2024年3月1日(金)付

大町の地酒「白馬錦」蔵元 薄井商店が全株式譲渡 シャトレーゼ傘下で事業継続

 大町市の地酒「白馬錦」蔵元の薄井商店は2月29日、菓子製造販売大手のシャトレーゼホールディングス(HD、山梨県甲府市)に3月1日付で全株式を譲渡すると発表した。グループ企業として社名は変更せず事業を継続、従業員13人も引き続き雇用する。
 シャトレーゼHDは国内820店、国外180店を展開するシャトレーゼをはじめ、ワイナリー事業やリゾート事業、ゴルフ事業などを展開。薄井商店をグループ企業とすることで、シャトレーゼ店舗や運営するホテルなどで日本酒を提供する他、新たな商品開発にも生かす。
国内トップ選手 白馬に集結 八方尾根 ジャパンパラアルペン開幕

 国内最高峰のパラスポーツ大会「ジャパンパラ」のアルペンスキー競技が2月29日、白馬村の白馬八方尾根スキー場で開幕した。国内のトップ選手が白馬に集結し、3月2日まで回転種目を実施。男女別に各障がいのカテゴリーで行われている。
 パラスポーツの認知度向上や、障がい者の社会参加の促進、アルペンスキー競技の普及拡大などを目的に毎年開催しており、白馬での開催は5年ぶりとなる。
 大会には国内トップ選手が集結。ソルトレイクシティパラリンピックから6大会連続で出場している森井大輝さん、パラリンピック2大会連続出場の本堂杏実さん、ソチパラリンピック金メダリストの鈴木猛史さんらがエントリーしている。
栂池ロープウエー早春運行 あすから 昨年より1カ月早く

 小谷村の栂池高原スキー場上部と栂池自然園を結ぶ栂池ロープウエーは、2日から早春運行を開始する。昨年より1カ月早い運行開始で、3月中は毎日運行。4月5日から21日までは金・土・日曜のみ、26日から5月6日までの連休期間中は毎日運行する予定。
 昨年は雪崩事故などの影響もあり例年より遅い4月に入ってから運行を開始したが、今年は雪不足の影響などを鑑みて3月初めからの運行を決めた。
池田図書館に教養本220冊 会染の三井田さん 「白風」文庫 人生豊かに

 池田町図書館に「文楽・白風(はくふう)文庫」がこのほど設置された。同町会染の三井田白風さん(78)が、楽しんで教養を高めてもらおうと寄付金や本を贈り、220冊以上がそろった。
 昨年、100万円を同館に寄付し、100冊以上の蔵書が購入された。さらに、愛読書を中心に100冊以上を寄贈した。
 文庫には、思想・宗教、歴史、社会、芸術、古典、日本文学、外国文学など、全集を含む幅広いジャンルが並ぶ。絶版となっている本も少なくない。
子育て悩みに専門家助言 松川 煌きの会「おしゃべり会」

 女性目線の地域課題に向けて活動する松川村の市民団体「煌(きらめ)きの会」(三原良子代表)は2月25日、「子育てなんでもおしゃべり会」を村すずの音ホールで開いた。シュタイナー療育センター(同村)の代表理事・森尾敦子さん(66)がアドバイザーとなり、子育てのこつや心構えなどについて、助言した。母親たちの悩みや相談に答える形で、家事のやり方や反抗期の子どもへの接し方、親子の関係性などについて、具体的にアドバイスした。
 子育て世代の母親や女性村議ら約10人が参加し、「お菓子バイキング」を楽しみながら、気軽におしゃべりした。
小中一貫 成果と課題共有 大町 八坂小中教員 研究まとめの会

 大町市の八坂小中学校が校舎分離型の小中一貫校「八坂小中学校」として開校して、初年度の終りを迎えようとしている。教職員は本年度、一丸となって共通した学校経営ビジョン(グランドデザイン)を意識しなが校舎分離型でもつながっていく学びづくり≠進めてきた。初年度の成果と課題を共有し、より充実した2年目の学校運営を目指している。
 2月21日は全教職員が参加して、前期課程そよかぜ校舎で「チーム八坂小中学校研究まとめの会」が開かれた。県中信教育事務所の北原真司さんが助言者として来校。本年度の成果と課題の報告と情報共有が行われ、開校2年目は、さらに充実した授業を実践していこうと気持ちを新たにした。
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