2024年4月27日(土)付

地域で食に向き合う体験 大町市平の「穏蓮路辺香」 宿泊施設でピザ作り

 大町市平野口で農ある暮らし体験≠提供する宿「ナチュラルガーデンイン穏蓮路辺香(オレンジペコ)」で、フォカッチャ生地を使ったピザ作りが行われている。コロナ禍で宿泊客が減少した時期、地域住民に「おいしいパン屋さん」として親しまれたが、宿泊を再開した後は、食べ物を作る楽しみや食育などを体験できる場としても営む。ピザ作りには市内の家族連れや地域住民が訪れ交流を楽しんでいる。
 20日は、全粒粉を混ぜたフォカッチャ生地を丸める作業から体験。柔らかく膨らんだ生地の触り心地に参加者からは「気持ちいい」「心が穏やかになる時間」と声が上がった。
紙の桜で願い満開に 大町社協高齢者「サロン」 ホールに木の飾り

 大町市総合福祉センターのエントランスホールに、大町地区社会福祉協議会が開く高齢者の仲間づくりの場「ふれあいいきいきサロン」のメンバーが作った、桜の木の飾り物がお目見えした。「来場者もメッセージを書き入れて、満開の大樹を作りましょう」と呼び掛けている。
 サロンの参加者がピンクの折り紙で桜の花を作り、「健康に過ごせますように」「100歳まで頑張るぞ」など、花びらにメッセージを書いた。2本の木と折り紙を多数用意し、訪れる人にも願い事を書いた花を飾ってもらえるようにしたところ、日ごとに花数が増えている。
図書館先送りに疑問の声 白馬村が住民説明会 子育て施設を先行整備

 白馬村は26日、図書館と子育て支援施設の整備方針に関する住民説明会を村ふれあいセンターで開いた。当初計画では両施設の機能を併せ持つ複合施設を建設する予定だったが、財政状況から老朽化している子育て支援施設を先行して整備すると説明。参加者からは要望が多い図書館を先送りすることを疑問視する意見があった一方、子育て世代の参加者からは好意的に受け止める声が聞こえた。
 説明会は午後1時半からと6時半からの2回開き、1回目には約30人が参加した。村はこれまでの経緯や各案の財政シミュレーションの結果などを説明。先行整備する子育て支援施設は現在の子育て支援ルーム西側に建てる計画とした。図書館については今後の財政状況もあり「なるべく早く実現する」(丸山俊郎村長)と説明するにとどめた。
丹精込め小谷流「手前みそ」 おたりつぐら 地元の材料使用し講習

 小谷村宮本の複合拠点施設「おたりつぐら」で25日、「小谷流」のみそづくり講習会が開かれた。村内で栽培された無農薬大豆とコメ、こうじを用い、塩以外はすべて地元産を使用。村内外から10人が参加し、おいしいみそになるようにと丹精込めた。
 大豆のうまみが感じられるよう、大豆15`と米こうじ10`で仕込んだ。
 白馬村からの参加者は「みそはつくったことがあるけど、小谷はこうじを多く使い、素手でやって手前みそになるのはなるほどと思った。おいしいみそになってほしい」と話した。
「頼られる社会人に」 池田 新入社員歓迎会に30人

 池田町は26日、町内の事業所などに本年度就職した新入社員歓迎会を町交流センターかえでで開いた。新規就職者37人のうち出席した30人に、町特産品が入った記念品をプレゼントするなど歓迎し、今後の活躍に期待した。歓迎会後は人材育成コンサルタントによる講話もあり、社会人としての心構えを学んだ。
 講話では、人材育成コンサルタントの池田正夫さんが講師となり「新入社員に伝えたい当たり前だけど大切な言葉」と題して話した。
災害に強い村づくりへ 松川村 能登派遣職員が報告会

 今年1月に発生した能登半島地震に伴う災害派遣で、被災地の支援活動にあたった松川村職員の報告会が24日、村役場講堂で行われた。昨年度の派遣職員8人が、被災地での経験を踏まえ、同村における備えや地震等災害発生時にとるべき行動について発表。村議会議員や村職員約50人が参加し、災害に強い村づくりを考えた。
 災害派遣職員8人のうち6人が、石川県羽咋市での廃棄物処理業務、家屋調査・罹災証明書発行業務、輪島市での避難所支援業務の3グループに分かれ発表した。
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