2024年5月25日(土)付

音楽で商店街元気に 「まちへ行こう!」大火きっかけのイベント大町麻倉で6月1日 100回記念に「街なかライブ」

 2005年2月に発生した大町市中心市街地の商店街大火をきっかけに、音楽仲間が街の再興を願って始めたイベント「まちへ行こう!」が、100回の節目を迎える。6月1日午後1時から8時まで、大町堀六日町のギャラリー「麻倉アート&クラフト」で、「まちへ行こう!街なかライブ」を開催。当初からのメンバーや、活動の中でつながりができた市外・県外のバンド、初出演者も加え、総勢16グループが100回記念を祝うパーティーとなる。
 大火をきっかけに始まった取り組み「まちへ行こう!」は、2005年6月の第1回を皮切りに、「まちなかのにぎわいを創出し被災者にエールを」と、空き店舗やアーケード下などで毎月続けられた。近年は、大町あめ市や大町やまびこ祭りなど、中心市街地で開催されるイベントに合わせるなど年に5〜6回活動している。
「塩の道」昔の旅姿で 小谷村観光連盟 衣装レンタル 外国人誘客 多言語案内も

 小谷村観光連盟は本年度、グリーン期におけるインバウンド(訪日外国人)誘客の促進として、歴史古道「塩の道」を昔の旅姿で歩ける衣装のレンタルを計画している。「塩の道を旅姿で歩く」という付加価値で、歩くだけではなく着ても楽しめる観光につなげる狙い。史跡などを多言語で音声案内できる仕組みも構築する。
 衣装レンタルは国内客の需要も見込む。衣装の貸し出しや管理は協力施設を募る予定。音声解説は「千国越えコース」で実施し、各所に貼付したQRコードを読み取ることで案内が聞ける仕組み。(写真は5月3日の塩の道祭りで塩の道を昔の旅姿で歩く参加者)
道路きれいに地域奉仕 白馬中50年 節目の清掃活動

 白馬村の白馬中学校生徒は22日、毎年恒例の道路清掃活動に取り組んだ。今年で50年目の取り組みで、生徒が各居住地区に分かれ、道路沿いを中心にごみ拾いを実施。自分たちが住んでいる地域を少しでもきれいにしようと活動に精を出し、汗を流した。
 活動には、生徒と、校外指導員の保護者らが参加した。塩島区では国道148号沿いの同区周辺の歩道で実施。空き缶やペットボトル、菓子の袋などポイ捨てされたとみられるごみを拾い集めた。
ふるさと祭り8月3日 松川 実行委初会合 準備始まる

 松川村の夏の風物詩「松川ふるさと祭り」は、第42回となる今年、8月3日に開催されることが決まった。村役場で20日に開かれた第1回実行委員会(実行委員長=吉田寛人区長会長、名誉実行委員長=須沢和彦村長)で決定した。コロナ禍から4年ぶりに再開した昨年に続き、成功に向けて準備が始まった。
 計画案では熱中症対策として昨年に続き開始時間を遅らせ午後4時から9時まで、イベント広場周辺で実施。
 昨年の反省点も報告されたが、「コロナ禍から戻ったようで大盛況だった」などと好評な声もあった。
感謝の気持ちで駅清掃 池工生 地域美化活動に汗

 池田工業高校生徒会と生徒有志は24日、松川村のJR信濃松川駅や池田町の校舎周辺で地域美化活動を実施した。いつも通学でお世話になっている駅を爽やかに利用できるように、感謝の気持ちを込めて早朝から清掃に汗を流した。
 信濃松川駅には通学で電車から下車した生徒約50人が参加。駅舎の待合室の窓を拭いたりほうきをかけ、ホームや周辺のごみを拾うなど、隅から隅まできれいに仕上げた。
「虹の家」経営改善へ縮小 北ア広域連合 50→42床で赤字最小に

 大北地域5市町村でつくる北アルプス広域連合は、24日の広域連合議会全員協議会で、厳しい経営状況が続く同連合が運営する介護老人保健施設「虹の家」(大町市大町高見町)の経営改善策について、規模縮小が望ましいと報告した。現在の50床から42床に縮小することで、赤字額を最小に抑えることができると説明した。
 虹の家は近年、歳入不足が生じたことで基金を繰り入れながら運営してきた。厳しい経営状況からの打開へ令和4年度から経営アドバイザーを入れ、正副連合長会議などで検討を重ねてきた。3年度に5500万円あった基金は、4年度3400万円、5年度500万円にまで減少している。
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