2023年10月24日(火)付

ものづくり楽しみ交流の輪 大町市福祉センター 「さくらの会」が作品展示

 大町市総合福祉センターのエントランスホールで11月中旬まで、ものづくりで介護予防活動を行う集いの場「さくらの会」(熊谷和子代表)による作品展示が行われている。3月に開かれた市社会福祉協議会の講座で、手芸キットを使ったものづくりの参加者が定期的な開催を要望して発足。最高齢88歳を筆頭に幅広い世代が参加。好みの製作キットで作品作りを楽しみながら交流の輪を広げている。
 熊谷代表は「作品作りを通じて、これまで知らない人とも知り合え、新しいつながりができたことが何よりうれしい。みんなで教え合いながら長く続けていきたい」と話している。
現金使わず証明書発行 大町市 キャッシュレス決済導入

 大町市は今月から、市役所窓口での証明書発行などの手数料の支払いにキャッシュレス決済を導入した。業務の効率化を図るDX(デジタルトランスフォーメーション)化の一環で、市民の利便性向上を図る。
 市役所市民課と税務課の窓口に端末2台を設置。住民が各種証明書の発行申請時に、任意の電子決済サービスを選び、スマホやICカードなどを読み取り機にかざせば、現金を使わなくても手数料の支払いができる。
砂防の現場 大学生が見学 小谷村観光連盟 初のツアーで施設巡り

 小谷村観光連盟は22日、土木・砂防について学ぶ大学生を対象に、村内の砂防施設を巡る「学生限定!砂防ダムツアー」を初めて開いた。現場で工事に携わる砂防ボランティアを講師に実物の砂防施設を見学。小谷ならではの急峻(きゅうしゅん)な地形の中で災害から住民を守る多様な砂防施設を目の当たりに、学生は実地での学びを体感した。
 信州大学、筑波大学、立命館大学から、7人の学生が参加した。黒川沢里見第2号砂防えん堤、日かげ沢塩水高落差流水工など、村内7カ所の特徴的な砂防施設を巡った。ガイドは工事の苦労話や専門的な技術など、通常の砂防ツアーより踏み込んだ内容を解説。学生も深い質問をガイドにぶつけていた。
自転車で大北巡り食堪能 白馬 サイクルフェスタに105人

 第9回白馬サイクルフェスタ(実行委員会、白馬五竜観光協会主催)が15日、白馬村を中心に開かれた。県内外から105人がエントリーし、エイブル白馬五竜IIMORIをスタート。あいにくの空模様となり北アルプスの景観は満喫できなかったが、各エイドステーション(AS)で地域住民らの温かなもてなしを受けるなど、催しを楽しんた。
 自転車に乗り、チェックポイント(CP)を自分のペースで巡る催し。CPは9カ所で、村内を中心に北は小谷村栂池高原、南は大町市の青木湖に設けた。食事や飲み物を提供するASは3カ所で、おにぎりやピザなどを振る舞った。
病院祭・農業祭 催し多彩 あづみ病院・JA大北・池田町 4年ぶり 地域交流にぎわう

 池田町の厚生連北アルプス医療センターあづみ病院で22日、4年ぶりとなる農業祭・病院祭(同病院、JA大北、町主催)が開かれた。従来より時間を短縮した縮小開催ながら多くの町民などでにぎわい、多彩な催しで病院・JAと地域との絆を深めた。
 メインステージは、高瀬中学校吹奏楽部の演奏で幕を開けた。館内では健康測定や体験コーナー、職員による作品展など、さまざまなブースで来場者を歓迎した。
 農業祭では、牛乳消費拡大として来場者にパックの牛乳を配布。直売所による産直野菜のコーナーや、サンマ・生ワカメ販売などでにぎわった。
キノコ見分け食中毒防げ 松川 県内保健所職員が勉強会

 松川村の馬羅尾高原で23日、県内の保健所等に勤務する県職員によるきのこ勉強会が開かれた。県内各地からキノコ等の食中毒を担当する保健所職員ら約10人が参加。現地で採れたキノコを鑑別し、食用の可否や毒の有無を確認した。
 県から委嘱されたきのこ衛生指導員の梨子田邦彦さん(58)が講師を務め、高原の松林の中から採取してきたキノコを鑑別した。今年は夏の暑さでキノコが不作とされたが、アミタケやオウギタケ、ハナイグチなどのキノコが見つかり、種類を見極め、食・毒・不食と分類した。
 梨子田さんは天候や状況次第でキノコの色味などが変わって見えることがあるとし、「見た目で判断せず、(ひだの大きさや傘の様子など)特徴を覚えて」と呼び掛けた。
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