2024年5月26日(日)付

「貞逸祭」白馬連峰山開き 大雪渓トレッキングにぎわう

 沸き立つの雲の間から、時折、残雪の白馬連峰を仰ぎ見る会場に、アルプホルンの柔らかな音色が響き渡り、夏山シーズンの開幕を祝う。白馬岳登山口・白馬村猿倉駐車場で25日、「第58回貞逸祭・白馬連峰開山祭」が開かれた。
 貞逸祭は白馬アルプホルンの会の演奏で始まり、安全祈願祭、テープカットなどを行った。続いてトレッキングの参加者は、白馬CLSのコーラスの歌声に送られて新緑の登山道へと笑顔で出発、全長約2・5`、幅約100bに及ぶ白馬大雪渓に向かった。
応援受け元気に競技 大北の小学校 春の運動会

 大北地域の小学校が春の運動会シーズンを迎えた。スポーツ日和の晴天に恵まれた25日は、大町市の大町北小学校、白馬村の白馬北小学校、白馬南小学校で実施され、子どもたちが元気に駆け回る姿を保護者や地域住民が応援した。
 大町北小では、開会式などを6年生の運動会実行係の運営で進行。子どもたちは「みんな楽しく全力勝負」のスローガンのもと、短距離走や玉入れ、綱引きなどの競技に汗を流した。多くの保護者や地域住民が観覧に訪れ、子どもたちの姿に「がんばれ」と声援を送っていた。(写真は大町北小)
花の交配・育種に挑戦 大町 市民団体 プロ招き「寺子屋」

 大町市大町八日町の「塩の道ちょうじや」で18日、花の交配・育種に挑戦し世界にひとつだけの花≠育てる「育種寺子屋」が始まった。市内の有志らでつくりポケットパークの整備や植栽を行う市民団体・フラワーポケット(小林鈴子代表)が主催している。
 育種寺子屋は、NHK番組「趣味の園芸」の講師などで活躍する育種園芸家の矢澤秀成さん(57)=軽井沢町=が20年ほど前に全国の小学校などで始めた、植物の交配・育種を体験できる人気の講座。いろいろな色合いの品種の花を受粉させ、世界にひとつだけのオリジナルの花を咲かせる。
プランターに花苗定植 松川 ちひろ公園で40人

 松川村で緑化活動に取り組む「花が咲いている村づくりの会」(平林悟会長)は21日、プランターに花苗を定植する恒例の作業を安曇野ちひろ公園で行った。760個のプランターに、色鮮やかなベゴニアの苗を植えた。同会の母体で、苗を育てた生産グループ「Mフラワー」のメンバーや村議、村職員など約40人が参加し、作業に精を出した。
 プランターに土と肥料を入れ、赤・白・ピンク色の苗を3株ずつ植えた。分担しながらてきぱきと作業を進めた。
総合技術校 事例学び共有 池田で新校再編懇話会 3校生徒が意見交換

 県の高校再編・整備計画で池田工業高校・穂高商業高校・南安曇農業高校を統合する安曇野総合技術新校(仮称)の再編実施計画懇話会の第2回会合が24日夜、池田町交流センターかえででで開かれた。全国各地の高校改革に携わった鳴門教育大学大学院学校教育研究科の藤村裕一特命教授を講師に、総合技術高校の先行事例と新たな学びの姿を共有した。
 小グループに分かれての意見交換を行い、藤村教授は3校の高校生と議論。高校生からは「農・工・商を全部できる人材を育てる学校になれば」「髪色などの個性もそのままに、自分から学びたいと思える環境ができれば」など前向きな意見があがっていた。
土石流対策 砂防えん堤完成 池田 「北湯沢」報告会と記念植樹

 県犀川砂防事務所が整備していた池田町会染滝沢の北湯沢砂防えん堤が完成し、25日は滝沢集落センターで完成報告会、現地で記念植樹式が行われた。土砂災害の被害を軽減させる施設で、安全に暮らせる地域づくりを一歩進めた。
 北湯沢えん堤は町道八代線に隣接。高さ6・5b、幅54bで中央に透過型スリットや管理用道路を備え、工事費は約1・7億円。令和3年に着工し、今年1月に完成した。
 報告会では、次期に工事する塩沢砂防えん堤の工事説明も行われた。
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