2024年8月20日(火)付

町の歌高根音頭&怺へ 大町 「なごみ会」夏祭りで合唱

 大町市大町高根町で高齢者の居場所づくりに取り組む「高根町サロンなごみ会」が、地域住民が作詞作曲した「高根音頭」の復活に取り組んでいる。昭和20年代に制作されたとみられる歌で、10日に高根町公民館で開いた夏祭りでは集まった三世代で合唱。昔の情景を思い浮かべながら、地域の歴史にも親しんだ。会長の栗林貴子さん(79)は「町の歌があるところは他にはないと思う。歌を町全体に広め、今後は踊りもつくっていきたい」と意気込む。
 夏祭りでの歌を楽しむ会には住民30人ほどが集まり、昔の地域の情景を思い浮かべながら、ピアノの音色に乗せて高根音頭を歌った。
持続可能な経営に転換 小谷 古民家レストラン 繁忙期備え9〜11月休業

 オープンから1年を迎えた小谷村沓掛の古民家レストラン「NAGANO」が、人手不足や経営難などを背景に持続可能な運営に向け転換を図っている。9月から11月まで「繁忙期に向けた準備期間」として営業を休止し、12月から再開、すき焼きをメインとした料理を提供する予定。気軽に店に来てもらいたいと、8月中は料理の提供を休止してカフェ営業を行っている。
 カフェメニューはコーヒーや紅茶、冷たい玄米茶、クラフトレモネード、アルコール、白馬錦の酒かすを使ったチーズケーキ、干し柿のマスカルポーネなど。地元の人にも来てもらいたいと、小谷・白馬両村民は特別価格で提供する。
熱戦展開 大学女子ソフト 白馬カップ開幕 全国から16校18チーム

 全国の大学女子ソフトボールチームが白馬村に集結する「第16回白馬カップ大学女子ソフトボール大会」(実行委員会主催、大糸タイムス社など後援)が19日、村内で開幕した。県内外から16校18チームが出場。21日までの3日間にわたり、全国トップレベルのチームが熱戦を繰り広げている。観戦は自由に行える。
 大会はグリーンシーズンの誘客も兼ねて2009年から始まり、全日本大学選手権(インカレ)直前の前哨戦として定着している。今年は選手・関係者含め500人ほどが来村。インカレに出場する強豪校も6校参加している。
「乾杯条例」制定へ 説明会 22日 池田町議会 地酒・地ワインなど普及促進

 池田町議会は、町内特産のお酒や飲み物の普及促進に向けた「信州あづみ野池田地酒・地ワイン・ソフトドリンクで乾杯条例」通称・乾杯条例の9月定例会での議員提案・制定を目指して取り組んでいる。22日午後6時から、町民に向けた説明会を町役場中会議室で開く。
 町内には古くから造り酒屋があり、近年はワイン醸造所もでき、地酒や地ワイン・ソフトドリンクが特産品となっていることから、宴会などでそれらを用いた乾杯の習慣を広めることでその普及促進や地域の活性化につなげる狙い。
 町議会での議員提案による条例制定は、実現すれば「あづみ野池田いきいき食育条例」に続き2例目。
伝統の盆踊りに親しんで 松川の保存会 正調安曇節楽しむ

 松川村正調安曇節保存会は15日、「大盆踊り会」をJR信濃松川駅前の安曇節会館(旧セピア安曇野)北駐車場で開いた。住民らが輪をつくり、「正調安曇節」など地域の伝統の踊りを楽しんだ。
 盆踊り会は安曇節の踊り手を増やそうと、住民が帰省するお盆の時期にあわせ、地域の伝統に親しめる機会をつくろうと開催。参加者は浴衣などに身を包み、保存会による生演奏の「正調安曇節」や「信濃松川ふるさと音頭」などを楽しんだ。
松糸道の盛土 竹アートで表現 大町の住民団体 実寸大で制作へCF

 地域高規格道路松本糸魚川連絡道路(松糸道路)計画について考える機会をつくる住民団体「大町の未来を考える会」は9月3日まで、松糸道路の実寸アート制作のクラウドファンディング(CF)を行っている。大町市街地区間で予定されている盛土道路を、竹を使い実寸大で表現する計画。
 市街地区間は、交通の円滑化やまちづくりとの連携などで優位性の高かった市街地に最も近いCルートを最適ルート帯としている。
 アートは、松糸道路のインターチェンジ計画地の大町市常盤上一北信号交差点から南に約300bの個人所有の畑に、竹製で高さ6b、幅30bの盛土道路を表現する予定。来月13日にオープニングイベントを予定し、11月初旬まで展示する。今後の大町のあり方を多くの人にイメージしてもらう計画だ。
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