2024年8月30日(金)付

地元作家の水・山作品選ぶ 大町美術展「セレクション」 文化会館で来月8日から

 地元作品を一堂に集めた「2024信濃大町美術展・おおまちセレクション」(大町市、市教育委員会、実行委員会主催、大糸タイムス社など後援)が9月8日から、市文化会館特設ギャラリーで始まる。2021年に続き3回目となり、名称が変わった。市の水道事業が100周年を迎えることから、「水」と「山」をテーマに関連作品を展示。会期は23日まで。入場無料。
 今回は市内所蔵約30点、地元ゆかりの作家約30点の絵画や工芸、彫刻、書などの芸術作品を展示する予定。市内の山や水を描いた作品やそこからインスピレーションを受けた作品などを見ることができる。(写真は2021年に開かれた美術展ベストセレクションin信濃大町)
八坂診療所 週3日で再開 9月2日から 美麻の飯島医師が兼務

 医師の退職に伴い休診していた大町市運営の国民健康保険八坂診療所が9月2日、診療を再開する。医師不足に伴い当面の間は、これまでの週5日から週3日の診療となる。市役所民生部市民課は、市八坂支所の隣で建設が進む新診療所の完成も間近かに控え、新たな医師の確保も含め充実した医療体制を早期に整えるとしている。
 飯島医師と大町病院の医師が交代で診療にあたる予定で、診察日時は当面、月曜日が午前9時から正午まで、火曜日が午後1時半から5時まで、木曜日が昼間の休憩をはさみ午前9時から午後5時までとした。
ナラ枯れ 危険木を優先処理 白馬村 「すべて処理」は対応限界

 白馬村内で拡大しているナラ枯れ被害について、村は29日、対策会議を開いた。これまでの対応について行政や委託業者が報告した他、今後の方針について協議。倒れた場合に人や人家などに影響がある危険木に加え、昨年度は景観対策としての伐倒も行ったが、すべて処理するのは限界があり費用も掛かるとし、今後は危険木や、地域として保全していきたい木に絞り対応すると確認した。
 危険木などに絞り防除対策を実施していくことについて、村の担当者は「景観対策でも実施したが、止めることができなかった。全てを対策するのは不可能」との認識を示した。
白馬の園児 魚つかみ歓声 大北漁協 大町「わっぱらんど」で

 淡水魚に触れて自然と関わる楽しさを感じてもらいたいと、大北漁業協同組合連合会(会長=長澤正彦・北安中部漁協組合長)は29日、白馬村の信学会白馬幼稚園の年長児を招き、魚のつかみ取りを大町市平の「わっぱらんど」で開催した。園児18人が水の中に入り「冷たい」「逃げられた」「捕まえた」と元気な声を響かせ、スイスイと泳ぐニジマスを追いかけた。
 この日は気温が下がり水が冷たかったが、園児たちは気にせず元気良く走り回り、水しぶきを上げていた。放流したニジマスは100匹で、端に追い詰めたり、大人に手伝ってもらいながら次々と捕まえていった。魚は各家庭に持ち帰った。
地域農業循環 自給圏へ 池田町長 「スマートテロワール構想」

 池田町の矢口稔町長は28日夜、町交流センターかえでで開いた「池田町の農業を考える会」で、町の新しい農業構想として地域内で循環する農村自給圏を目指す「あづみ野池田スマートテロワール構想」を示した。町の目指す農業の方向性を明らかにし、協力して取り組むことを求めた。
 「あづみ野池田スマートテロワール構想」の各単語の頭文字を取り「アイシテル」を愛称に。理念として▽地域資源の最適活用、▽デジタルと伝統の融合、▽地域コミュニティの活性化―を掲げた。取り組みの実例として▽地域計画策定による農地のゾーニング、▽消費者ニーズから逆算して生産する「地消地産」―などを提案した。
夏楽しむ発見 学び多彩 松川・ちひろ公園「おでかけホリデー」 野外調理・自然観察など体験

 松川村の安曇野ちひろ公園は24日、さまざまなメニューを体験できる「おでかけホリデー」を開いた。厳しい残暑の中、多くの親子連れが参加し、夏を楽しむ多彩な体験を通して、晩夏の公園で遊びつくした。
 園の畑で採れたトマトを使ったトマトジュース作りや、同園で作ったトマトソースを使ったピザ風おやき作りなど、この場所ならではの食体験を行った。収穫体験や野外調理も楽しんだ。
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