2023年12月1日(金)付

新雪にシュプール 初滑り 小谷・白馬 3スキー場待望オープン

 小谷村の栂池高原、白馬村の白馬八方尾根とエイブル白馬五竜の3スキー場は11月30日、今季の営業を開始した。各上部ゲレンデがそろってオープンし、初日から大勢のスキーヤーやスノーボーダーらが訪れ、ゲレンデの感触を確かめるように滑走。待望のスキーシーズンが到来し、ふかふかの新雪に大きくシュプールを描き初滑りを満喫していた。
 ここ2、3日でまとまった降雪に恵まれ、各スキー場では積雪が多いところで100a以上に達した。栂池高原スキー場は29日から30日朝にかけて40a以上積もり、朝の山頂の積雪が103aとなりハンの木コース上部がオープン。来場者は「最高」「良い雪」と喜びの声を上げた。
台湾体験や学び発表 小谷中 4年ぶり交流研修の報告会

 小谷村の小谷中学校は11月30日、2・3年生による台湾交流研修(10月16〜20日)の報告会を同校で開いた。海外交流事業はコロナ禍の中断を経て4年ぶりの実施となった。研修を通じて感じた異国の文化や同世代の中学生との交流、現地で体験したことをまとめ、1年生や保護者、地域住民らに発表した。
 生徒たちは「日本と台湾の違いと共通点を見つけ、友達をつくろう!」を目標に台湾へ出発。台中彰化県の竹塘国民中学校、二水国民中学校と交流し、街の散策やアクティビティを楽しんだ。故宮博物館や台北101など観光名所も巡り、日本とは違う文化や歴史、食に触れた。
雪崩救助基礎や対策知る 北部消防と連絡協 小谷で座学講習会

 北アルプス広域北部消防署と大北北部消防連絡協議会は11月24日、冬期災害訓練の一環で、雪崩救助に関する座学講習会を小谷村のサンテインおたりで開催した。同村と白馬村の消防団、同署から約45人が参加。非営利団体「日本雪崩ネットワーク」の出川あずささんを講師に、雪崩救助に要求される基礎知識や安全対策などを学んだ。
 同署と両消防団は例年雪崩対応訓練を行っており、昨年度はドローンを活用した訓練を実施。本年度は座学として、専門家を講師に雪崩救助の基礎知識や、現場における部隊統制要領などの習得を目的に計画した。
民家改装し発酵食料理店 「おはこ」地域交流の場目指す 西山さん夫婦 池田にオープン

 池田町の地域おこし協力隊・西山友樹さんと妻の亜由美さんがこのほど、発酵と暮らしのお店「おはこ」を堀之内地区の県道沿いにオープンした。発酵食をテーマに、地域交流の場づくりを目指す。
 築60年ほどの木造民家を2年掛かりでリノベーション。職人の手を借りながら、できるところはすべて自力で直した。移住定住イベントの参加者や工業高校の生徒たちに、DIYの体験や実習の場としても提供。昭和のテイストに、北欧のテイストを盛り込んだ落ち着いた空間に仕上げた。
 定番メニューは、塩こうじやみそ、甘酒などを使った本格スパイスカレーとぬか炊き定食。地元産や自家製にこだわり、安心安全な体に優しい料理を提供する。ケーキやドリンクも手作りする。
災害時の物資輸送支援を 大町市 大北で初 佐川急便と協定

 大町市は11月30日、物流大手・佐川急便と災害発生時の支援に関する協定を結んだ。同社が保有するインフラやノウハウを生かし、避難所への支援物資の輸送や被災者の物資ニーズの把握など、災害対応の体制強化を図る。
 同社はタウンサポート事業として、物流を生かして全国の自治体の課題解決を支援。災害に関する協定は全国317件目、県内9例目で、大北地域では初めてとなる。協定書では市が指定する施設を物資の集積・配送の拠点として、同社が荷役作業の人員や資材を提供する。
ニホンライチョウ1羽死亡 大町山博 同館ふ化個体の子

 大町市の市立大町山岳博物館は11月30日、飼育している雌のニホンライチョウ1羽が死んだと発表した。同館でふ化した個体から19年ぶりに誕生した個体だった。
 死亡したニホンライチョウは、平成29年7月2日に同館でふ化、飼育を続けていた。
 現在同館で飼育するニホンライチョウは雄4羽と雌2羽の計6羽となった。
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