2024年3月20日(水)付

「努力実った」喜びの春 大北 公立高校で合格発表

 県内の公立高校で19日、後期選抜試験の合格発表が行われた。大北地域の大町岳陽、池田工業、白馬の3校でも、入り口に合格番号が貼り出され、受験生たちが友人や家族と喜び合いながら、高校生活への期待に胸を膨らませた。
 大北地域の高校の合格者数は全日制課程で白馬が普通科と国際観光科の計18人、大町岳陽が普通科と学究科の計105人、池田工業が工業科の12人。県内では9285人(対前年比373人減)が受験し、8899人(同283人減)が合格した。
 再募集に対する志願は22日午後5時まで、受け付けている。入学予定者の発表は26日までに各校で行われる。
甕池田町長 任期満了で退任 2期8年「コロナ禍 町民と接点足りず」

 池田町の甕聖章町長(76)は19日、2期目の任期満了を迎え、退任した。取材に2期8年を振り返り、「少子高齢化が進み課題が増え、行政が難しい時代。新町長には若い力で課題に対応してもらいたい」と思いを託した。1期目は前町長から引き継いだ大型事業の完遂、2期目はその反動による財政問題に追われた。特にコロナ禍で町民との懇談の場が失われたことに「もっと町民と接点を持ちたかった」と悔やんだ。
 一方で町交流センター建設などの大型事業の効果には手応えを感じた。ツルヤやコメリなどの店舗進出で、半径800bほどの中にあづみ病院など生活インフラが集中。就任当初から掲げていた「コンパクトシティ」の実現に近づいたと振り返った。
用地買収・盛土 影響に不安 松糸道大町市街地 ルート帯の周辺住民説明会

 地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」大町市街地区間の整備計画で、県大町建設事務所などは18日から、1月に公表した最適ルート帯の周辺地区を対象に、住民説明会を開いている。参加者からは計画の推進を求める意見の一方、用地買収や盛土の道路構造の影響などに対する不安の声が上がった。
 初日は市役所で開かれ、大町地区(大新田町・西若宮町・桜田町・高根町・北原町・宮田町)の住民約100人が来場。県側が最適ルート帯の選定方法や今後のスケジュールなどを説明し、計画に対する理解を求めた。
望む相続へ遺言書学ぶ 松本信金 大町で書き方セミナー

 松本信用金庫は13日、相続セミナー「遺言書の書き方」を大町市の大町商工会館で開いた。大北地域の住民約30人が参加。全国相続協会世話人代表で、大沢会計事務所(松本市)の税理士・大沢利充さんから、自身が望む相続のために正しい遺言書の書き方を学んだ。
 大沢さんは「遺言書は、自分の思いを実現して、将来の心配を取り除き、幸せに長生きするために書くもの」と話し、基本的な遺言書の書き方を解説した。
組織増強へ会員交流促進 美容組合大北支部が総会

 県美容業生活衛生同業組合大北支部は18日、通常総会を大町市の中心市街地多目的ホールで開いた。組合員数の減少に伴い、池田町・松川村エリアの旧第4・第5ブロックの統合を決定。組織の維持・拡大を図るため、組合員同士の親睦を図る交流事業などに注力するとした。
 総会では新規開店者の加入促進や講習会の開催、支部による旅行などを盛った事業計画を決定。任期満了に伴う役員の改選を行い、支部長に美容室ワイズ(大町)の吉澤純子さんを再選した。
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