2024年5月3日(金)付

大町で川に学ぶ全国大会 県内初 9月開催へ実行委発足

 川の指導者の交流や、川での体験活動、水環境保全などの周知を図る「第23回川に学ぶ体験活動全国大会in信濃大町」が9月28日と29日、大町市で開かれる。NPO法人川に学ぶ体験活動協議会(RAC)と大町市SDGs学習旅行誘致協議会が共催し、県内初開催。古くから水や川を生活やエネルギーなどのために利用し、水環境の保全などに取り組んでいる大町市で、川や水に親しむ機運を高める。
 実行委員会が4月、発足した。市役所で開かれた初会合では、委員会設立趣意書や大会スケジュールの確認、役員選任などが行われた。 
河川敷のシバザクラ 北ア共演 大町 有志が管理 農具川で見頃

 大町市で春の花の名所として知られる、農具川河川公園のシバザクラが見頃を迎えている。咲き誇る色とりどりの花が河川敷を鮮やかに彩り、訪れる人を楽しませている。地域の有志でつくるボランティア団体「白塩町河川公園愛護会」が河川敷に広がるシバザクラのじゅうたん≠夢見て、植栽や管理を続けている。
 今年も訪れた人が気持ちよく鑑賞できるように、河川公園は歩きやすく整えられている。
「モルック」ピン 手作りに挑戦 大町 社協講座、ほっとスペース 合同で

 大町市総合福祉センターで4月27日、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」のピン作りが行われた。市社会福祉協議会主催の講座と、同日開催されていた学習支援「つくしの会」による「みんなの居場所 ほっとスペース」に来ていた人たちが合同でモルックを作り、競技を体験した。
 この日は、ほっとスペースとの合同開催で、あらかじめ用意されていた木製のピン用の木材と数字の型紙を使って、大人と子どもが協力して仕上げた。紙やすりできれいに磨いて数字を描き入れた。
花とハーブ育てるこつ学ぶ 池田ソヨソヨ 樹木医招き植栽講座

 池田町ハーブステーション内のハーブガーデンで4月26日、春の植栽講座が開かれた。樹木医の山本裕美さん(山ノ内町)を講師に、花とハーブの植栽のポイントやこつを学んだ。
 追肥や混植、摘心、挿し木の仕方などを実演を交えて紹介。根付かせるためのこつや花を長持ちさせるこつなどを伝えた。寒冷地に適した一年草や二年草、宿根草約40品種350株を定植した。
 山本さんは「想像して作る過程が楽しい。発想の柔軟さ、思い込みをとることが大事」などと伝えた。
日本海から塩の道歩く 糸魚川市で起点祭り きょう小谷村、あす白馬村へ

 越後から信州に塩を運んだ「塩の道」を出発地日本海から歩く「塩の道起点祭り」が2日、新潟県糸魚川市で開かれた。3日に小谷村、4日に白馬村で開かれる「塩の道祭り」につながるイベントで、県内外から約60人が参加。JR糸魚川駅を出発し、道中の史跡や自然を眺めながら根知駅まで歩いた。
 当日は青空が広がり、5月の風を感じながら歩いた。大野地区にある国指定の史跡「大野のウトウ(人工的にU字型に掘り込まれた山道)」も歩き、参加者はかつての古道に思いを馳せていた。
 小谷と白馬の塩の道祭りに参加するという参加者もいた。小谷の塩の道祭りをPRしようと、村の女性職員が旅姿で参加した。
北ア水鏡の水田で田植え 大北で農作業シーズン始まる

 春の遅い大北地域でも本格的に田植え作業のシーズンを迎えている。晴れ間となった2日には池田町や松川村、大町市常盤など大北南部で田植え作業の風景が見られ、水田の水鏡に残雪の北アルプスが映り、農作業シーズンの始まりを告げていた。
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