2024年5月4日(土)付

小谷の古道2500人歩く 春満喫「塩の道祭り」始まる

 いにしえの古道・千国街道(塩の道)を歩く、第45回「塩の道祭り」が3日、小谷村で開かれた。県内外から約2500人が参加、歴史をしのび、山里の春を満喫した。
 大型連休中に開催され、第45回を数える人気のイベント。中村義明村長は「小谷の塩の道はほとんどが昔ながらの道。その古道を大切に守り、訪れる人をもてなす小谷の人の思いが、多くの人を迎えている。本当にうれしい」と話した。
 コースは下里瀬から千国諏訪神社、牛方宿などを通って、栂池高原までの千国越えコース約9`。昔の旅姿に仮装した歩荷隊と飛脚隊の行列、小谷太鼓や姫川太鼓の演奏、郷土芸能の披露などで盛り上げた。
色とりどり ツツジの花共演 大町 西山城址全域で見頃

 大町市常盤の西山城址の全域で自生しているミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジなどツツジの花が見ごろを迎えている。登城してすぐの「三の曲輪」から山頂の「一の曲輪」へと続く山道沿いで順々に咲き始め、ピンクや赤、オレンジと色とりどりのツツジの共演が訪れる人の目を楽しませている。
 高低差で順番に咲いていくため、20日ごろまでは花を楽しむことができるという。現在は三の曲輪周辺のヤマツツジ、二の曲輪周辺のミツバツツジが見頃。
ハンドメイド作品楽しむ 池田 山風舎さんさんマーケット初開催

 池田町会染のストーブ&クラフトショップ山風舎は4月26日と27日、「さんさんマーケット」を初めて開いた。県内から、ハンドメイド作家らによる出店とワークショップ、苗の生産者グループによる花苗の販売、キッチンカーや出張トリミングカーの出店などが行われ、にぎわった。
 平日の初日は、女性の一人客や犬同伴の人などが、ゆるやかなひとときを思い思いに楽しんでいた。
強豪国ノルウェー選手に学ぶ 白馬村スキークラブ 初開催 実践 クロスカントリー強化

 白馬村スキークラブは4月27日と28日、HSCクロスカントリー特別強化事業2024「現役ノルウェー選手からのレクチャー・交流会」を開いた。
 クロスカントリースキーの強豪国ノルウェーから、ワールドカップなどで活躍するミカエル・グヌルフセン選手(31)を招いて初めて開催、白馬村・小谷村の小中学生と高校生を中心に約40人が参加した。
 27日に白馬村の白馬スノーハープで陸上と座学での講習会・質疑応答、28日に小谷村の栂池高原スキー場で雪上での実践的なレクチャーを行った。受講生たちはスケーティングの動作や視線などを教わりながら、元気いっぱいにスキーを走らせた。
晴天こいのぼり 快音響く 池田 町長杯マレットに106人

 池田町マレットゴルフ連盟(中島睦会長)は4月29日、第24回町長杯マレットゴルフ大会をアルプス広場マレットゴルフ場で開いた。晴天の空にこいのぼりが泳ぐマレット日和に、参加者たちはのびのびとプレーした。
 中信各地を中心に県内から106人がエントリー。号砲を合図に一斉にスタートし、36ホールパー144のストロークプレーで競った。
湿原の自然 歩いて楽しむ 大町5日まで 参加自由 居谷里で観察会

 大町市文化財センターは3日から5日まで、同市平の県天然記念物「居谷里湿原」自然観察会を開いている。周辺約1・5`を歩きながら、この時期ならではの湿地特有の草花や生き物を観察し楽しんでいる。参加無料、申し込み不要。
 3日の観察会には県内外から約20人が参加。大町山岳博物館友の会メンバーの宮澤陽美さん、板橋和子さんの案内で湿地周辺を散策した。今季の激しい寒暖差や鳥獣による食害などで植物の生育に影響はあるものの、ザゼンソウやミズバショウ、リュウキンカ、ネコノメソウなど湿地特有の植物がみられた。周囲からはウグイスやカエルの鳴き声なども聞こえ、心地よい自然環境を満喫していた。
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