2023年10月12日(木)付

高校生 観光列車で案内放送 14日大糸線走る「リゾートビュー/特急あずさ」 大町岳陽放送部が挑戦

 大町市の大町岳陽高校放送部員は14日、JR大糸線を走る「快速リゾートビューふるさと」「特急あずさ5号」の車内で観光案内放送を実施する。JR東日本長野支社松本運輸区による企画で、部員たちは乗客に沿線のさまざまな魅力を発信し、大糸線の活性化につなげようと、本番に向けて練習を重ねている。
 放送を行うのは2年生2人、1年生7人の計9人。今夏、JRが高校に協力を依頼した。JRから提示された観光名所をピックアップし、部員たちが実際にあずさに乗車して車窓の風景を見ながら、原稿の内容を考えた。
 当日は、松本駅午前11時43分発「リゾートビューふるさと」(長野駅開業135周年記念号)で信濃大町駅までと、松本駅午前10時41分発「特急あずさ5号」で白馬駅まで、部員が乗車して生放送を行う。
「リゾートエリア」で広域連携 糸魚川JC 白馬・小谷と魅力づくり

 新潟県糸魚川市の糸魚川青年会議所(JC、伊井浩太理事長)は、同市と白馬村、小谷村を一つのエリアと捉え広域的な連携を図る「Hakubaリゾートエリア」を掲げ、民間企業などと協力した事業を推進する。10日夜に3市村の事業者らを招いた例会を市内で開き、取り組みを発表した。関係・交流人口の創出や観光誘客などを目的に、エリアとしての一体感や魅力を醸成していく。
 同JCでは今年3月に白馬岩岳マウンテンリゾートを運営する岩岳リゾート(白馬村)の和田寛社長を招いた講演会を開催。6月には例会を村内で開くなどして地域間連携の機運を高めていった。
八方池の景観後世に 白馬 しゅんせつ作業に80人

 白馬村の八方尾根にある八方池の景観を取り戻そうと、八方尾根自然環境保全協議会(太谷雅彦会長)は11日、池に堆積した土砂などを取り除くしゅんせつ作業を実施した。池の南側から流入している土砂により池の面積が減少しつつあるとして、地元の自然景観を後世に残していこうと約80人がボランティアで参加。協力して作業に汗を流した。
 作業は池に生息するサンショウウオが活発に活動する時期を終えるタイミングで実施。協議会の活動に関わる環境省中部山岳国立公園管理事務所の仁田晃司さんの指導の下で取り組んだ。
池工祭 4年ぶり一般公開 14・15日 「ものづくりの楽しさ知って」

 池田町の池田工業高校で14・15日、「第61回池工祭」が開かれる。4年ぶりとなる一般公開に向けて、生徒たちが準備を進めている。
 テーマを「蛍光灯〜再び照らせ工業の光」と掲げる。昔から工業界と暮らしを支える蛍光灯に、コロナ禍からの復帰とものづくりの魅力発信の思いを込めた。コロナ禍前の従来の文化祭を経験した生徒がいないため準備に苦労した面もあったが、新たなスタートにふさわしい文化祭を目指す。
 全校企画は、ペットボトルのキャップを使ったエコキャップアート。お披露目に向け、クラスごとに計7枚のパネルを担当し、力を合わせて作業に励んでいる。
運動会 園児伸び伸びと 松川南保育園 保護者ら声援と拍手

 松川村の松川南保育園(坂井ゆり園長、園児97人)で6日、運動会が開かれた。秋晴れの空の下、伸び伸びと体を動かし、これまでの活動や練習の成果を発揮した。年少から年長児が、それぞれのクラスやチームで、かけっこやリズム、競技などを行った。競技の前には「頑張るぞー」「エイエイオー」の掛け声で気合を入れた。
 子どもたちがやりたいことを保育の一環に取り入れながら、取り組んできた。職員らが大きなクラッカーを鳴らして子どもたちの健闘をたたえ、全員に金メダルが贈られた。久しぶりの制限なしの運動会に、多くの保護者や祖父母、来賓らが観戦し、大きな拍手と声援を送っていた。
七色グラデーション期待 池田 大峰高原「大カエデ」色づく

 池田町大峰高原の名勝「七色大カエデ」が、名前の通りに緑から赤までの七色に色づきを迎えている。今週末から来週末にかけて盛りを迎えるとみられ、町観光協会の現地案内所では「緑が残ってこその七色。これから一番いい時期になる」と見学を勧めている。
 色づき具合は平年並みといい、これから秋の深まりとともにさらに鮮やかな色に染まると期待される。
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