2024年８月14日付

2024年８月14日(水)付

第99回「安筑野球」開幕　池田お盆伝統９チーム熱戦

　第99回安筑青年野球大会（池田町野球連盟主催、大糸タイムス社など後援）が13日、池田町農村広場グラウンドを主会場に開幕した。中信各地から軟式野球９チームが参加、池田工業高校第２グラウンドとの２会場でトーナメントの熱戦を繰り広げる。
　13日午前７時から、参加９チームが集まって開会式が行われた。各チームとも精鋭選手がそろい、高校球児時代の甲子園経験者も出場する。前回優勝チーム「ゴールデンボールズ」の古畑颯太内野手（30）が「90歳の祖父に、『昔オレも出ていた』と聞き、99回の歴史を実感した。続けてこられた方々に感謝します。私たちは伝統を受け継ぎ、発展させていきたい」と選手宣誓した。

コタケマンさん「ドロまつり」　北ア国際芸術祭へ 40人作品制作

　絵の具となるのはドロ。作家が大町市内の数カ所で泥を採取、ていねいにこし、絵が描ける状態の「ドロ」にして準備した。大きな布を野外に広げ、作家本人と子どもを含む約40人の参加者たちが、塗ったり、まいたり、踊ったり、走ったり、転がったり、思い思いに描いてゆく。
　大町市内で９月13日に開幕する北アルプス国際芸術祭２０２４（実行委員会主催、委員長＝牛越徹市長）に向け、参加作家コタケマンさんの作品制作「ドロまつり」が12日、市内平のふる里村工芸館前の広場で開かれた。
　作品は大町の自然を舞台に、大きな絵が描かれる「やまのえまつり」。コタケマンさんは「そこにあるものを使い、自由に描こうとドロを用意しました」と話す。

中学生ＷＳサポート務める　松川中ちひろ美術館の展覧会で

　松川村の松川中学校の生徒有志24人は、安曇野ちひろ美術館で開催中の展覧会「いわさきちひろぼつご50ねん　こどものみなさまへ　みんな　なかまよ」をサポートする夏休みのボランティアに参加している。ワークショップ（ＷＳ）コーナーのサポートや平和を考えるＷＳのファシリテーターを務めている。
　「松川中学生ボランティアといっしょに平和を考えるワークショップ」の初回が10日に開かれた。子どもも大人も一緒に参加できるグループワークを通して、平和への思いやメッセージを言語化した。

音楽合宿の成果演奏で披露　白馬五竜名古屋の中高生弦楽コンサート

　白馬村のエイブル白馬五竜エスカルプラザで３、４、６日、村内で吹奏楽や弦楽合奏の夏季合宿を行う女子中高生らによるスペシャルコンサートが開かれた。最終日は、名古屋市の南山高等学校・中学校女子部器楽部が出演し、練習の成果を披露した。
　同校器楽部は、バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスで構成される弦楽オーケストラ。30年以上にわたり演奏技術の向上を目指して白馬五竜で夏季合宿を行っており、今年は中学１年生から高校２年生までの74人が合宿に参加した。
　演奏が始まると高山植物園の散策で訪れていた観光客らも集まり、弦楽の重厚な音色に耳を傾けた。

マットで啓発「ダマされてますよ」　大町ダスキンオビ製作詐欺被害防止

　清掃サービスなどを手掛ける大町市大町白塩町の「ダスキンオビ」（小尾直樹代表取締役）は、「電話でお金詐欺防止マット」を製作した。増加している特殊詐欺被害の防止につなげようと、以前の製品をリニューアル。地域住民の詐欺被害防止に一役買う。
　マットは、75㌢×90㌢サイズで、使用する事業所の名前が入り、市キャラクター・おおまぴょんが「アッ！その話ダマされてますよ！」と呼び掛け、電話でお金詐欺防止に協力している店舗であることを表した。長野県警・大町署の名前も入り、メッセージ性が強まっている。

〝大町〟らしいかき氷人気　大町中「イベントサークル」起業体験国営公園で初出店

　大町市の大町中学校コミュニティ・スクールの「イベントサークル」は11日、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で１日限りの「かき氷店」を出店した。地元食材を使用したこだわりのかき氷が人気を集めた。
　商品は寒天やフルーツ、かのこ豆を盛り付けた「あんみつ風かき氷」。ソースは地元農家の全面協力でイチゴやブルーベリーを収穫したり、池田町特産の桑茶パウダーを使って、３種類のかき氷用のソースを加工した。
　当日は入り口でチラシを配ったり、声を掛けて呼び込んだりするなど、ＰＲにも力を入れた。見た目も素材もこだわり抜いたかき氷は大好評で、味わった人が「おいしい」「アイデアが良い」と、口々に話していた。

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