2024年3月21日(木)付

今冬来場最大で163万人予測 ハクババレー10スキー場 外国人客の増加要因

 今冬にハクババレー10スキー場を訪れている来場者数について、一般社団法人ハクババレーツーリズム(HVT)は、2月末までで約130万人になったとまとめた。過去の来場傾向から、シーズン通して最大163万6000人になると予測。新型コロナウイルス流行前の2018―19シーズン以来となる150万人超えの見込みで、外国人客の増加が主な要因となった。
 各市村のまとめによると、2月末までのスキー場来場者数は白馬村約81万人、小谷村約42万人、大町市約6万人。主なスキー場では五竜・47が約39万5000人(前年同期比126%)、八方尾根が約28万3000人(同114%)、栂池高原が約27万3000人(同131%)。
新1年生 安全な成長願う 松川 有明山社 ランドセル清払式

 松川村神戸の有明山社で20日、新小学1年生の安全と学業成就を願うランドセル清払式が開かれた。新入学を控えた子どもたちが、学校生活の象徴となるぴかぴかのランドセルを抱えて参拝。神事で門出を祝い、安全な成長を願った。
 村内や大町市、池田町、安曇野市などから新たに小学新1年生となる子どもや家族10組11人が参拝。神職が鈴の音でランドセルを清め、知恵を司る祭神「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」に加護を祈った。参拝者は家族で柏手を打ち、玉ぐしを捧げた。
 平林秀文宮司は「皆さんや保護者の方が選んだランドセルには、夢と希望が入っている。6年間、子どもたちが安全に通学できれば」と話した。
子どもたちの工作 絵画並ぶ 大町 森の休息 世界で一番小さな展覧会

 大町市大町下仲町の「ホッと一息森の休息」(栗林佐千子代表)で4月7日まで、第117回・世界で一番小さな展覧会「colorito(コロリート)のコト展」が開催されている。池田町会染在住の青山裕子さん(49)が、自宅で2013年から約6年間開いていた小学生向けの工作教室「colorito」(コロリート)で子どもたちが作った作品を展示。かんたん工作を中心に、絵画なども並んでいる。
 細長く切った色紙を棒に巻いて作った独楽や、立方体8つを組み合わせて作る不思議な工作おもちゃ「ノマキューブ」、美しい折り紙など、子ども心と知的好奇心をくすぐる空間が通り土間に出現した。見る人が懐かしくも心躍る展示となっている。
みすず北ア工場に5000万円助成 大町 工場誘致審 生産ライン増設で

 大町市工場等誘致振興審議会(中牧盛登会長)は11日、市役所で会議を開き、油揚げなどを製造する「みすずコーポレーション」(本社=長野市、塚田裕一社長)の北アルプス大町工場(常盤)に5000万円の助成を決めた。
 同社は、需要増加に伴い、いなり生産1ラインを増設。総事業費は約20億円で、今年2月末に完成した。
雪積もる彼岸に墓参り 大北各地 「春分の日」先祖を供養

 春彼岸の中日となる「春分の日」の20日、大北各地の霊園では地元住民らが墓参りに訪れていた。発達した低気圧の影響で大北北部は荒れた天気となり、大町市霊園では墓石や芝生の上、手向けられた供花に雪が積もっていた。訪れた人は「この時期に雪が積もるのは久しぶり」と話していた。
 市霊園では、雪が止み、青空が広がってきた午前10時ごろから多くの地域住民の姿が見え始めた。墓石の上に積もった雪を払い、キクの花を添え線香をあげ静かに手を合わせ先祖の霊を供養した。
見守られ学びや巣立ち 池田 安曇養護高等部で卒業式

 池田町の安曇養護学校高等部は14日、卒業式を行った。保護者や在校生らが見守る中、22人の卒業生が慣れ親しんだ学びやから、次のステージへと巣立っていった。
 はかまやスーツなどの一張羅を身に着けて式に臨んだ。一人一人に手渡された卒業証書を、胸を張って受け取った。 松嶋則行校長が「新生活の場で、大好きなこと、得意なことを見つけて、もっと楽しむことができたらうれしい。多くの人との出会いを大事に、自分を大切に、周りの人も大切にしてください」などと、はなむけの言葉を贈った。
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