2024年11月8日(金)付

四季風景と大糸線切り取る 利用促進期成同盟会 来年のカレンダー写真決定 表紙に池田の牧寄さん作品

 大北地域の市町村などJR大糸線沿線自治体と関係団体でつくる大糸線利用促進輸送強化期成同盟会(会長=牛越徹・大町市長)が作製する「2025年大糸線カレンダー」の掲載写真が決まった。県内外のプロアマから集まった156点から、表紙と各月を飾る計13枚が選ばれた。いずれも列車のある風景を中心に沿線の四季折々の姿を切り取る。完成したカレンダーは12月上旬、沿線各市町村などで無料配布となる。
 採用写真の審査は、同盟会の事務局を務める大町市役所情報交通課交通政策係が中心となり行った。表紙に選ばれたのは、池田町の牧寄芳彦さんが白馬村内で撮影した写真で、青空が広がる中、残雪の北アルプスと列車が水田に映り込む様子を捉えた。
柴又に響く源流美麻太鼓 東京 「寅さんサミット」で大町発信

 大町市の源流美麻太鼓(保科充志会長)が2日、東京都葛飾区柴又で開かれた「寅さんサミット」に出演した。勇壮な太鼓演奏を披露し、映画「男はつらいよ」シリーズでロケ地となった大町の魅力を発信した。
 サミットは、映画のロケ地となったゆかりの地域が集結し、寅さんやロケ地の魅力を発信するイベント。
 サミットは2日と3日に開催され、源流美麻太鼓は2日に出演した。あいにくの大雨だったが、ステージ演奏時には雨もおさまった。メンバーは特設ステージで勇壮な演奏を披露し、来場者の感動を呼んだ。
ヘルメット着用率91・3% 白馬高 グッドチャリダー@D秀校に

 自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化され、県警本部が「信州グッドチャリダーモデル校」に指定した県内の高校24校の中から、白馬村の白馬高校が着用率が高い優秀校に選ばれた。県警交通部交通企画課の甲田隆穂課長が6日、同校を訪れ、表彰プレートを贈呈した。
 県警は道路交通法改正の周知とヘルメット着用の促進を図ろうと、本年度24校をモデル校に指定。1学期の着用率調査で茅野市の東海大学付属諏訪高校が98・8%で1位、白馬高校が91・3%で2位となり、2校を優秀校として表彰した。24校の平均は35・8%だった。
民生委員 車いす製作見学 松川村協議会 岐阜の会社へ視察研修

 松川村民生児童委員協議会(西山忠生会長)は10月24日と25日、視察研修を行い、岐阜県の車いす製作会社・松永製作所を訪問した。介護などで車いすの需要が高まる中、トップクラスのメーカーを視察し、実情を知った。
 同社は車いすやストレッチャーなど介護・医療分野での製品をそろえる。国内の車いす製作大手4社のうちでもトップクラスとされ、多様な用途に合わせた汎用製品から個人用にカスタマイズされたオリジナルの車いすなども製作している。
自然と信仰思い馳せ火まつり=@池田 住民有志 高瀬川河川敷で

 いにしえの暮らしや信仰に思いを馳せる「高瀬川火まつり」(実行委員会主催)が10月27日、池田町二丁目の高瀬川河川敷で開かれた。100人以上が来場し、身近にある豊かな自然に親しみ、自然を敬いながら、祈りをささげた。
 藤尾山覚音寺(大町市八坂)の與儀龍祥住職ほか、8人の行者らが法螺貝を吹きながら、修験者の装いで入場。結界の中で大護摩を執り行った。
 河川敷で伐採されたハリエンジュの丸太で組まれた護摩壇に、たいまつで点火し、祈祷した。おき火になり、結界が解かれると、会が用意したヌルデの護摩木を来場者が順番に火の中に投げ入れ、無病息災などを祈願。お加持も受けた。
池工生 教室で現場見学=@建設業協と県 「遠隔臨場」の技術体験

 県建設業協会大北支部と県大町建設事務所は10月31日、池田町の池田工業高校建築学科2年生を対象に現場見学会を開いた。教室にいながらリモートでリアルタイムの現地を視察できる「遠隔臨場システム」を生徒12人が体験。建設現場の最新技術に触れ、働く環境が改善された建設業の「今」を知った。
 遠隔臨場システムは現場と事務所をネットワークでつなぎ、映像と音声を記録・配信することで検査業務等の効率化を進める取り組み。
 現地ではヘルメットにウェアラブルカメラを装着した担当者が実際に現場を歩き、建設途中の建物の姿を教室のパソコンに送り込んだ。生徒は「普段は入れないところまで見れてよかった」などと話していた。
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