2024年8月2日(金)付

北ア芸術祭 開幕へ50日 大町 街中にフラッグ 準備着々

 大町市の「北アルプス国際芸術祭2024」は、9月13日の開幕まで50日を切った。実行委員会は1日、芸術祭をPRするフラッグを市中央通り商店街に掲出した。3日には、JR信濃大町駅前の空き店舗に「信濃大町駅前インフォメーションセンター」の開設を予定するなど準備が進む。開幕に向け機運が高まっている。
 掲出されたフラッグは幅40a、長さ80aで同芸術祭ビジュアルディレクターの皆川明さんがデザインした「水・木・土・空」のアイコンが描かれた。大町駅前から大町名店街周辺までの沿道に約20b間隔で約100カ所に設置した。
一流講師迎え学び深める 大町 信濃木崎夏期大学が開講

 大町市平の木崎湖畔にある信濃公堂で1日、「第107回信濃木崎夏期大学(信濃通俗大学会主催、北安曇教育会運営)が開講した。地域の小中学校教員や一般住民らが参加。自然・人文・社会科学などさまざまな分野の第一人者から、専門性の高い講義を受け、多くの学びを得ている。
 初日は約200人が参加した。開講式で信濃通俗大学会の神野直彦理事長が夏期大学の創立の背景と経緯を紹介。「ここは人々が次の社会を創るために学び合おうという共同体の場。次世代をどうやって作ったらいいのかを、考える糧になってほしいと期待している」と式辞を述べた。
夏本番 北アで「涼しい」観光 小谷 栂池自然園 行楽にぎわう

 夏本番になり、観光シーズンが最盛期を迎えている。暑い夏を涼しいところで過ごしたいという人も多く、小谷村の栂池自然園では1日、夏休み中ということもあり子どもから高齢者まで多くの行楽客が訪れ、涼しい風を浴びながら北アルプスの山々や高山植物を眺め楽しんでいた。
 標高約1900bの自然園は同日、日中の気温が20度ほどで、ロープウエーで到着した人は「涼しい」と口をそろえた。好天に恵まれ朝は白馬三山の絶景も楽しめた。
涼しげ 竹のドームに願い 池田二丁目商工会 七夕プロジェクト

 池田町の二丁目商工会は、七夕にちなんだユニークなオブジェを同地区の町営まちなか駐車場に設置している。会員らの特技を生かし、自然素材を活用した涼しげな演出で、ひとときの憩いの場を提供している。
 切り出した約50本の竹で、ドーム型にしたオブジェとベンチを作った。風鈴や風車、ぼんぼりなどを飾り付け、カラフルに装飾した。水道管で作ったハート型のオブジェも設置。手作りの木製プランターを使った豪華な寄せ植えも彩りを添えている。
協賛35店で抽選券配付 松川村商工会商業部会 夏の中元売り出し

 松川村商工会商業部会は4日から14日まで、村内35の協賛店舗で夏の中元売り出しを行う。大抽選会は15日、大盆踊り会に合わせて安曇節会館北駐車場で行われる。
 協賛店での1回の買い物で1枚抽選券がもらえる。
 15日の「真夏の夜の大抽選会」は午後4時から8時まで、雨天決行。抽選券1枚で1回抽選ができる。1等は国産牛サーロインステーキ、2等は日用品など選べるお楽しみ景品、3等はパックジュース、4等はお菓子やポケットティッシュが当たる
60年節目 バス安全運行誓う 大町の扇沢駅 関電トンネル記念セレモニー

 立山黒部アルペンルート・関電トンネルのバス運行開始から60年となった1日、記念セレモニーが大町市平の扇沢駅で行われた。節目を祝い、今後も安全で観光客など利用者に楽しんでもらえる運行を誓った。
 扇沢駅と黒部ダムを結ぶ関電トンネルは、昭和39年(1964)8月1日にトロリーバスの運行を開始。2019年からは電気バスとなり、無事故で多くの観光客を運んでいる。
 セレモニーでは、黒部ダムへ向かう観光客や黒部ダムキャラクターの「くろにょん」に見守られる中、長年、安全なバス運行に従事する運転員2人に花束が贈られた。
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