2024年3月10日(日)付

芸術文化のまちづくりへ 大町市 条例制定向け初の審議会

 大町市は、芸術文化の振興を図る条例と計画の策定に向け、市文化芸術振興審議会を立ち上げた。同条例・計画は、豊かな自然や歴史、活発な芸術活動など地域特性を生かした人づくり・まちづくりの指針で、年内の制定、令和7年度の施行を目指す。
 初会合が8日、サン・アルプス大町で開かれた。市から委嘱された、市内の文化施設代表や芸術家、観光や商工、金融などの関係者18人で構成。会長に劇団四季浅利慶太記念館長の浅野貢一さん、副会長に市芸術文化協会長の大日方三郎さんを選出した。
異業種の若者集い交流 北アルプス連携自立圏 心理カウンセラー羽林さん講義

 大北地域5市町村でつくる「北アルプス連携自立圏」は2月29日、大町市のJA大北会館アプロードで「異業種交流&ライフデザインセミナー」を開いた。大北地域のさまざまな業種で働く多くの若者が参加し、心理カウンセラーとして全国で活動する羽林由鶴さんからコミュニケーションスキルについて学びながら異業種交流を深めた。
 羽林さんはワークショップ方式による参加型講義を行った。「多様性の時代、自分の考えがある人とない人では不自由を感じる」と話し、「皆さんの考え方がこれからの生き方になる」と述べた。
池田ゆかりの歌人・俳人 拓本20点 15日までかえでで展示 豊科の下田さん寄贈

 元「信濃金石拓本研究所」の会員・下田忠寿さん(87)=安曇野市豊科=が、池田町にゆかりのある歌人や俳人の文学碑の拓本20点を、このほど町に寄贈した。町交流センターかえでのなないろスペースで15日まで展示されている。
 会場には、岡麓や浅原六朗など、12人による短歌や俳句、歌詞の拓本を展示。作者や作品についての解説も添えている。
 町教育委員会文化財保護専門員の小澤洋治さんは「実物大の拓本は、見やすくて読みやすい。大事に活用していきたい」と話した。
ハクババレーの未来 法政大生提言 小谷村栂池 地方創生カレッジ発表会

 小谷村の栂池高原で2日、内閣府補助事業「地方創生カレッジ事業」の一環で、公益財団法人日本生産性本部が主催する「地方創生カレッジ学生が主役の地方創生プロジェクトin白馬バレー〜法政大学生が地域とともに描く白馬バレーの未来〜」の発表会が開かれた。
 東京の大学に通う学生がハクババレー地域の小谷村と白馬村を訪れ、地域の魅力や課題をフィールドワークから学び、政策提言を通じて地方創生を「ジブンゴト」として推進することを目的に行われた。法政大学の学生7人が参加。雇用・産業グループ、インバウンドチームの2班に分かれ、フィールドワークとして行政機関や農業法人、道の駅などを訪れ発表会に臨んだ。
粘土で練り切り℃l季表現 池田 高瀬中3年生が作品展 14日まで

 池田町の高瀬中学校3年生は、美術科の時間に、池田町の四季を和菓子の「練り切り」に見立て、粘土細工で表現する学習を行った。生徒たちの感性とアイデアあふれる力作63点が、町交流センターかえでで、14日まで展示されている。
 昨年に引き続き、丸山菓子舗(本店・安曇野市)の協力を得た。練り切りの制作過程などを映像で鑑賞し、実物を味わった。それぞれが思い描く季節や情景をデザインし、樹脂粘土を絵の具で色付けしてから細工した。
チラシで市民活動PR 大町 実行委 作成方法学ぶカフェ

 大町市の市民団体でつくる「ぼくらの市民活動プロジェクト実行委員会」は9日、チラシの作成方法を学ぶ「思わず手にとるチラシづくりカフェ」の第2回を市内のドットベース大町で開いた。住民団体やサークル、事業所などから参加した約20人がそれぞれ、工夫を凝らしたチラシを披露し、活動や取り組みをPRした。
 カフェは市民団体の情報発信を支援しようと、2月17日に第1回を開催。参加者がグラフィックデザイナーの富岡史棋さんを講師にレイアウトやデザインなどチラシ作成のコツを学んだ。
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