2024年1月28日(日)付

作品と大町の魅力発信 北ア芸術祭2024 ツアーガイド募集

 大町市内を現代アートで飾る「北アルプス国際芸術祭」の実行委員会(委員長=牛越徹市長)は、今年秋の第3回開催(9月13日〜11月4日)に向け準備を着々と進めている。「芸術祭」と「来場者」をつなぐ架け橋となる「オフィシャルツアーガイド」を募集している。作品案内とともに、自然や文化など大町の魅力を来場者に発信する役割を担う。
 活動期間は、芸術祭開催期間中で、オフィシャルツアーの案内などを行う予定。
 2月から8月にかけてガイド養成研修を実施する。受講してもらうことで、大町の歴史や文化、自然、芸術祭の作家や作品などについて知識を深める。
花見新公民館が完成 大町 憩いの場として利用して

 大町市平の花見自治会(田邊一弘自治会長)は27日、建設していた新公民館の落成式と祝賀会を現地で開いた。70年以上の歴史を経て老朽化した旧公民館に代わり、地域の人々が集う新たな施設の完成を祝った。
 新公民館は木造平屋建てで、天井が高く広々使えるホール、台所、屋内外のトイレなどを備える。屋外は軒先を伸ばし、縁側として行事や資源ごみ回収などの際に雨風をしのげるスペースを設けた。
 式典には約30人の住民や来賓が参加。テープカットで落成を祝った。
育てたひまわりの種 福島へ 松川小 6年生 障害者の福祉支援

 松川村の松川小学校6年い組は25日、本年度育てたひまわりの種を、障害者の福祉支援としてひまわりオイルづくりに取り組む福島県のNPO法人シャロームの「ひまわりプロジェクト」に送った。
 東日本大震災や原発事故を機に始まった同プロジェクトは、ひまわりの種を全国各地に配布、育ててもらい、実った種からひまわり油を製造・販売する障害者支援事業として行っている。
 松川小では昨年、村の観光農園で収穫体験した際、ひまわりの種の収穫にも参加。取り組みに協力しようと、昨年春から、種まきや草取り、選別などを行い、約20eの畑で60`を収穫した。
仲間と滑りスキー上達へ 白馬中 1、2年生 岩岳・五竜で教室

 白馬村の白馬中学校は16日、1・2年生のスキー教室を村内のスキー場で開催した。1年生は白馬岩岳スノーフィールド、2年生はエイブル白馬五竜スキー場で実施。インストラクターの指導を受け、技術の向上に努めるとともに、仲間と一緒に滑るスキーを大いに楽しんだ。
オンラインで国際社会触れる 池田 高瀬中で社会科講演会

 池田町の高瀬中学校の3年生67人は25日、社会科の授業でオンライン講演会を行った。アフリカのルワンダ共和国在住で義肢装具士のルダシングワ真美さんを講師に、国際社会の課題を身近に感じ、考える機会にした。
 ルダシングワさんは、1994年に起きたルワンダの大虐殺などで手足を失った人たちのために、無償で義肢提供や就労支援を行っている。ルワンダとの出会いや、26年間続けてきた活動の経緯、義肢製作所の様子などを、映像を交えて紹介した。
「自分らしさ」知り考える 小谷小 6年生 オンライン講師の授業

 小谷村の小谷小学校で25日、6年生を対象に「自分らしさ」を考える授業が行われた。安曇野市在住で、Xジェンダー(性自認が男性・女性どちらにも当てはまらない)の「いしだゆずま」さん(27)がオンラインで講師を務めた。性の多様性や命の大切さなど、当事者としての経験を交え「自分らしく生きること」を伝えた。
 授業では、セクシュアリティ(性のあり方)について、身体の性、心の性、好きになる性、表現する性―があると説明。自身はXジェンダーと自認しており「皆さんも自分のセクシャリティを考えてほしい。ありのままの自分で良いんだと伝われば」と話した。
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