2023年12月15日(金)付

景観計画に市民の声反映 令和8年運用開始 大町市が住民懇談会

 令和8年4月の運用開始を目指す大町市の景観計画は、策定に向けた議論が本格化している。有識者や各分野の代表者、公募委員による検討委員会が立ち上がったほか、市民の声を計画に反映する住民懇談会が、13日と14日の市役所会場を皮切りに始まっている。大町の良好な景観づくりのルール化へ、活発な意見交換が行われている。
 住民懇談会の初回は13日夜、市役所会議室で行われた。担当の建設課が計画の概要を参加者に説明。都市計画やまちづくりのコンサルKRC(長野市)を進行役に、市内景観の魅力と課題をテーマにワークショップ形式で意見を出し合った。
 参加者は市内の魅力的な景観について、鷹狩山山頂からの眺めや三日町のトンネルを抜けると広がる北アルプスの山々などを挙げ、テーブル上の地図に落とし込んでいった。
わらをない健康な新年願う シニア大賛助会大町グループ 福祉施設へ正月飾り

 県シニア大学大北支部の大町市内卒業生でつくる大北賛助会大町グループ(渋田見良典グループ長、72人)は13日、特別養護老人ホーム・カトレヤ(平上原)に飾り付けるしめ縄飾りの制作ボランティアを市総合福祉センターの一室で行った。会員約20人が参加し、「新年を健康で気持ちよく迎えてもらいたい」と願いを込めながら丁寧に仕上げた。
 会員たちは、わらの束を均一の長さに切りそろえてなうなど、手際よく約120本の飾りを完成させた。グループ長の渋田見さんは「施設の利用者に少しでも喜んでもらえれば。温かい気持ちで新年を迎えてもらいたい」と話していた。
全村民にヘルメット代補助 小谷村独自 自転車着用率低く普及へ

 道路交通法の改正により4月から全年齢で着用が努力義務となった自転車のヘルメットについて、小谷村は全村民を対象にヘルメットの購入費補助を実施する。補助率は購入経費の5割で上限3000円。交付対象は今年4月1日から2025年3月31日までの購入者で、さかのぼって申請できる。村内ではヘルメット着用率が約2割にとどまっており、補助金を活用して普及を図る。
 SGマークなどの安全基準を満たすヘルメットであることが条件。1人につき1回のみ。村広報などで周知する他、学校との連携も検討する。村総務課は「この機会にヘルメットを購入してもらい、安全に自転車を利用してほしい」としている。
白馬ノルウェービレッジ 村観光局 指定管理者に

 白馬村の白馬ジャンプ競技場近くにある村営コワーキング施設「白馬ノルウェービレッジ」の指定管理者について、村は14日、一般社団法人白馬村観光局(伊藤英喜代表理事)を指定する議案を村議会12月定例会に提出、可決された。指定期間は来年4月から3年間。現在の指定管理者「しくみ」(同村)から代わる。
 指定管理期間満了に伴い公募し、3者から応募があった。指定管理者としての適性や管理運営計画の適確性、地域課題の解決など審査項目があり、村観光局は最高点で候補者に選定された。
亡き母編んだニット並ぶ しんきん松川支店 飯田さん 思い出の20点

 松川村の松本信用金庫松川支店で、顧客の飯田正子さん(76)=安曇野市穂高有明=の亡き母・見上チサさんが作ったニットを紹介する「チサさんの遺したもの思い出ニット」展が開かれている。絵画のように編み込まれた思い出のニット約20点を展示している。来年1月末まで。
 6年前に94歳で亡くなったチサさんは、写真からデザインしたユニークなニットを数多く作ってきた。存命なら今年は100歳を迎える節目の年であることから、「日の目をみせたい」と正子さんが企画した。
電動・足こぎカート紹介 池田町社会福祉大会 池工生などが製作

 池田町社会福祉協議会(中嶋一光会長)は9日、第36回池田町社会福祉大会(町共催)を町交流センター「かえで」で開いた。「多様性を認め合い、誰もが暮らしやすい池田町を目指して」をテーマに、表彰式典と講演会を行った。
 表彰式典は民生児童委員功労者として滝沢千加子さん(主任児童委員)を、地域福祉協力団体としてグランメゾン池工ワンチームカートを表彰した。続いて、池工版デュアルシステム「グランメゾン池工ワンチームカート2020―2023」のプレゼンテーションを行った。同校と参画企業・団体によるグランメゾン池工ワンチームカートは、高齢者向け移動補助機の「電動・足こぎ両用カート」を製作した。
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