2023年12月16日(土)付

被害者保護盛る指針案答申 大町市 ハラスメント問題で検討委

 大町市の職員によるハラスメント問題で、外部有識者らでつくる対策検討委員会は15日、再発防止に向けた指針案を牛越徹市長に答申した。被害者の精神的ケアや加害者の引き離しなど発生時の対応策も盛り込み、確実な実施と検証を行う体制づくりを求めた。
 指針案はハラスメントの定義や現状と課題、対策の基本方針などで構成。市が年度内に策定し、庶務課内に来年度設置する「行政管理・コンプライアンス推進係」で運用する。
自転車甲子園で準優勝 愛媛県松山市で実技とスピーチ 白馬高生5人 初出場で結果

 高校生が自転車に関する知識や運転技術を競う「第3回自転車甲子園」(愛媛県松山市、3日)で、白馬村の白馬高校生が初出場で優秀賞(準優勝)を受賞した。同校は、初めて愛媛県外から出場した学校となり、慣れない土地で堂々とした成績を残した。選手たちは14日に村役場を訪れ、丸山俊郎村長に大会結果を報告した。
 大会は、高校生が自転車に関する正しい知識や技術を身に付けることなどを目的に始まった。主催は愛媛県自転車新文化推進協会。過去2回は愛媛県内の高校のみが参加していた。今年は全9校が出場し、白馬高校が唯一県外の学校だった。
Xマス音楽でリズム遊び 松川村公民館 未就園親子ら触れ合い

 松川村公民館の未就園児親子を対象にした家庭教育学級「ももたろう教室」は12日、「クリスマスリトミック」をすずの音ホールで行った。6組の親子が参加し、ピアノの音に合わせて楽しく体を動かした。
 大町市で中村音楽教室を主宰する中村順子さんと娘の中村倫子さんが講師を務めた。おなじみのクリスマスソングをピアノで奏でた。
 リズムに合わせて、親子でステップを踏んだり止まったり、体を揺らすなどした。雪に見立てて丸めた紙を投げたり、フープを使ってそり遊びをするなど、想像力を膨らませながら遊んだ。
大糸線カレンダー無料配布 沿線市町村で18日から

 大町市や安曇野市など大糸線沿線市町村でつくる大糸線利用促進輸送強化期成同盟会は18日から、例年人気の2024年版「大糸線カレンダー」を、線沿各市町村などで無料配布する。なくなり次第終了。
 同カレンダーは、大糸線利用促進事業で2021年版以来3年ぶりに作成した。
 大町市の配布場所は、市役所本庁舎1階総合案内や市総合情報センター、市観光協会(信濃大町駅内)。その他、松本市・安曇野市・松川村・池田町・白馬村・小谷村・新潟県糸魚川市でも配布。
歴史や文化伝え三世代交流 大町 松崎自治会とまつば会

 大町市社の松崎自治会と、地域福祉向上の活動を展開する「松崎まつば会」は10日、三世代交流会を開いた。しめ縄作り、史跡探訪で次世代の子どもたちに地域の歴史や伝統文化を伝えた。本年度は新たに日赤奉仕団社分団による非常食作りが行われ、交流を深めながら住民の防災意識も高めた。
 しめ縄作りは、名人の藤井勝さん、高橋六郎さんが指導。神様に供える「おやす」「しゃもじ」などを作った。分かりやすい指導ですぐにこつをつかみ、一人一人が立派な作品を完成させた。
年末に警戒 詐欺や交通事故 大町署など 啓発や対策 運動31日まで

 年の瀬を前に、15日から「年末特別警戒」と「年末の交通安全運動」が始まった。地域住民が安心して新年を迎えることができるよう、「年の暮れみんなでつくろう安心のまち」(年末特別警戒)や「信濃路はみんなの笑顔つなぐ道」(年末の交通安全運動)をスローガンに、関係機関が啓発活動を31日まで実施。詐欺被害防止の啓発活動やパトロール、歩行者事故や飲酒運転の防止などを重点に対策を行っていく。
 期間初日で年金支給日でもある15日は、大町市の八十二銀行大町支店で「電話でお金詐欺」を中心に、詐欺被害への注意を呼び掛ける啓発活動を行った。
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