2024年2月15日(木)付

集え還暦世代 大町の未来語ろう 「3回目の成人式」5月に 旧一中/ 仁中S54年度卒生合同同窓会

 大町市の旧第一中学校と旧仁科台中学校を昭和54年度に卒業した有志は今年5月、合同の還暦同窓会を計画した。60歳を迎える世代のため、タイトルに「3回目の成人式」を掲げた。呼び掛け人の一人で一中出身の小林定寿さん(59)=大町宮田町=は「さまざまな経験を重ねる中で、地域に恩返し、貢献ができる年代になってきた。童心に返るとともに、これからの故郷大町を語り合う機会にしたい」と話している。
 3回目の成人式・合同還暦同窓会は、JA大北会館アプロード3階レインボーホールを会場に5月4日午後3時から開催する予定。会費は一人7000円。
 有志で実行委員会を立ち上げた。メンバーは、当時の両校各クラスの代表者約40人。3年前から構想を練り、今年1月から本格的な準備に入った。現在は内容の詳細を検討中で「各クラスの余興などで盛り上げたい」としている。
冬スポーツ家族で満喫 大町 爺ガ岳スキー場でフェス

 県内のスノーボーダーの若者でつくる「6th sense snow board JPN」は11日、ウインタースポーツに親しむイベント「FREEDAM FESTA」を大町市平の爺ガ岳スキー場で開いた。家族連れなど来場者が、スノーボードのレッスンやスノーフラッグの大会などを楽しみ、冬の魅力を満喫した。
 子どもたちは地元産のリンゴやスキー場のリフト券の景品をかけて、スノーフラッグに挑戦。ゲレンデを一斉に駆け上がり、雪原に立った旗を奪い合う白熱したゲームを繰り広げた。
二人三脚でペンション経営 白馬 宮分さん夫婦 父から承継

 宿泊事業者の高齢化や後継者不足が課題となっている白馬村で、若い夫婦がペンション経営を引き継ぎ、DX化による業務効率化や満足度向上に取り組んでいる。神城飯森で「歩絵夢(ポエム)の森」を営む宮分翔大さん(26)と恋佳さん(27)。翔大さんは前職でホテルマネジメントを経験し、昨年春に父から宿を継いだ。二人三脚で営みつつ、経験を生かして村の課題に対し「還元したい」と展望する。
 ペンションは白馬五竜スキー場近くにあり、翔大さんの両親が30年ほど前から冬季のみ経営していた。翔大さんは子どもの頃に白馬で冬を過ごしており、いつかは自分が継ぐと考え、大学生時に海外のホテルでインターンシップを経験、全国でリゾートホテルを運営する星野リゾートに就職した。恋佳さんとは山梨県内のホテルで働いている時に出会い、結婚を機に白馬に移住し、宿を引き継ぐことを決めた。
雪と火の祭り50年の節目 小谷 大網で4年ぶり開催

 小谷村北小谷大網地区で10日、冬恒例の「大網雪と火の祭り」(大網観光委員会主催)が、コロナ禍の自粛を経て4年ぶりに開かれた。祭典が始まって以来50年を迎え、県内外から訪れた観光客が地区住民とともに、鬼役の若者たちがたいまつを手に舞い踊る勇壮な祭りを楽しみながら、節目を祝った。
 みのをまとった、ふんどし姿の鬼役が、雄たけびを上げなが地区内を練り歩き、巫女と子どもとともに入場。結界に囲まれた「もがり」の上で、巫女や鬼の舞、姫川太鼓の演奏が繰り広げられ、訪れた観光客が幻想的な光景を写真に収めていた。
一転選挙戦 投票率に懸念 松川村長選 20年ぶり 期日前出足鈍く

 任期満了に伴う松川村長選(18日投開票)の期日前投票が14日から、村役場で始まった。急きょの選挙戦のためか出足の鈍さが目立ち、投票率の低下が懸念される。村選挙管理委員会は「地元の長を選ぶ最も身近な選挙。ぜひ投票を」と、防災無線や広報車で投票を呼び掛けている。
 初日は正午までに約70人が投票に訪れた。前回村長選は20年前で制度も違い単純比較できないが、選挙期間が同じ令和4年3月村議選では期日前初日に約220人が訪れたことに比べ、動きが鈍い。
 20年ぶりの選挙戦で投票率が予想しづらく、加えて直前まで無投票ムードだったことから村内からは「選挙戦になっていると知らない人も多いのでは」という声も聞かれる。
手続き便利「e―Tax」で 大町税務署確定申告 小谷村長 スマホで体験

 2023年分の所得税などの確定申告が今月16日から始まるのを前に、小谷村の中村義明村長が14日、スマートフォンを使った申告手続きを行い、国税電子申告・納税システム「e―Tax」の利便性をPRした。e―Taxを利用した確定申告が全国的に広まる中、地域住民らにも利用を呼び掛けた。
 中村村長は大町税務署の職員に手順を聞きながら手続きを進め、マイナンバーカードを用いて確定申告を行った。税務署へ行かず自宅などから申告できるe―Taxを体験し「確定申告は大変なイメージだが、10分とかからずできた。自分のタイミングでできるのが便利」と話した。
トップページ 2月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2024 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.