2023年12月23日(土)付

2学期振り返り冬休みへ 大北各地 小中学校で終業式

 大北地域の小中学校で2学期の終業式が始まっている。学校生活がコロナ禍前の日常に戻りつつある中、児童生徒たちは行事の多かった2学期を振り返りながら、年末年始の楽しみに心を躍らせて冬休みに入っている。
 大町市の大町南小学校では22日、体育館で終業式が開かれた。学年発表が行われ、児童の代表が、2学期に頑張ったことや3学期に向けての抱負を発表した。
 篠ア元嗣校長は児童たちの2学期の成果をたたえ、「冬休みは家で大掃除や新年の準備や正月ならではの過ごし方を楽しみながら、安全と健康に気をつけて過ごしてください。良いお年を」と呼び掛けた。
トラブル防止マナー遵守 冬本番 安心安全な観光地に 白馬 外国人中心に呼び掛け

 ウインターシーズンを迎え、国内外から多くの観光客が白馬村を訪れている中、村と大町署は21日夜、飲食店や利用者を対象とした啓発活動を実施した。外国人観光客が多いエコーランド区と八方区で行い、英語で書かれた啓発グッズやチラシを手渡した。トラブルや犯罪被害の防止、マナー遵守など呼び掛け、観光客も住民も安心安全に過ごせる村になるよう求めた。
 丸山俊郎村長は「外国人に限ったことではないが、文化の違いや言語が違うということでトラブルが起きやすいという実態がある。特に飲酒に伴うトラブルが多く、お酒を提供する飲食店を中心に啓発したい」と話した。
災害時段ボールベッド供給 松川村 レンゴー・Jパックスと協定

 松川村と、段ボール製造のレンゴー松本工場(坂口弘行工場長、本社=大阪府)、同じくJパックス(水谷嘉浩社長、本社=同)は22日、災害発生時における段ボールベッドの供給について協定を結んだ。避難所に段ボールベッドを優先供給し、村民の避難生活の早期安定を図る。
 ベッドは長さ190a、幅90a、高さ35aで、7dの重さに耐える。軽くて丈夫なため供給・移動・組み立て・撤収が容易で、寒さなどの健康被害から避難者を守る。災害発生時、レンゴーが段ボールベッドを村の要請に応じ生産・供給・運搬し、避難所に届ける。
力いっぱいきね振るう 池田保育園で餅つき

 池田町の池田保育園(小林はるみ園長、84人)は20日、恒例の餅つきを行った。未満児から年長児までが参加し、昔ながらのきねと臼で、冬の風物詩を楽しんだ。
 保護者会の役員らが応援に駆け付け、粘りが出るまできねを振るった。
 年長児らは自力できねを持ち、「すごい!」「上手!」などの声援を受けながら、全力で繰り返しきねを持ち上げた。
命守る防災技術 次世代に 大町市の北陽建設 美麻小中で出前授業

 大町市の北陽建設は昨年から、次世代を担う子どもたちに地域を災害から守る取り組みを知ってもらうことで地域の防災力を底上げしようと、防災学習の出前授業を行っている。14日は、美麻小中学校5年生が授業を受けた。
 同校の5年生9人は、社会科の授業の一環として防災について学んでいる。出前授業を利用して実際の取り組みを知る機会を得た。
 子どもたちは流れ崩れる崖の映像に見入ったり、「おおまち防災ガイドマップ」で自分の住んでいる地域の災害の危険性を調べたりした。模型を利用してゲーム形式で実際の施工の効果などを学ぶなどして、楽しくプロの知識に触れるひと時を過ごした。
「募金お願いします!」 大町西小3年生「たすけあい」学び賛同 市内商業施設に大きな声

 大町市大町西小学校(井口博司校長)の3年2組23人が21日、商業施設「フレスポ大町」敷地内で募金活動を実施した。この日のために手描きのポスターや、プレゼントするカードなどを作成して挑んだ。師走の買い出しなどでにぎわう施設内で大きな声で協力を呼び掛けた。
 日本赤十字社とNHKが毎年12月に実施している「NHK海外たすけあい」募金キャンペーンに賛同した取り組み。同学級では4月からの総合的な学習の授業で、戦争下で苦しむ人々の暮らしに思いを寄せて学び、募金活動などに取り組んできた。
トップページ 12月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2023 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.