2024年3月31日(日)付

宿泊で農ある暮らし£供 大町 中綱・旧橋場館 名称変え再開

 大町市平中綱の民宿・旧橋場館が4月27日、農ある暮らし≠提供する「Play Farm はしば」として宿泊業を再開する。環境に配慮した農業を営む太谷春花さん(34)が、農園と同名で再開する宿泊業。「地域の人に宿を知ってもらいたい」と、再開に先立ち13日午前10時から午後5時まで、イベント「Play Farm はしばのフリマ・ガレージセール『宝探しマーケット』&宿の見学会」を開く。
 春花さんは「都市部の方や若い方など、農ある暮らしに興味を持つ人が増えている。農業をやりながらここを拠点に、いろいろなことを発信できたら」と話している。
新事務所完成 効率よく業務を 大町 常盤の高瀬川右岸土地改良区

 大町市常盤下一の高瀬川右岸土地改良区の事務所建替工事が完了し、このほど竣工式が行われた。
 旧事務所は昭和38年に県中信土地改良事務所大町支所として新築された建物。事業量の増加に伴い増築を重ねてきたが、築60年以上たち、令和3年度から老朽化による建て替えについて協議し、総会で議決。昨年度から建設工事が行われた。
 新事務所は平屋建てで床面積は232・69平方b。事務室、会議室、役員室を備え、職員らが効率よく質の高い業務を行える機能的な配置や環境を整えている。
市制70周年記念催し確認 大町 実行委が会合 イベント募集も

 大町市制施行70周年記念事業実行委員会は28日、第2回会合を市役所で開いた。令和6年度予算を決定し、記念イベントの開催予定などを確認した。
 記念事業は市と市議会が主催する式典が10月5日に市文化会館で開催される。他にも「アルプス雪形まつり」や「アルプスマラソン」など恒例イベントを記念行事として実施。実行委と市立大町山岳博物館が連携した企画展なども予定している。
 実行委は引き続き「70周年記念」を冠につけるイベントを募集している。
買い物やステージ 交流楽しむ 池田みらい塾 はれとけマーケットinじょいふる

 若者たちによる仲間づくりや交流の場づくりを目指す「みらい塾」(池田町公民館事業)は24日、「はれとけマーケットinじょいふる」を町交流センターかえでのホールで開いた。買い物やステージ発表を目当てに、多くの来場者で活気づいた。
 「はれとけマーケット」は、「特別な一日をあなたの日常のひとつに」をコンセプトに、安曇野や大北地域で定期的に開かれている。「じょいふる」は、若者有志らが企画・運営した初のイベント。
相続 法改正や制度学ぶ 小谷 シニアクラブが研修会

 小谷村シニアクラブ(松本久忠会長)は26日、相続について学ぶ研修会を村福祉センターせせらぎで開いた。相続に関連する法改正や近年変わった制度などを学び、子どもたちのために何をどう残していくべきか、近い未来にやらなければならないこととして捉え、考えを深めた。
 会員16人が参加。司法書士の久保田利夫さんが講師を務めた。久保田さんは、今年4月から相続登記(不動産の所有者が亡くなった時に名義を相続人に変更する手続き)の申請が義務化されたことなどを解説。手続きに必要な過程を資料を交え説明した。
縄文遺跡「まが玉カード」配布 大町文化財センター 一津遺跡出土品も紹介

 県埋蔵文化財センター(長野市)は、大町市文化財センターなど県内15の博物館や資料館などと協力し、各地域で出土した勾玉の写真や紹介文を載せた「まが玉カード」を配布している。大町市では平海ノ口から出土した一津遺跡の勾玉、石製装飾品を紹介。縄文ファンらから人気を集めている。
 一津遺跡は木崎湖北東部の湖岸近くに残る、縄文時代早期から晩期、平安時代から中世の遺跡。 カードでは縄文時代の玉作りについて詳しく解説。関係者は「実物を見ながら縄文文化にふれてもらいたい」と話している。
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