2024年8月9日(金)付

大町からワールドスケートへ 白馬高2年 田井晴海さん インラインスケート日本代表に 「世界に負けない走り」を

 白馬高校2年生の田井晴海さん(16)=大町市大町仁科町=が、9月にイタリアで開催されるインラインスケートの世界大会「ワールドスケートゲームズ2024」に、日本代表選手として出場することが決まった。「世界の選手に負けない走りをしたい」と意気込みを語っている。
 昨年は中国河北省で開かれたアジア大会に日本代表選手として選出され、国際大会にも出場するなど躍進を続けている。世界大会出場は、5月の国内での選考大会を経て、ロードレースの結果と合わせ、正式決定した。
 世界大会では同クラブ所属の選手として出場する。種目は200b、500bなどのトラック競技に出場する予定。「まだ世界の大きさが分からないが、上位をめざしたい」と力強く語っている。
大人≠フ仲間入り603人大北各地10、15日 二十歳祝う式典

 大北地域5市町村で10日と15日、これまでの成人式に替わる二十歳を祝う式典が開かれる。同地域では本年度、603人(対象者)が大人≠フ仲間入りをする。
 各市町村の対象者数(転入転出含めた式典対象者)は、大町市が昨年度から31人減の291人、池田町が12人減の82人、松川村が5人減の124人、白馬村が10人減の80人、小谷村が1人増の26人となっている。
永原悠路選手(白馬出身)晴れ舞台 パリ五輪スケボー男子パーク

 パリ五輪スケートボード男子パーク種目が7日夜(日本時間)に行われ、白馬村出身の永原悠路選手(19)=太陽ホールディングス=は予選第2組で出場、大技を決めるも決勝に進めなかった。東京五輪に出場できなかった悔しさや、大腿骨を折る大けがを乗り越えて立った夢の大舞台。演技後のインタビューでは「まだまだ自分の旅は終わっていない。これから世界に羽ばたいていく姿を応援してほしい」と更なる飛躍を誓った。
 第2組に登場した永原選手は1本目のランでパリに向け用意してきた大技「キックフリップボディバリアル540(ファイブフォーティー)」を成功させ、100点満点中81・38をマーク。2本目と3本目はより高得点を目指したが失敗して得点は伸びなかった。第2組を終えた時点で暫定8位となったものの、15位で予選を終えた。
文化財「岡麓終焉の家」修繕へ 池田 JR財団が助成 実行委設立

 老朽化が課題となっていた池田町会染内鎌にある町指定文化財「岡麓終焉(おかふもとしゅうえん)の家」の応急修繕事業が、公益財団法人・東日本旅客鉄道(JR)文化財団から地方文化事業の支援対象と認められた。8日、助成金の受け皿となる実行委員会の設立総会が町教育会館で開かれた。施設を修繕し、その後の一般公開と町の文化の歴史の発信につなぐ。
 施設は疎開してきた歌人の岡麓が晩年を過ごした住まいで、遺徳をしのんだ有志により昭和55年に「内鎌草庵」として復元、歌碑が建立されたが、近年は老朽化。町では十分な予算化に至らなかったが、JR東日本長野支社の縁で財団の支援が決まった。
小学生 夏祭りで地域交流 池田 「放課後子ども教室」特別企画

 池田町の小学生を対象にした「放課後子ども教室」の夏祭りが7月31日、町交流センターかえでで開かれた。池田小と会染小の児童64人が参加し、地域の人たちと触れ合いながら、ひと夏のイベントを満喫した。
 地元の信州天野会太鼓による練り込み太鼓の実演と、演奏体験が行われた。子どもたちは柄付け太鼓を手に、メンバーの演奏と掛け声に合わせ、リズミカルに打ち鳴らした。口々に「楽しかった」「またやりたい」と話した。
携わった五輪 記念品展示 大町 「ゆーぷる木崎湖」で遠藤さん

 大町市平の「ゆーぷる木崎湖」のプール棟に、施設管理者の遠藤久さんが所有する、東京や長野五輪・パラリンピックの記念品を展示する「だれでもギャラリー」が設置されている。
 ギャラリーではボランティアスタッフのウエアやタオルなどを展示。五輪の風物詩ともなっている、世界中から集まった観客や関係者と交換し合った記念品のピンバッジなどもある。
 遠藤さんは五輪・パラリンピックに妻の由加利さんとともにボランティアとして運営をサポートし、選手の活躍を間近で見てきた。3年前の東京五輪では約4カ月間携わり、大会関係者が利用する資格認定証(アクレディ―テーションカード)の発行などを受け持った。
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