2024年7月27日(土)付

経営難 老健「虹の家」廃止 北ア広域連合8年度末までに 赤字負担最大1億3000万円

 大北地域5市町村で構成する北アルプス広域連合は26日、広域連合が運営する大町市の介護老人保健施設「虹の家」を令和8年度末までに廃止する方針を示した。利用者の減少や人件費の高騰などの影響から、赤字経営が続き決断した。
 同日の広域連合議会全員協議会で事務局が説明した。これまでの正副連合長会議での議論や経営改善の取り組み、収支見通しなどを踏まえ、「支出に見合った収入は今後も得られない」との見解を示し廃止の結論に至った経過を説明した。
 さらに、廃止までは、現在の入所定員50人から42人に縮小することを説明。本年度に見込まれる赤字1490万円については、これまで赤字を補填してきた基金の残高も少ないことから、構成市町村の負担で対応していくことを説明し理解を求めた。
 廃止に向けた市町村負担の総額は最大で約1億3000万円に上るとみられる。
大糸線乗り謎解き£ァ戦 松本〜糸魚川駅間 10月31日まで 無料キットとスマホで参加

 松本市〜新潟県糸魚川市のJR大糸線沿線自治体などでつくる利用促進輸送強化期成同盟会(会長=牛越徹大町市長)は26日から、列車に乗りながら謎を解くイベント「大糸線謎解き〜9つの物語〜」を開始した。松本駅または糸魚川駅をスタートし、無料配布されるキットとスマートフォンで参加、両駅間で出題される9つの謎を解き明かしていく。10月31日まで。
 イベントは松本〜糸魚川駅間で行い、所要時間は3〜4時間。
 キットの配布場所は糸魚川市、松本市の観光案内所(いずれも駅構内)や、沿線自治体の観光協会など。
小学生 けん玉初の全国 白馬村のクラブ「K2Y2」所属 南小5年・小山君 8月東京へ

 白馬村を拠点に活動するけん玉クラブ「K2Y2」に所属する小山大斗君=白馬南小5年=が、8月に東京都で開かれる全日本少年少女けん玉道選手権大会決勝大会に出場する。5歳からけん玉を始め、初めての決勝大会に「自分の実力がどんなものなのか確かめたい」と胸を膨らませる。クラブには新メンバーも加わり、日々腕を磨いている。
 小山君は6月22日に上田市で開かれた北陸・甲信越地区大会で優勝。「去年は悔しい結果だったけど今年は頑張れた」と振り返る。飯森未来君=大町東小5年=は5位で「来年は3 位以上」と意気込む。田中怜君=白馬北小3年=は予選で敗退し「緊張してしまった。来年は頑張りたい」と前を向いた。
冬季五輪へ「SKIMO」強化 白馬 追加種目 指定選手が合宿

 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の追加種目となる山岳スキー競技「SKIMO(スキーモ)」の強化指定選手が20日から23日まで、白馬村で合宿を行った。来期24―25シーズンは五輪出場枠獲得を目指す重要なシーズン。合宿ではローラースキーや基礎的な動きを確認するなどし、冬に向け技術とモチベーションを高めた。
 スキーモは正式名称を「スキーマウンテニアリング」といい、山岳エリアに設定された上り下りを含むコースをスキーで周回するタイムレース。日本代表は混合リレーで1枠の大陸枠を獲得し出場を目指しており、中国が最大のライバルと目されている。
高瀬中生 GHBゼリー試食 辰巳と生産者の会 商品化へサンプル提供

 池田町の高瀬中学校2年生66人を対象に23日、町で生産されているガーデンハックルベリー(GHB)を使った商品開発に取り組む町内の企業・辰巳(本社・安曇野市)によって商品開発中のサンプルが提供された。「花とハーブの里ガーデンハックルベリー生産者の会」が育てたベリーを使ったゼリーを、生徒らが試食した。
 リンゴジュースをベースにレモン果汁とGHBを合わせた、涼しげな紫色の寒天ゼリーが提供された。試食した生徒たちは「おいしい」「食べやすい」などと平らげ、実も味見した。
浮いた!!ペットボトル船 大町南小 プール授業で「進水式」

 大町市の大町南小学校2年生が、1学期に生活科の授業でペットボトルの船作りに取り組んだ。プール授業の最終日となった19日、完成した船をプールに浮かべる「進水式」が行われた。
 4つのグループが、全校に提供を呼び掛けて集まったペットボトルを組み合わせてデザインを考えた。どうすれば水に浮かぶかを考えながらオリジナルの船を完成させた。
 児童たちは協力してプールに運び込み、浮かべた。どのグループの船もしっかりと水に浮かんだ。
トップページ 7月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2024 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.