2024年5月17日(金)付

アートラインARで発信 大北・安曇野 北ア芸術祭と連携 初企画

 大北・安曇野地域の5市町村や17の美術館などでつくる安曇野アートライン推進協議会は9月、大町市で今年開催する北アルプス国際芸術祭の連携企画として「安曇野アートラインを巡り、AR(拡張現実)を体験しよう」を初めて実施する。多くの誘客が見込める芸術祭の開催に合わせた事業で、芸術文化に親しめる広域エリア「アートライン」を発信していく。
 同企画は、芸術祭の会期に合わせ9月14日から11月4日までを予定。協議会を構成する館ごとに、独自に作成したAR作品を公開する。芸術祭パスポート掲示者に対する特典なども検討している。
児童移動図書館≠ナ本満喫 大町西小に「おはなし隊」

 大町市の大町西小学校(井口博司校長・全校250人)に13日、講談社「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」キャラバンカーが訪れた。児童らが夢あふれる移動図書館≠フ来訪を喜んだ。あいにくの雨天だったが体育館で実施し、1〜3年生が学年ごとに絵本とお話の時間を満喫した。
 2年生2クラス41人は、注意事項を聞いた後、瞳を輝かせてステップを上り車内で1冊を選ぶと、体育館に広げられた敷物の上でおのおのが読書タイムを過ごした。
山とビール好き 集う場に 白馬移住の2人 夢かなえバー「コケモモ」

 白馬村北城瑞穂に、山が好きな人とビールが好きな人が交わるビアバー「山とビールの店コケモモ」がオープンした。山とクラフトビールが好きという2人が手探りで始め、「山に登る人、滞在する人がくつろいでだんらんできる空間」をコンセプトに運営。現在はプレオープン中で店内で飲食できる。6月ごろからグランドオープンし、ボトルの持ち帰り販売も始める。
 運営するのは、埼玉県出身の大久保一樹さん(31)と宮城県出身の尾形紘平さん(33)。新潟県にあるアウトドアメーカーの同期入社で、ともに山とビールが好きで、いつか山の麓のまちで山好きが集まる店をやりたいと夢を描いていた。
正調安曇節100周年へ準備 松川村の保存会 来年節目 新会長に古畑氏

 安曇野を代表する民謡として歌い継がれている安曇節は来年、発表されてから100周年を迎える。松川村正調安曇節保存会は本年度、保存・伝承・普及・宣伝活動に取り組みながら、安曇節100周年記念イベント実行委員会を設置し、来年度の記念事業に向けて準備・検討を進める。
 役員人事や新年度事業については、4月の総会で決めた。本年度から古畑元大・村教育長が新会長に就き、名誉会長には前会長(当時副村長)で現村長の須沢和彦氏が就いた。
スモールビジネスを支援 池田町商工会 地域産業の活性化策に

 池田町商工会は15日、第64回通常総会を町商工会館で開き、本年度事業計画などを決めた。矢ア昭和会長は、地域産業の活性化策として、小規模事業所の創業を支援していくスモールビジネスのまちづくり構想を掲げた。
 本年度事業計画では、創業者創出による地域産業の活性化や池田・松川・生坂の各商工会が連携した広域的な経営支援などを重点事業に挙げた。
豊作願い神事 御田植祭 大町市平仁科神社 奉納米の苗 宮司手植え

 大町市平の仁科神社(羽田浩一宮司)で12日、伝統の神事「御田植祭」が執り行われた。秋の新嘗祭に神々に供える米作りの最初の神事が行われ、羽田宮司が同神社に奉納する米の苗を昔ながらに手植えし、豊作を願った。
 神事は毎年米作りを行っている氏子総代会長の松澤啓さんの水田で執り行われた。松澤さんや氏子総代らが参列し、羽田宮司が田植えのしぐさを表現した古い言葉が盛り込まれた祝詞を厳かに読み上げた。
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