2024年8月22日(木)付

元気に登校 2学期へ抱負 大北の小学校 始業式

 大北地域の各小学校で2学期が始まり、児童たちが元気いっぱいに登校している。友達との久しぶりの再会を喜び合いながら、夏休み中の楽しい思い出を語り合っている。
 大町市の大町南小学校(大野技校長、児童数229人)では21日、全校児童が体育館に集まり始業式が行われた。児童代表が2学期の目標を発表した。
 式の後、児童たちは各教室で宿題や工作、自由研究などを提出した。それぞれに過ごした夏休みを振り返り、1年で最も長い2学期を元気にスタートさせた。
大北を自転車の聖地≠ノ 有志団体北ア振興会 実業団合宿誘致など活動

 大北地域をサイクリングの聖地として活性化しようと、有志でつくる団体「北アルプス振興会」(割田俊明代表)が取り組みを進めている。ロードレース大会の開催や、合宿の誘致などを計画しており、今月19〜21日には神奈川県を本拠地に活動する実業団チームを誘致して試験的に合宿を実施。大町市・白馬村・小谷村でコースの試走などを行い、今後の可能性を探った。
 合宿は、アマチュアの「OVER RAGE RACING TEAM」を誘致。チーム代表兼監督の中田碧海さん(20)、顧問の北田司さん(65)が割田さんと知り合いで、振興会のメンバーであることもあり実現した。
ペットとゴンドラ 山頂散歩 白馬・小谷の観光施設 ペットツーリズム受け入れ進む

 犬や猫などのペットとともに旅行を楽しむ「ペットツーリズム」の人気が高まり、白馬エリアの観光施設で受け入れる動きが広まっている。白馬村の白馬観光開発は今夏から、八方ゴンドラリフトでペット同伴の乗車を解禁。これにより、グリーンシーズンに営業している白馬・小谷両村にある全てのゴンドラでペット乗車が可能になった(途中までなど一部制限あり)。
 白馬村観光局などによると、ペット連れの観光客は元々いたが、近年になり受け入れ可能な施設が増えてきた。ゴンドラでは八方と岩岳マウンテンリゾート、白馬47が山頂まで乗車可能で散歩などが楽しめる。五竜高山植物園ではゴンドラ乗車はできるが園内には入れず、山頂駅で預かる。
 小谷村栂池高原ではゴンドラ中間駅まで乗車でき、ドッグランが整備されている。また白馬乗鞍の白馬アルプスホテルは昨年9月から全210室のうち9室をペット同伴可能とし「ペットフレンドリー・リゾート」を進めている。
子どもたち 魚つかみ取り水遊び 白馬 「平川を愛する会」が催し

 白馬村内の有志でつくる「平川を愛する会」(池田光夫会長)は17日、平川で水遊びを楽しむイベントを開催した。村内の子ども約30人と保護者が参加し、水生生物の観察や魚釣り、つかみ取りを体験。川の中で思い切り水に濡れながら楽しそうな声を上げ、自然に親しんだ。
 つかみ取りはイワナなどを放流し、子どもたちは必死になって追いかけたり岩の下を探した。「いた」「逃げた」「さわった」などあちこちで声が上がり、見事に捕獲すると満面の笑みを浮かべていた。子どもたちはカワゲラなどきれいな川にすむ生き物の観察や、名人に教えてもらう渓流釣りにも挑戦した。
ちょっとこわい夜の美術館 松川 ちひろ館 開館時間延長

 松川村の安曇野ちひろ美術館は17日、開館時間を延長し、恒例の「夜のミュージアム」を開いた。夕暮れ時から夜にかけて、大勢の人たちが浴衣姿などで来館し、いつもと一味違う美術館を満喫した。
 「ちょっとこわいおはなしの会」では、村図書館の棟田聖子館長と美術館職員による、お化けにちなんだ絵本の読み聞かせや素話が行われた。くすっと笑える話や背筋が寒くなる話に、子どもも大人も引き込まれていた。
松糸道新設「反対」に4952人 大町 「考える会」県に署名提出

 県が進める地域高規格松本糸魚川連絡道路(松糸道路)で、大町市の有志でつくる「松糸道路と大町を考える会」は21日、市街地区間における松糸道路としての新設道路計画に反対する4952人分の署名を県大町建設事務所に提出し、反対署名の受け止めなどについて阿部守一知事からの回答を求めた。
 署名活動は今年2月から本格的に取り組み、今月16日までにインターネットによる回答も含め県内外から集まった。同会は署名活動の中で、「松糸道路の大町市街地ルート案の中止を求める」とした上で、▽市内にはすでに道路が多くあり渋滞もない、それなのに250億円以上もの税金が使われる、▽(市街地で計画される)盛土道路は景観を壊す―などと指摘している。
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