2024年2月10日(土)付

持続可能な大町%ョ画評価 北アルプスオーガニックプロジェクト 全国応募で消費者庁長官賞

 食や農林水産業に関し、全国から持続可能な生産や消費の取り組みを動画で募集する、国の「サステナアワード2023」で、大町市を中心とした住民有志でつくる「北アルプスオーガニックプロジェクト」が、消費者庁長官賞を受賞した。マルシェを通じた住民同士の交流や生ごみをたい肥化する市の取り組みなどを紹介し、地域ぐるみの活動として評価された。
 動画は「持続可能な循環型まちづくりへの挑戦」と題した3分28秒。地元農産物を取り扱う省資源の「ハカリウリマルシェ」や、有機農業の勉強会の開催などグループの活動を紹介。
外国人の観光過去最多へ ハクババレー今季来訪者 予測57万人に上方修正

 白馬村と小谷村、大町市を訪れる外国人観光客について、一般社団法人ハクババレーツーリズム(HVT)は、今シーズンの来訪者数予測を最大57万人に上方修正した。1月末時点の実績が29万人となり、前年同期比220%と大幅に増加。すでに昨シーズン通しての来訪者数(約26万人)を上回っており、このままのペースで推移すると50万人を超え、過去最多を更新すると予測した。
 HVTは当初、今冬の外国人客数をコロナ前の2019―20シーズンと同等の37万5000人になると予測。シーズンが始まると白馬村のスキー場を中心に外国人観光客が訪れており、宿泊施設などの状況を鑑みて予測を上方修正した。
池田町 農業法人設立へ 3月定例会開会 出資金の予算案可決

 池田町は9日、町が設立を目指す新農業法人に町が発起人として出資する出資金300万円を計上した本年度一般会計補正予算案を、同日開会した町議会3月定例会へ提出し、5対4の賛成多数で可決された。2月中の創立総会開催を目指す。
 9人中8人が質疑・討論を行い、「農業者の声が十分に反映されていない。理解を得てから設立するべき」「社口原の問題と町全体の農業は切り離すべき」(反対)、「町の持続可能な農業に必要な組織」「既存経営体の支援につながる法人だと(農業者に十分な)説明を行っていただきたい」(賛成)などの意見が交わされた。
生前に「片付け」実例紹介 松川 人権フォーラムで専門家講演

 「まつかわ村人権フォーラム」(松川村公民館、村人権教育推進協議会、村男女共同参画審議会主催)が3日、村すずの音ホールで開かれた。「できていますか生前整理みんなで片付けよう」をテーマに、一般社団法人実家片づけ整理協会代表理事・実家片づけアドバイザーの渡部亜矢さんが講演し、片付けの極意を分かりやすく伝えた。
 「安心安全健康」や「片付けながらコミュニケーション」など、片付けの鉄則を紹介。片付ける順番ややり方などを、実例を交えて具体的に紹介した。
花アレンジリフレッシュ 大町 講師に習い介護者交流

 大町市地域包括支援センターは1日、JA大北会館アプロードで「介護者リフレッシュの会」を開いた。大町名店街で「ナガサワ・フローリスト」を営む長澤哲士さんを講師に、フラワーアレンジメント作りを体験。日々の介護から少しの間だけ離れ、参加者同士で交流を深めながら、心身のリフレッシュにつなげた。
 長澤さんは「早春のアレンジ」をテーマに、スイートピー、チューリップ、ミリオングラタスなどを使った、春らしさあふれる華やかなアレンジ作りを指導した。
被災地支援途切れなく 防災士会県支部 大北4人交代で珠洲市入り

 日本防災士会長野県支部(大久保隆志支部長)は同士会石川県支部からの要請に基づき、1月中旬から避難所運営の人的支援に取り組んでいる。大北地域からは大久保支部長、中信地区ブロック長の梨子田長生さん、青柳義人さん、左右田武章さんのメンバー4人が支援活動を行っている。
 珠洲市では現在も避難所運営のボランティアは募集しておらず、個人では行くことができない。県支部では、2月も引き続きメンバーが交代しながら現地入りし、途切れることのない支援を続けていく。
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