2024年1月30日(火)付

火災 文化財守る連携確認 大町市八坂 「防火デー」に金熊惣社で

 「文化財防火デー」(1月26日)に合わせて、大町市八坂大平の金熊惣社で28日、消防訓練(市教育委員会主催)が実施された。市消防団、市教委関係者、大平自治振興会、大平自主防災会の会員らが多数参加。出火通報から火災防御に至る実践的訓練で、地域の大切な文化財を火災から守る防災意識を高めた。
 訓練は「何らかの原因により金熊惣社社務所から出火し、本殿等に延焼拡大の恐れがある」という想定で実施。大平自治振興会の北澤日出志会長が119番通報をしたのち、非常用持出品を搬出した。通報を受けて地元消防団の消防車両が出動、現場に到着して防火水槽から素早くホースを延長し、拝殿に向けて放水した。迅速かつ的確な対応により、短時間で放水活動に至ることができた。
スケート場 滑走可能に 大町市西公園 例年より1カ月遅れ

 大町市大町の西公園スケート場で27日から、今シーズンの滑走が可能となった。市スポーツ課によると、温暖な気候が続いた影響で、例年と比べ3週間から1カ月遅れのオープンとなった。
 西公園スケート場はグラウンドに水を張り冬の寒さで凍らせた天然のスポーツ施設。今年は管理・運営を担う市スケートクラブが早く凍結するよう、グラウンド内に土手を作り、南東部分のみに水を張ってリンクを整備した。
クロカン小中生が熱戦 県スキー連盟公認 白馬スノーハープに303選手 少年スキー大会 60年節目

 白馬村神城のクロスカントリー施設、スノーハープで27日と28日、県スキー連盟公認の第60回白馬少年スキー大会のクロスカントリー種目が開かれた。県内21小学校、17中学校から延べ303人がエントリー。節目の大会を全力疾走で競った。
 白馬少年、志賀少年、野沢温泉少年の県内3大公認少年大会の一つで、60年の間に五輪選手をはじめ多くの名選手を輩出してきた歴史がある。
 27日は小学生男女混合リレー(3`×4人)、28日は中学生男子5`、中学生女子、小学生5・6年、小学生3・4年の各3`、小学生1・2年1`の各競技が行われた。
地元食材でみそづくり 松川 営農支援センターが教室

 松川村営農支援センターは2日間の日程で、地元食材を使った恒例のみそづくり教室を村の農産物加工施設「農村婦人の家」で開いた。村内から13人が参加し、元村みそ生産組合の矢花千束ちづかさん(77)を講師に、安心安全なみそづくりを体験した。
 約200`のみそを仕込んだ。初回に、発酵器を使って米こうじを仕込んだ。2日目の27日は、大鍋で煮た大豆を機械でつぶし、こうじと塩を合わせてかくはん機で混ぜた。たるに詰めて、各自持ち帰った。
 初めて参加した60代女性は「一つ一つの工程を学びながら、みんなと一緒に作業ができて楽しかった。出来上がりが楽しみ」と話した。
1年生が保育園児案内 池田小 新入生体験会に29人

 池田町の池田小学校で25日、来年度の新入生を対象にした体験会が行われた。池田保育園の年長児29人が1年生27人と交流し、学校や学校生活への興味と関心を広げた。
 1年生が「わくわく学校体験会」と題して企画。学校行事や学校生活について紹介し、「安心してください」「楽しいことがいっぱいあります」などと呼び掛けた。
 やや緊張した様子の年長児たちだったが、興味津々に教室をのぞき込み、1年生と打ち解けるにつれ、笑顔がこぼれていた。
高齢者へ交通安全指導 大町市平の野口百寿会 教習所指導員招き教室

 大町市平の「シニアクラブ野口百寿会」(田辺芳宏会長)は24日、大町自動車教習所の向山哲弘指導員を講師に、上原の湯で高齢者対象の交通安全講習会を開いた。自分の普段の交通行動を振り返りながら、状況に応じた運転や歩行方法について理解を深め、交通安全意識を高めた。
 向山さんは「誰でも加齢に伴い、気持ちの上ではできているつもりでも、運転時にブレーキを踏もうとしてアクセルを踏んでしまったり、同時に2つ3つのことが考えられなくなって見落としをしてしまうなど、交通安全に必要な身体能力が低下していく」と話した。
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