2023年12月9日(土)付

待望 ゲレンデ滑走楽しむ 大町 爺ガ岳スキー場プレオープン

 大町市平の爺ガ岳スキー場が8日、プレオープンした。例年よりも10日ほど早いオープンとなり、初日は朝から約40人のスキーヤーやスノーボーダーが県内外から訪れ、滑走を楽しんだ。15日の正式オープンで滑走可能エリアを拡大する(降雪状況による)。
 降雪機11台を2週間ほど前から稼働し、エコーゲレンデは積雪は50aほどに。訪れた人たちはさっそく、思い思いに滑りを楽しみ「いい感じ」と満足気な表情を浮かべていた。
 正式オープンでは、ナイター営業や人気の圧雪車乗車体験などに加え、今年はカフェスペースや貸し切り休憩室、子ども用遊具なども設ける。フリースタイルを楽しめるミニパークなども設置し、大人から子どもまで多様に遊ぶことができる。
元気な声に笑いや拍手 小谷保育園で発表会 歌や楽器劇を披露

 小谷村保育園は8日、園児たちの発表会を開いた。この日のために一生懸命練習してきた歌や楽器の演奏、劇を披露し、保護者らに成長した姿を見せた。会場には園児たちの元気いっぱいな声が響き、ほほ笑ましい様子に客席は笑い声や拍手で応えた。
 園児たちは少し緊張した面持ちだったが、客席の保護者を見つけるとぱっと笑顔となり発表に臨んだ。格好良い衣装やかわいらしい装飾を身に着け「これから発表を始めます。見てください」と意気込んだ。
持続可能な宿泊産業へ 白馬でシンポ アメニティー開発も

 白馬村内の宿泊・観光事業者などでつくる宿泊イノベーションチームは1日、第2回宿泊シンポジウムを白馬五竜エスカルプラザで開催した。「『白馬らしい宿』の再発見〜新しい『世界水準』とは〜」をテーマに講演やディスカッションを実施。環境・経営的に持続可能な宿泊産業を目指し、コストを抑えた白馬ブランドのアメニティー開発など、同チームが掲げる中長期方針の具体案も示した。
 村内外の宿泊・観光事業者や住民など約60人が会場を訪れ、オンライン参加も受け付けた。
趣味の写真でしおり制作 松川の磯部利夫さん図書館に提供 在庫2000枚 来館者に人気

 松川村図書館の利用者である磯部利夫さん(75)=東松川=は、趣味で撮影している写真をしおりにして、同館へ提供している。四季折々の風景を写した美しいしおりが、来館者に喜ばれている。
 新潟県長岡市でカメラ店を営んでいた磯部さん。フィルムからデジタルへの過渡期には、顧客を連れて度々撮影指導の旅に出かけていた。息子夫婦が松川村へ移住したのを機に、9年ほど前、自身も妻と共に移り住んだ。
 モチーフは、北アルプスのある風景をはじめ、動植物や建造物など、国内外を問わず、千差万別。図書館を利用する都度、新作を届けている。図書館には在庫で2000枚以上ある。
名人から地域文化学ぶ 大町 八坂小中生 ふれあい学習

 大町市八坂地区で2日、昔ながらの伝統技術や生活文化を、広い見識と経験を持つ地域の名人・達人に学ぶ「郷土ふれあい学習」(実行委員会、八坂小中PTA・公民館・小中学校共催)が開かれた。児童や生徒、地域住民ら多数が参加して、さまざまな体験学習を行い、ふるさとの魅力を再発見しながら異世代交流を深めた。
 これまでは前期課程(小学生)の行事だったが、小中一貫校となったことから、本年度は後期課程(中学生)も参加して、地域の一大行事として開催した。
 新たに後期課程のせせらぎ校舎を開放し、木工ワークショップと木工クラフト、地元の清竜太鼓のワークショップを開催した。
災害時に情報共有アプリ 自治会支援システム「結ネット」 大町美麻2団体 試験運用

 大町市美麻の住民自治組織・美麻地域づくり会議と一般社団法人地域づくり美麻は4日、スマートフォンの情報提供アプリ「結ネット」を活用した災害時の情報共有運用試験を行った。大地震が発生したことを想定し、アプリを通じて互いの安否確認などを体験。今後のアプリ活用を探った。
 同日は、二重地区付近で震度6強の地震が発生したとして、地域住民ら約40人にアプリで緊急通知が発信された。アプリには「至急支援希望」「連絡希望」「無事」の選択項目があり、通知を受信した住民からは迅速に安否や被災状況などが返信されていった。今後、運用試験の結果を会員や住民らで話し合う。
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