2024年7月11日(木)付

パリ五輪「金狙いたい」 白馬出身 スケボー永原悠路選手 けが乗り越え夢の大舞台へ

 パリ五輪スケートボード男子パーク種目に出場する白馬村出身の永原悠路選手(19)=太陽ホールディングス=が10日、村内で公開練習を行った。3年前の東京五輪は出場することができず、また大けがを乗り越えて立つ夢の大舞台。練習後に取材に応じ「表彰台、金メダルを狙いたい」と高く目標を掲げた。
 白馬には15日まで滞在する予定。「このパークはずっと滑ってきている。実家に戻ってきたような感覚」と笑う。地域や家族らの支援にも感謝し「自分1人ではここまでこれなかった。恩返しができるような滑りがしたい」と意気込んだ。
 同日は村主催の壮行会がウイング21であり、白馬から初めて夏の五輪に臨む永原選手を激励した。
バリトンとピアノ 魅力堪能 大町 ワンコインコンサート盛況

 大町市文化会館大ホールで7日、バリトン歌手で関電アメニックス観光事業部勤務の羽渕浩樹さん(50)と、同市大原町出身でピアニストの中村倫子さんが出演する「ワンコインコンサート」が開かれた。多数の市民らが鑑賞に訪れ、ナポリ民謡の魅力を堪能した。
 2人のホールコンサートは昨年に続き2回目。今回は羽渕さんの大町移住10年の節目を記念し、羽渕さんを主にナポリ民謡の魅力を広く伝える内容で行われた。
高山植物名称や解説記載 八方尾根自然環境保全協 トレッキングコースにラベル

 白馬村の八方尾根自然環境保全協議会(会長=丸山冬木・八方区長)は10日、高山植物の名称や解説を記載したネイチャーラベルを八方尾根のトレッキングコースに設置した。八方池山荘から八方池までつながるコースで行い、約60種類150枚以上のラベルを取り付けた。訪れた人に自然を楽しんでもらうとともに、植生保護に関心を高めてほしいと作業に精を出した。
 同協議会、村、索道事業者、地元区、地元観光協会、パトロールなどから約40人が参加。小雨が降る中での作業だったが、トレッキングコースを歩きながら高山植物の近くにネイチャーラベルを設置していった。
人口減少に率直な声 池田町 町民ミーティング始まる

 池田町は10日、町の人口減少について考える町民ミーティングの初回を町創造館で開いた。今月から8月にかけて全8回開催。本格的な少子高齢化に対してどう取り組むべきか、町民の率直な声を聞く試みが始まった。
 初回は20代から70代までの25人が参加。5〜7人ほどの小グループに分かれ意見を交わした。以前1万人以上いた人口は7月1日現在で9164人とここ数年で急激に減少、高齢化率も2020年に40%と大北で最も高い現状を参加者同士で共有。人口減少で想定される状況について「跡継ぎが帰ってこない」「農業者が減り耕作放棄地が増えている」「公共施設の維持が難しくなるのでは」などの声があった。
断熱構造学び古民家再生 松川 Ori絲 空き家DIY WS

 松川村で空き家となっている古民家を再生し、シェアキッチンやレンタルスペースなどとして活用する取り組みが進められている。6月30日は、空き家DIYワークショップ(WS)の第2弾が開かれた。村内外から9人が参加し、断熱構造について学びながら、作業をした。
 一般社団法人「Ori絲(おりいと)」が企画。役場近くの木造平屋を活用し、食を通して人や地域とつながれる場を作ろうと、プロジェクトを立ち上げた。内装業に精通する職員の伊藤祐平さん(35)と、一級建築士の裄V陽平さん(35)が指導した。建物の構造や耐震強度、断熱等級の制度や断熱のやり方などについて説明。開放部の断熱や気密性の大切さなどを伝えた。
 参加者らは、床断熱材の切断と設置、計測、ビス打ちなどを体験。苦戦しながらも、ささやかな達成感を味わっていた。
障がい者雇用学び情報交換 大町 がんばりやさんKウォーク企画

 大北圏域障がい者就業・生活支援センター「がんばりやさんKウォーク」は2日、市総合福祉センターで第2回「障がい者雇用セミナー」を開いた。市内の福祉事業所などから約20人が参加。長野障害者職業センター・障害者職業カウンセラーの唐澤真菜さんから、障がい者の雇い入れや職場定着を目指すために利用できる「ジョブコーチ支援」などの仕組みついて学んだ。
 セミナーでは今後、企業・事業所見学なども企画。Kウォークで主任就業支援ワーカーを務める中村和博さんは「一般の企業にも興味を持ってもらい、セミナーに足を運んでいただけたら」と、気軽な参加を呼び掛ける。
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