2024年7月28日(日)付

稚児行列 まちなか華やぐ 大町 王子祭り 28日は子ども流鏑馬

 700年余りの伝統を誇る大町市夏の風物詩、若一王子神社例祭奉祝祭「若一王子祭り」が27日と28日、市内で開かれている。初日は子どもたちがきらびやかな衣装を着て中央通りなどを練り歩く稚児行列があり、かわいらしい姿に商店街一帯が華やいだ。28日は日本三大流鏑馬(やぶさめ)のひとつとして知られる県無形民俗文化財「子ども流鏑馬」などが行われる。
 頭に冠を載せ、化粧をした顔はきりりとした表情。色鮮やかな衣装に身を包んだお稚児さんが列をつくり、保護者に手を引かれて通りを練り歩き健やかな成長を願った。
落書き消して村内きれいに 白馬防犯協 電柱やシャッターなど

 景観改善や犯罪の抑止につなげようと、白馬村防犯協会(会長=丸山俊郎村長)は27日朝、村内で落書き消し活動を実施した。初めての開催で、約90人が参加し、電柱やシャッターなど約60カ所の落書き消しや、貼られているステッカーやシールをはがした。夏休みが始まり、本格的な行楽シーズンを迎える中、訪れる人が気持ち良く村内で過ごせるよう美化に努めた。
 村によると村内の落書きは増加しており、放置しておくと治安悪化や犯罪増加につながる懸念もあるという。活動は村交番の江森貴広所長が発起人となり防犯協会に協力を呼び掛けて実施した。
名古屋・静岡で観光プレゼンへ 北ア山麓育ち実行委 9月 参加事業者募集

 大北地域の各市町村や商工団体などでつくる「北アルプス山麓育ちin首都圏」実行委員会(委員長=宮澤敏文県議)は、9月に名古屋市と静岡市で実施する観光プレゼンテーション・商談会への参加を希望する事業者を募集している。
 名古屋・静岡会場ともに、大手を中心とした旅行業者の出席を予定しており、宮澤委員長は「大北から多くの観光事業者に参加してもらい、同地域への誘客につながる新しい企画をプレゼンしてもらいたい」と呼び掛けている。
 名古屋市での開催は9月11日、静岡では9月25日を予定している。
湿原にワタスゲ果穂揺れ 小谷 栂池自然園で夏の花見頃

 小谷村の栂池自然園は7月下旬、ワタスゲの純白の果穂(綿毛)や、たおやかな黄色のニッコウキスゲの花が見頃を迎えている。雪渓の残る雄大な北アルプスを背景に、咲き競う夏の花々を楽しめる。
 栂池ビジターセンターによると「今年は特にワタスゲの果穂が多く、ニッコウキスゲも多め、夏の花々は順調です。人気の花ではコバイケイソウだけが少なめ」と案内する。
 22日に訪ねると自然園の入り口、標高約1860bのミズバショウ湿原から近くのワタスゲ湿原にかけて、散策路沿いのあちこちでワタスゲの群生が見られた。
中学生 外来植物駆除に汗 池田の高瀬中 地区生徒会が高瀬川環境保全

 池田町の高瀬中学校(原毅校長、生徒195人)の地区生徒会は23日、高瀬川の河川敷で環境保全活動を行った。同町の河川敷などで環境保全に取り組む「高瀬川を愛する会」の協力で、炎天下、有害外来植物の駆除などに汗を流した。
 9グループに分かれて、12人の会員が同行。河川敷に生息するミヤマシジミなどの希少なチョウとその食草である在来種などを観察。非常に希少だとされる殻径6_前後のカタマメマイマイも発見され、居合わせた全員が興味を持って観察した。河川敷にはびこるムシトリナデシコやシナダレスズメガヤなどの外来種を根っこから引き抜いた。
大町水の学校℃s民が体験 学習旅行誘致協 青木湖でカヤックツアー

 大町市SDGs学習旅行誘致協議会(事務局=市観光協会)は27日、SDGs探究学習プログラム「水の学校」の一環で、市民を対象に青木湖でカヤックツアーを開催した。親子連れなど17人が参加。夏らしい暑い一日となり、参加者は湖の上をスイスイと進むカヤックを楽しみつつ、大町が誇る自然の豊かさや水資源の価値に理解を深めた。
 協議会では25の体験プログラムを作成し学習旅行の誘致活動に取り組んでいる。地元住民にもプログラムを通じて水とエネルギーの魅力や価値を再確認してほしいと全4回の市民見学会を開催しており、今回はその2回目。
 今回は水資源を活用したアクティビティーで水と触れ合った。カヤックは初体験という子もいて、最初は「こわい」と口にしていたが、湖に出ると笑顔を見せ、楽しんでいた。
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