2024年1月27日(土)付

被災地の現状と課題共有 北アルプス広域消防 珠洲市派遣の活動報告

 能登半島地震の緊急消防援助隊として、北アルプス広域消防本部から石川県珠洲市に派遣された職員らが26日、現地での活動を広域連合長の牛越徹・大町市長に報告した。最大震度7を観測した被害の様子や被災地の課題などを振り返った。
 大町消防署の消防司令補・吉澤利顕さん(46)は第1次隊として10〜13日、珠洲消防署を拠点に高齢者福祉施設からの避難者の搬送などに携わった。現地の被害状況について、「建物が見渡す限りつぶれていた。破損した道路に雪が積もり、慎重に運転しなければならず、移動にも時間がかかった」と報告した。
 被災者の生活についても、簡易トイレが足りず混雑していたとし、「簡易トイレの前に長蛇の列ができていた。被災地におけるトイレや水、食料の確保は課題」と話した。
親子で節分@Vび楽しむ 大町 常盤公民館「ともだち広場」

 大町市の常盤公民館が主催する親子教室「ともだち広場」が24日、開かれた。2月3日の節分にちなみ、鬼のお面作りと豆まきなどを体験。多数の親子らが参加して、遊びを通して季節行事に親しんだ。
 最初に保護者らと鬼のお面を製作した。子どもたちがお面を着けて遊んでいると、大きな鬼が登場。ボールを投げて果敢に鬼に挑み、全員が協力して見事に鬼を撃退した。
新雪の園庭 綱引き白熱 小谷保育園運動会

 小谷村保育園で26日、雪上運動会があり、雪の上で遊ぶ子どもたちの笑い声が響いた。前日までは荒れ模様だった天気が回復し、青空の下、園庭は一面ふかふかの新雪に。園児たちは雪にまみれながら思い切り身体を動かし、運動会を存分に楽しんでいた。
 今年は綱引きがあり、「よいしょよいしょ」と白熱した戦いを繰り広げた。未就園児クラスも応援に駆け付け、声援を送った。
交通安全&W語に願い 白馬村 入選児童3人を表彰 

 本年度の白馬村交通安全標語コンクールで入選した作品の表彰式が18日、村役場で開かれた。歩行者の目線で考えた標語や、自転車のヘルメット、夜間の反射材に着目した白馬北小学校と南小学校の児童3人の作品が入選。丸山俊郎村長が表彰状を授与した。
 例年は交通安全・暴力追放村民大会で表彰式を行うが、昨年12月に村内で発生した土砂災害の対応で本年度の大会が中止となったため、表彰式を単独で実施した。コンクールには両校から254作品の応募があった。
雪で冷ます伝統の飴づくり 上仲町柴田菓子舗 大町あめ市へ職人作業

 数十年間も使い込まれた銅製の大鍋で、高温に煮えたぎらせた飴あめを、天然の雪を入れた工房の水槽で冷まし、手際よく伸ばしてゆく。とけた黒糖の甘い香りに包まれながら「雪は柔らかく鍋底に当たるから良い。氷じゃゴロゴロして鍋が安定しないからダメなんだよ」とベテラン職人は言う。
 大町市大町上仲町の「柴田菓子舗」は24日、2月11日の大町あめ市に向けて伝統の飴づくりを行った。約70年前に先々代店主によって始められ、店ゆかりの職人らが受け継いできた作業。今年は店主の柴田裕久さん(64)と娘なつみさん(29)、塩尻市大門幸町の御菓子司「一誠堂」店主・小澤義忠さん(71)、店主の友人・中村貴義さん(64)の4人が集まり、約100`の飴を作った。
すごい!科学的おもちゃ COLORITO青山さん講師 池田児童クラブ 楽しく「工作教室」

 池田町の池田児童クラブは24日、「工作教室」を池田小学校で開いた。22人の子どもたちが参加し、町内で工作教室「COLORITO(コロリート)」を主宰する青山裕子さん(49)を講師に、科学的おもちゃ「くるりんきらりん」を作った。
 16本のプリズムテープと丸棒、耐寒チューブ、丸型シールを使って工作した。子どもたちは、「教えてください」と積極的に助けを求め、青山さんやスタッフが、一人一人に根気よく向き合っていた。
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