2024年3月13日(水)付

スペインにそば切り音頭 大町市南部包括 現地の日本フェスで紹介 オンラインつなぎ踊り交流

 大町市南部地域包括支援センターが考案した、介護予防体操「信州そば切り音頭〜骨こつ南部包括バージョン〜」が、海外でも評判を呼んでいる。スペインのカタルーニャ州リェイダ県イバルス・ドゥルジェイ町で、4月27日に開かれる日本フェスティバルで紹介されることが決まった。南部包括のメンバーらは当日、スペインとオンラインでつなぎ、現地の人と踊りながら交流する。「日本文化や北アルプス国際芸術祭など大町の魅力を発信したい」と意気込んでいる。
 大町とスペインをつなげたのは、松本市浅間温泉「ホテル玉乃湯」の館主で、そば切り音頭の生みの親である山崎良弘さん。そば打ち講師としても知られる山崎さんは、スペインでそば打ちのデモンストレーションに誘われ、信州産のソバの種をスペインでまいて育て、スペイン産の信州そばを振る舞った。イベントは大成功で、以来度々スペインを訪れ、そばを通じた文化交流を深めている。
ごみ拾いで地域に感謝 栂池高原 小谷中3年生が卒業企画

 卒業する前にお世話になった地域へ貢献したいと、小谷村の小谷中学校3年生は12日朝、栂池高原でごみ拾い活動を実施した。18人が4グループに分かれ、午前8時半過ぎから道沿いやスキー場、駐車場などを歩いてごみが落ちていないか目を光らせた。湿った雪が降りしきる中、地域への感謝を込めて活動に精を出し、多くの人が訪れる観光地をきれいにした。
 生徒たちは軍手をはめてビニール袋を片手に歩いた。空き缶や菓子の袋、タバコの吸殻などを拾い集め、田中さんは「たくさんごみが落ちていた。きれいになって良かった」と笑顔を見せた。
1年の子どもの成長実感 池田町公民館 「ポレポレ塾」閉講

 未就園児と保護者を対象にした池田町公民館の家庭教育学級「ポレポレ塾」は8日、令和5年度閉講式を町交流センターかえでで開いた。15組の親子が参加し、子どもたちの1年間の成長を感じながら、運動や工作を楽しんだ。
 年間を通して繰り返し行ってきた14種類の手遊びやダンスを、親子で楽しんだ。「これからも親子であせらずゆったりと成長していってください」と書かれたスタッフ手作りの修了証が、一人一人に手渡された。
入園前に楽しく運動 松川 公民館の親子教室最終回

 未就園児の親子を対象にした松川村公民館の家庭教育学級「ももたろうきょうしつ」は8日、本年度の最終回を村子ども未来センターかがやきで開いた。来年度に入園を控えた7組の親子が参加し、楽しく体を動かしたり、園生活に向けての不安を和らげた。
 スタッフの石川若菜さんの手ほどきで、親子で運動した。ぬいぐるみやボール、布などを使って、ストレッチやまね体操など、伸び伸びと体を動かした。
ニホンライチョウ保護は責任 池田 信大・中村名誉教授が講演

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウをテーマにした講演会「ライチョウを絶滅させないために保護活動の現状と課題」が3日、池田町交流センターかえでで開かれた。ライチョウの研究調査や保護活動に60年近く取り組んでいる信州大学名誉教授の中村浩志さん(77)=飯綱町=が講演し、ニホンライチョウの生態や保護活動の現状と課題を共有した。約140人が来場し、熱心に耳を傾けた。
 ニホンライチョウの由来や分布状況、山岳信仰によって人間と共存してきた関係性などを紹介。中村さんは「近い将来絶滅する」という確信のもと、環境省の保護増殖事業計画に基づき、中央アルプスと南アルプスで、ふ化したひなを家族とともに1カ月間ケージで保護する活動に取り組んでいる。
北ア山麓スイーツ知って 15日初の販売会 県大町合庁で

 スイーツを通じた観光誘客などに取り組む、大北地域の各市町村や商工団体などでつくる「北アルプス山麓育ちin首都圏」実行委員会(実行委員長=宮澤敏文県議)は15日、実行委が認定した「北アルプス山麓スイーツ」の販売会を大町市の県大町合同庁舎5階講堂で開く。「地域住民に北ア山麓育ちのスイーツを知ってもらいたい」と初めて企画。これまで3弾にわたるスイーツプロジェクトの中で認定された43品のうち8品の味に触れることができる。
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