2024年7月21日(日)付

スペイン一行来訪 再会≠ヨ 大町25日 南部地域包括 そば切り音頭が縁 子どもたち 国旗で歓迎準備

 大町市で生まれた介護予防体操「信州そば切り音頭〜骨こつ南部包括バージョン〜」が縁となり、スペイン・カタルーニャ州からの一行が25日、大町を訪れる。体操を考案した市南部地域包括支援センターは4月、スペインのイベントでオンライン交流するなど「そば切り音頭で大町とスペインを繋げようプロジェクト」を展開。今回の再会≠ノ向けては、大町南小学校児童クラブの子どもたちにも協力を依頼し、歓迎のためのスペインの国旗を作った。
 スペインの一行は25日朝、南部地域包括支援センターのふれあいプラザに来所する。歓迎セレモニーやそば切り音頭の踊り交流、流しそうめん会などが行われる。牛越徹市長との面談も予定している。
小谷のキハダ 課題知って 山口真保呂さん 金沢で講演

 小谷村で生産されているキハダの歴史や現状、課題を広く知ってもらおうと、安曇野森も林りづくり企画(大町市)の山口真保呂さん(58)が、金沢市でこのほど開かれた黄おうばく柏シンポジウム(日本漢方生薬ソムリエ協会主催)で特別講演を行った。生薬として利用されているキハダが小谷でどのように生産され、将来に残していくため何が課題なのかを出席した協会員や医学関係者らに伝えた。
ひきこもり家族 悩み共有 松川 「ふらっと茶屋」11人集う

 松川村は、ひきこもりなどの悩みを抱える家族のための会「ふらっと茶屋」の本年度初回を16日、かぶろ会館で開いた。当事者の家族と支援者11人が集い、スタッフ手作りのお茶菓子を味わいながら、悩みや思いを共有した。
 参加者が家族に関する悩みや近況について話し、支援者らが自身の体験も交えながら、参加者に寄り添った言葉掛けやアドバイスなどを行った。
 心と体をほぐすストレッチやダンスを行い、「アイメッセージ」で伝えるコミュニケーション術なども学んだ。
大町と「四季」つながり関心 浅利慶太記念館 観光協会が穴場旅

 大町市観光協会が企画する信濃大町穴場旅ガイドツアーは13日、同市平の「劇団四季 浅利慶太記念館」で行われた。県内外から14人が参加し、劇団四季創設者の浅利慶太さん(1933〜2018)の足跡などに触れながら、大町と劇団のつながりに興味を示していた。
 浅利さんと信頼関係にあった記念館の浅野貢一館長がガイド役を務めた。この日は特別、記念館に隣接する舞台美術品の倉庫を公開した。参加者たちは倉庫内に収納されている舞台小道具の数々に目を輝かせ、「見覚えがある。クレイジーフォーユー(演目)だ」などと歓声を上ていた。
パリ五輪「がんばれ悠路!」 白馬 スケボー永原さんに期待

 パリ五輪スケートボード男子パークに出場する白馬村出身の永原悠路さん(19)。これまで冬季五輪で活躍する選手を数多く輩出してきた白馬から初の夏のオリンピアンとなり、地元は大いに盛り上がっている。「悠路がんばれよ」「メダルとってね」―。永原さんを昔から知る人からは、激励や表彰台を期待する声が上がっている。
 永原さんが創立時から所属しているスケートボードチームALUT(アルト)代表の内藤忠治さん(52)は「良くここまで来てくれた。夢のよう」と感無量の表情。横断幕を作成し、10日に親しい人らで壮行会を開き「見ている人に感動を与えられるような滑りをして表彰台に上ってほしい」と激励した。
 祖父の永原敏明さん(77)は各壮行会に参加し「こんなにたくさんの人が応援してくれて感謝しかない。涙が出てくる」と目尻を下げた。「悠路がオリンピックに出るなんて夢のよう。長生きして良かった」と喜んだ。
 村は永原さんの懸垂幕を村役場に設置した他、のぼり旗や横断幕を作成。大会のパブリックビューイングも予定している。
農に着目 特産品開発模索 池田の高瀬中 2年生 地域の工場見学

 池田町の高瀬中学校2年生は、総合的な学習の時間で「池田町に学び、池田町に貢献する」をテーマに活動している。農業に着目し、特産品開発を目指す2グループ12人が12日、水産・加工・販売を手掛ける辰巳(本社・安曇野市明科)の第二工場(池田町)を訪れ、ヒントとなる料理の試食と工場見学を行った。
 ガーデンハックルベリーを使った特産品開発に取り組む「花とハーブの里ガーデンハックルベリー生産者の会」の会員らが、ベリーの効用や活用法などを紹介した。
 生徒たちは、会で栽培されたベリーを使った巻きずしとパンを試食。色合いや食感、味などについて素直に感想を述べた。
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