人気のクラフトビールを通じ、地域活性化や新たなカルチャー形成・発信につながることを目指すイベント。「幅広い層に楽しんでもらい、松川村の魅力を発見してほしい」と村内外からの来場を呼び掛けている。
 会場には「北アルプスブルワリー(大町市)」「HAKUBA CRAFT(白馬村)」「野ばらホームステッドブルワリー(青木村)」「PECCARYBEER(伊那市)」「美深白樺ブルワリー(北海道)」など、県内外から7社のブルワリーがそろう。
日々の思いキルトにつづる 池田 北ア展望美術館で公募展

 池田町の北アルプス展望美術館(池田町立美術館)は「安曇野キルト公募展2023」を10月22日まで開いている。暮らしの中から生まれてくる思いをキルトにつづったタペストリーと小物90点を一堂に展示している。
 今年も例年並みの応募数で、クオリティーの高い作品が多く集まった。大北地域からは池田町の山ア計子さんが「雅の世界」で、安曇野市からは岩月洋子さんが「ぼかし八掛けの花みずきタペストリー」で入選した。
ミニ健診や講演 健康に関心 4年ぶり「大町病院祭」にぎわう

 大町市の市立大町総合病院で1日、4年ぶりとなる第10回「大町病院祭」が開かれた。マスク着用を徹底するなど新型コロナ感染予防対策を実施しながらの開催となったが、多くの地域住民が来場し、ミニ健康診断や講演会などで健康に関心を深めながら、市内中学生や団体による演奏なども楽しみ交流した。
 今年は、「新たなスタート開こう!未来への扉を」テーマに開催。院内には、白衣や手術着を着て撮影できるコーナーや認知症機能を調べるスクリーニングコーナーなどさまざまな体験ブースが設けられた。
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